基本に忠実に | 「人の痛みがわかり、患者さんを身内の如く」を心がけている歯科医院です。

「人の痛みがわかり、患者さんを身内の如く」を心がけている歯科医院です。

医療の基本がお互いの信頼関係の構築と考えています。
患者さんの素朴な疑問に「傾聴する」姿勢が最も大切と考えています。
「相手を思いやる気持ち」を大切に、
前向きに研鑽を積んでいきますので、皆さん御教授の程、お願い致します。

全て、物事は基本の上に成り立っていると思います。
歯科の技術においても、難症例は気合を入れてだれでもすると思います。  

しかし、日常茶飯事の、虫歯の治療、歯石取り、型、詰め物などなど経験が長くなれば長くなるほど
確かに考えはしていても、瞬間に体が(つまり指が)動いています。 

根の治療にしても大学時代とは比べ物に成らないくらいスピードが要求されます。
何度も、満足のいくまで根の中に薬を入れずに薬の交換・・
無菌に成って初めて薬を入れる言うのが教科書であります。

根の管(根管)が詰まって中々器具(リーマー)が通らない。
実に基礎工事の大切な仕事であるが、保険制度では余り優遇されていない?
(これはあくまで、保険点数の事で顰蹙をかいそうなので流してください)

しかし、その上に被せる金属等(補綴物)が長持ちするかどうかの一基準となります。
これらは我々開業医を訪れる、ほとんどの方に行う、ベーシックな医療行為です。
  
あのプロ野球のイチロー選手でさえもWBCにおいて全体練習の開始90分も前に来て必要な準備
をしてから全体練習に参加したと報じられました。

これは、彼のWBCに対する熱き思いと言うよりもむしろ
プロとして日常行っている、行動の一こまにすぎないのです。

彼はプロとは、お客さんに感動を呼ぶプレイをしたいと聞いたことがあります。
それには、当日も、万全の準備をして試合に臨むという事の置き換えでもあります。

そのことは余り報じられず、私たちのほとんどは天才(確かに!)
としか彼を捉えていない人が多いと思います。

あらゆる目標に対して基本を大切にして、手を抜かずに、
当たり前のことを当たり前に確実に実行できる極めて究極的な意志の強さがあるにちがいありません。

私たち開業医も行政がどう・・患者さんは最近・・ 何か優れものはないか・・
等を考えるのではなく、当たり前のあいさつ、説明、指導、基本に忠実な技術・・
をしているかどうか省みる方がより発展的と思います。

我が医院も原点に戻り再構築する時期と考え周りを見渡しています。