精神力 | 「人の痛みがわかり、患者さんを身内の如く」を心がけている歯科医院です。

「人の痛みがわかり、患者さんを身内の如く」を心がけている歯科医院です。

医療の基本がお互いの信頼関係の構築と考えています。
患者さんの素朴な疑問に「傾聴する」姿勢が最も大切と考えています。
「相手を思いやる気持ち」を大切に、
前向きに研鑽を積んでいきますので、皆さん御教授の程、お願い致します。

今日も診療が無事終わり、明日は休診日です。

開業仕立ての、若い頃は、自分も意気に燃え「さあ!やるぞー!」と
決意新たにスタートしました。

私はあるテナントの一角の歯科医院を世間で言う居ぬきで買い取りました。

そこは、名古屋の法人格が経営していて、次から次へとドクターを、入れ替わり立ち代り送り込んで
いたそうです。

私はある、材料屋さんの紹介でこの物件を紹介されました。
新規の開業はテナントでもかなりの金額が必要で、私は勤務医時代にこつこつと蓄えた資金の
一部を頭金として、銀行借入して始めました。

最初の日は2人、二日目1人、三日目3人・・・・
この極めて厳しい状況は夏まで続きました。

「さすがに、患者さんが引いた、歯科医院、厳しいなー。評判がマイナスからのスタートだなー。
しかし、ここで、諦めて父を頼るのは、もうこれ以上親のすねをかじれば、私は、一生人を
当てにする男になり、ここで、引き下がる訳にはいかない!」

と、決意を新たにがんばりました。 食事は毎日焼きそばライス。
途中で胃潰瘍になりそうになりました。(そこで、肉にあたり、それ以来肉がだめになりました)

精神は、毎日の、来ていただいた一人一人に精魂こめて対応すればわかる人はわかるであろうと。

特別に器用でもなければ不器用でもない私は何をすべきか?

毎日毎日苦悶の連続でした。
ある患者さんが「先生は、どこから来たの? しかし、先生は頭が低いね、感心するよ」
ある人は「本当にわしの為にこんなにやってもらったことは、ないよ」

あーーそうか! 相手を重んじ、親身になり、損得抜きでの体当たり。これだ!!

夏休みを境に、少しずつ患者さんも増えてきて、スタッフも増やすことができました。

そこで数年して現地に医院併用住を新築移転しました。

持ち前の粘り強さと、余り人のせいにはしたくない性格と、小さい頃から父に
「頭をたれる稲穂かな」と教えられ、驕りこそ人間をだめにすると言う教え。

自立神経自体をコントロールすることはできなくても、感情をコントロールする力を
強くすることで、間接的に自律神経をコントロールする。

つまり、精神力を強化すれば、おのずと自律神経をも異常をおこさなくなると思います。

「心頭滅却すれば火もまた涼し」・・・

今歯科界はうんぬん、暗黒時代・・色々言われていますが、
根底には、なにがなんでも、親身になり、この、目前の一人を大切に扱い
ドクター、クランケという上下関係ではなく、お互い協力して疾病を治すんだと。

昔の思い出、今こそ私は持ち前の粘り腰で事にあたりたいと思います。http://www.mizutani9620.com