今歯科医療は大きな転換期を向かえた。
厳しい現場の、現状ばかりが、耳に聞こえてきます。
何らかの「接客セミナー」 「スタッフ教育実践講座」「患者様に好かれる医院の為に」・・・
スタッフ教育にしても、 院長自らが仲間内で「最近の若い者は・・」 「挨拶すらできない」
「返事もしない」 「公私混同している」 「注意すると、すぐに、不機嫌をあらわにする」・・
しかし、良く考えてみればおわかりの様に、その、人たちを採用したのはほかならぬ、院長御自身では?
マニュアル通りに、徹頭徹尾やろうとしても、相手がついて来ないとか、思った通りに変化しないと、
それは、もう、鬼のような顔をして、叱り飛ばしたりする方もお見えになるそうです。(ある、セミナー
のお話しですが)
しかし、スタッフとて人間であり、如何に院長に使われていようとも(この考え方は、個人的には
嫌いですが)サイボーグではなく、血の通った人間なんです。
一番いけないのが「君たちで研修に行って来い」「私はゴルフだ」
なんてのは、本末転倒であり、院長のなすべき業務の放棄とも取られかねないと思います。
私は、あくまで、マニュアルはマニュアルで、現場は、100人100様と考えています。
それを、うまく、指揮者のごとく、使い切るのが院長の裁量であり、度量と思います。
20数年間、開業医をやらせていただき、本当に、私は、患者さんと、従業員に感謝しています・
最重要ポイントは「いらっしゃいませ、・・・へ」の言葉ではなく、院長自らが、率先して、笑顔で、
明るく挨拶をすれば、院長の後姿を見て、自ずと、スタッフは感じて、見習うと思います。
だれしも、作り笑いでなく、心の奥底から「こんにちはー、当院を選択してくれて、ありがとう」
ぐらいの、気持ち、感謝の念があれば、自然に立ち振る舞いも相手の心に響く事になるんでは。
よく、われわれも、尊敬に値すべき人がいたら、一番いいのは、その人の門下生になり、そばに、いることだと教えられました。
つまり、弟子は、その、技術面のみならず、その、振る舞い、生き方そのものを、悪い言い方をすれば
盗むことなんでは。
人生とは良師さがしであるといっても、過言ではないと認識しています。
医院経営に向かない、歯科医師(人間的に)にとり、開業か苦難の始まりであるとも言えよう。
「禍福はあざなえる縄のごとし」 「艱難辛苦己を玉とする」「苦あり楽あれ」「七転び八起き」
私も、患者さんに、(様というのは、どうも・・)「先生ありがとう!」「よく、食べれて、肥えちゃったよ」「前歯を治したら、明るくなりましたよ」「先生にお話ししたら、気持ちがすーとしたよ」
「先生の言うとおり抜かなくて良かったよ」 「先生が粘り強く治療してくれたので、自分の子は
歯科が怖くなくなったよ」
では、喜びや楽しさを、みじんも感じられないとしたならば、どうか?
それには、自己分析して、「今の自分には何がたりないのか?」を考え、
「こんな性格になりたいなー」 「こんな人間になれたらなー」という、明確な目標を持ち
まず、身の周りよ良く見渡し(現場100遍)
まず院長自らが、できる、小さなことから、率先垂範してどんどんと行動に移すことを
頭ではなく、体で教えることが大切と思います。
私は最近安易なマニュアル本とか、こうすれば早道100選の類には
いかがなものか?と考えています、
あくまで、自分流のどこにも無い水谷流のオリジナルをより、人間性を磨いて
増やしていきたいと、思っています。 URL http://www.mizutani9620.com