チューインガムの日?? | 「人の痛みがわかり、患者さんを身内の如く」を心がけている歯科医院です。

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医療の基本がお互いの信頼関係の構築と考えています。
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「相手を思いやる気持ち」を大切に、
前向きに研鑽を積んでいきますので、皆さん御教授の程、お願い致します。

 6月4日は虫歯予防デーと言う事は国民に浸透してきました。


では、1日はチューインガムの日を皆さんは御存知でしょうか?


これは古来平安の昔より、歯固めの日として家中で日が経ち硬くなった物を、たとえばお餅等を食べて咬む力をつけるという物


だったそうです。


良く噛んでおいしく食事が出来る事の喜び。


これはお金では買えない最高の喜びと思います。


 昔我々もチューインガムを子供の頃に噛み、なかには風船ガムと呼ばれる大きく膨らませて、人より大きくなる事を競い合った


ものでした。


 それが極限になり、パーンと弾けて顔に覆い被さり、その滑稽さで仲間意識が芽生えた物です。


チューインガムはメキシコが発生の地と言われています。


中央アメリカの民族が樹液の塊を噛むという習慣があったそうです。


 20世紀の終わり頃に皆さん御存知の方も多いかと思いますが、キシリトールガムが発売され、むし歯予防に有効であるとされ


皆に親しまれる様になりました。


 この物は白樺等の樹木等から作られる炭水化物で、果物や野菜にも含まれる甘味料です。


臨床結果も立証されて政府も特定保健用食品の認可をおろしています。


 キシリトールの効果的な食べ方


砂糖分が入っていないシュガーレスの表示があるものを選択する。


一日3回、5分以上噛む習慣をつける。


この成分の良し悪しもさることながら、噛むと言う行為そのものが大変健康に役立ちます。


 噛むという事は


消化吸収を促す


つまり消化液とよく混ざりあわせる効果があります。


歯肉と顎の発達を促す


顎や骨や筋肉を鍛え、歯並びも良くなります。


脳の刺激の活性化を図る


私もたまに在宅診療で寝たきりの方の診療に行きますが、良く噛む事により脳への血流量が増えて、脳細胞が活性化されます。


ボケや痴呆症の予防効果もあるそうです。


心の満足感が味わえる


健康な歯や歯茎でゆっくりと味わいながら食事する事で心の満足感も得られます。


TVのお笑い芸人の欧米化では無いですが、何でもかんでもアメリカナイズされる事は如何な物でしょうか?


食の西洋化で、カレーライス、ハンバーグ、モスバーガー、フライドポテト、エビマカロニグラタン、シーフードドリア、ピザ、


チャーハン、ラーメン、スパゲッティー(私の好物の品ですが)


等は柔らかいので、良く噛んで食べるという習慣が少なくなりつつある日本国民の方向です。


 家族と良く噛んで夕食の団欒


私も含めて忙しい日本国民の暮らしの中で本の少しでも心がけたいものですね。


                       http://www.mizutani9620.com 水谷歯科医院