医師とても常識人でありたい | 「人の痛みがわかり、患者さんを身内の如く」を心がけている歯科医院です。

「人の痛みがわかり、患者さんを身内の如く」を心がけている歯科医院です。

医療の基本がお互いの信頼関係の構築と考えています。
患者さんの素朴な疑問に「傾聴する」姿勢が最も大切と考えています。
「相手を思いやる気持ち」を大切に、
前向きに研鑽を積んでいきますので、皆さん御教授の程、お願い致します。

医学部も、歯学部も、薬学部も、獣医学部も、
すべて、医療関係の仕事に、つくには、まず、大学入試の難関を突破せねばなりません。

大学に入ると、教養のときは「いいぞー、これなら、家庭教師もできるし、そこそこ女子大生にも
人気があり、合コンでも、引っ張りだこ」

てな具合で、夢心地の日々が続きます。

ところが、3年、4年、5年と上に行き臨床科目になり、実習も厳しくなり、5年後半から
ポリクリ(臨床予備実習)ともなると、「あー歯科医師になるんだなー」

と言う、モチベーションが上がってきます。

そして、地獄の臨床実習。 実際の患者さんを、生まれて、初めて、歯を削る、入れ歯を作る
かぶせ物を作る、歯周病の治療をする、歯を抜いてみる、麻酔をしてみる、・・・

夜遅くまで技工をして、口頭試問の嵐。

さあ!卒業だ。次に控えるは、国家試験。(我々の頃は、総入れ歯の配列、金属のWAX UP
(金属になる前のWAXによる形作り)、歯型彫刻(歯の形を石膏で形作りする)

卒業して勤務に行くと、ナースの方々は「先生、なになにです。先生見てください」・・

未熟で、まだ、なにも間に合わなくても、肩書きは歯科医師(先生)。

今までの、辛い、厳しい時代も、現在の、勤務医という安楽のポジションにつくと(開業医はまた、大変ですが)いつしか、世間の一般常識をも忘れて
自分の力以上の高級外車に乗る(乗ることは自由ですが)、高級クラブに行き、何かもてたような
錯覚に陥る(現実におもてになる先生も多いですが)、投資にのめりこむ、技工士さん、材料屋さんを、
いかにも、自分のこま使いくらいに思う・・・

枚挙に暇がありません。(これは、一部の人ですべてではありませんし、非難ではありませんが)

この人たちが、親の援助、妻方の援助当によりひとたび、開業すれば
もうそこには、「人の意見なんか聞くか。おれは俺流」

なんて暴君ネロのようになりかねません。

だがバブルの崩壊は、日本経済に大きな痛手を与えたものの、
かつて「権勢」をほこった「非常識な経営者」を払拭するという、プラスの効果さえもたらしたと
いえないことも、なかろうと。

横着で無計画、どんぶり勘定歯科医師はこの15年でほとんど見られなくなりました。

若い後輩の歯科医師は、言葉使い、服装、行動も真面目、遊びもも控えめの歯科医師が多くなりました。

歯科医院数の増加、人口の減少、健康保険制度の変貌等
自分の力だけで即時解決できる問題でもありません。

これからは、医師として優れているのは当然でありますが、「経営者としての常識的経営判断力」
を兼ね備えた歯科医師同士が、切磋琢磨しながら、お互い凌ぎあいより良い医療を
患者さんに提供できるのではないかと思います。

「うーーん、昔は・・当時は・・いまどきの・・」

なんでも人のせいにしたがる人も見受けられますが、その方々はどんな業種においても
やがては行き詰まるやもしれません。