心療内科といわれる科がある様に、心療歯科といわれる部門が最近注目されつつあります。
歯科に対する、不信感、
歯の痛みが高じての心の病、
心の不安が歯の病気を引き起こす、
これらを解決すべく出来たのが心療歯科と言われる物です。
では、歯科のどんな所に苦手意識があるのかと言うと、
何の説明も無く、いきなり歯を削られた、
子供の時に、当然子供ながらに、治療が怖くて泣いたら、叱られて、罵声を浴びせられ、
挙句の果てには網の様な抑制器具で体を縛り付けられた、
歯科医に口の中にミラーなどを入れられるだけで、吐いてしまう、
歯並びが悪いので行くと、いきなり「これはひどい!」「何て汚い歯なんだ!」と言われたのが
今でも引きずっている。
また、前突(出歯)で人に笑われるというコンプレックス。
下顎前突(下顎が前に出ている)で、人に「ゴリラ」と冷やかされる。
では、診療歯科では、何をするかと言うと、
1.歯科医に対する恐怖心や、不快感を取り除く
2.歯とストレスの関係を考慮してくれる
3.現在の所、通常の歯科治療の分だけが治療費となる
4.まだ、正式な資格、免許はない
5.心療歯科医の絶対数はきわめて少ない
ストレスがキャパシティーを越えると、体の弱い部分に症状があらわれ、
この種の病気は体のその部分だけを治しても解決されにくい。
ただ、現場の立場で言えば、通常の2倍近く時間をかけ、患者さんの、心の病をも見極める事は
現実には難しいかも。
私の所では、大人、子供にかかわらず、じっくりと、腰を据えて、相手の症状、訴えを、心を
開いて聞いいてあげるように心がけています。
これから、この分野も時代の流れで、必要視されてくると思います。 http://www.mizutani9620.com