あ!その一言が命取り!! | 「人の痛みがわかり、患者さんを身内の如く」を心がけている歯科医院です。

「人の痛みがわかり、患者さんを身内の如く」を心がけている歯科医院です。

医療の基本がお互いの信頼関係の構築と考えています。
患者さんの素朴な疑問に「傾聴する」姿勢が最も大切と考えています。
「相手を思いやる気持ち」を大切に、
前向きに研鑽を積んでいきますので、皆さん御教授の程、お願い致します。

今日は区会で明日の茸山の入札の手順について説明を受けました。

診療をしていて、ドクターのついうっかりの発言は患者さんに対して

大きなダメージを与えることがございます。

人間正直は美徳と言えども相手の立場に立てば(ましてや、病んでいる患者さんに対しては)

「気に障る言葉」は特に気をつけないと大変なことになります。

いくら、ドクターに悪気がなくとも、プロとしては、いただけないことになります。

事実であったとしても、たとえば、

「うわー、汚いねー」「こりゃ、ひどいねー」「何でこんなになるまでほかっていたんだ」
「この出歯はさんまさんだねー」・・・

等の患者さんとてそれを承知で歯科医院に助けを求めてきていただいている

という基本路線から間違っていると思います。

患者さんの立場からいえば、

「何も、そこまで、言わなくても」・・

他にこれもいけない代名詞

「保険でやると、すぐに壊れますよ」「もっとお金を出さないと、良い具合にはなりませんよ」

この一言で、ドクターの人間性と底の浅さが見えてしまいます。

ひいては、患者さんの不信感を増大させる発言であると思います。

これは、接遇講座を高いお金を出して、何度聞こうとも基本がなされていないと思います。

常に、相手の、心理、立場、心情、性格、経緯、・・を十二分に配慮しなければなりません。

誰しも、自分ではまずまずと認識している所に上から物を言うとしか相手にはとられません。

つまり、現症をとらえて、

「これは、ひどいなー!」「なんてことだ!」「ここまで放置するとは」

なんていわれたら、自分の立場に置き換えれば即座に答えは出ると思います。

いかにもその人の人格や、生活習慣を全面否定していると取られてもいたしかたないと

思います。

どこかが、具合が悪く診てもらったら「これは、万事休すです、よくなることは期待しないでください」

なんていわれたら、私でも、

より、失意のどん底に落とされてしまいます。

私は、当初からこのプロブで述べたいことは、

「自分はいいだろうか」「行きたくないけど行こう」「どうなるんだろう」

と不安で満ち満ちた人に対しては私なら、

「大丈夫ですよ」「心配なさらないでくださいね」「まだ良かったですよ、今なら」

と相手を勇気つけて、伏せた気持ちを、前向きにさせる発言が極めて大切であると思います。

ドクターの何気ない一言、

「あーしまったー」「どうもうまくいかないなー」「くそー、この、根はなんてくせものだ」

なんて、小声で聞こえようものなら、私なら、一目散に逃げて帰りたくなります。

診断とて、言葉のウエートましてや、「ドクター」の言葉のウエートの重さを絶えず

認識していないと却って希望を失わせて、治る物まで治らなくなってしまうと思います。

歯だけを見れば事足りた時代は過ぎ去り、

患者さんの全身状態、性格をも配慮してあくまで「生身の人間を扱かっている]と言う認識こそが

極めて大切と思います。    http://www.mizutani9620.com