霊能者なおこの事件ファイル8

~患者さんの足に憑いてきた霊~①

 

霊能者なおこの事件ファイル8

~患者さんの足に憑いてきた霊~②

の続きです

 

 

 

 

 

「僕も、さみしいです」

 

 

そう言った森本さんは

その2日後の土曜日

 

 

 

除霊してもらうために

専門家の先生のところへ

出かけていかれました

 

 

 

 

霊障とか憑依するとは

そもそもどういうことなのか?

について

 

 

 

私の見解を書いておこうと思います

 

 

 

霊障や憑依とは

依存と同じで

する方とされる方が

お互いがそのように動かないと

成り立ちません

 

 

 

取り憑こうとする側

取り憑かせる側

 

危害を加える側

危害を加えさせる側

 

加害者と被害者

 

依存する側

依存させる側

 

 

 

何が言いたいかというと

 

 

どれだけ取り憑こうと思っても

相手に隙がなければ

同調できなければ

(取り憑くような部分がなければ)

無理なのです

取り憑けないのです

 

 

 

そして

霊の仕業ですよと言われても

「絶対にそんなことはない」

「そんな考えは嫌いだ」

と思って受け付けなければ

成立しません

 

 

 

ここで難しいのは

現実逃避して

事実を直視しない場合は例外

です

 

 

例えばアルコール依存症の人に

あなたは依存症だねと言っても

認めないような場合

 

 

これは潜在意識では

自分の弱さ(心の隙)を

認めているので成立してしまいます

 

 

 

 

 

霊を特別視してしまうと

理解しにくい話ですが

 

 

 

生きている人、死んでいる人を

区別せずに考えると

自然なことだと思います

 

 

 

 

自分の意見がない人

自己肯定感が低く

他人軸で生きている人は

 

人に利用されたり

操作されたり

しやすいということです

 

 


 

 

 

 

 

森本さんは

専門の先生のところへ行き

 

 

やはりその部分

自分の心の隙を指摘され

 

 

それが改善しないと

また何度でも

同じような事になるよと

教えてもらったそうです

 

 

 

 

 

自分の意見を言うよりも

人に合わせ

 

仕事では人に頭を下げ

 

我慢して

自分より他人優先で生きてきた

森本さん

 

 

 

森本さんにとって生きることとは

定期的に腰痛が出る

愚痴を言う場所もない

しんどい毎日だったでしょうが

 

 

まさか目に見えない世界にまで

その事が影響するとは

思ってもいなかったようです

 

 

 

ただこの事件が

「生き方を考える」

きっかけにはなったようで

 

 

それから半年ほど後に

森本さんは転職をされたと聞きました

 

 

それと同じ時期に

遠方に引っ越しもされ

私は森本さんにお会いする

機会がなくなってしまいましたが

 

 

これからの森本さんが

 

自分を押し殺して

我慢しながら人に合わせるのではなく

 

 

自分を大切にしながら

周りともうまくやっていけますように

と陰ながらお祈り申し上げました

 

 

 

 

 

 

 

そして取り憑いていた方の霊ですが

 

除霊した先生の話では

 

除霊の際

森本さんに話したことと同じ話を

霊にもしたそうです

 

 

 

 

そこでその話に聞く耳を持ち

自分が本当の意味で楽になるには

 

 

自分の現状を受け止め

それを認められれば

成仏できると伝えたそうです

 

 

 

ですが

この女性の霊は

聞く耳を持つ様子は無かったそうで

 

 

たぶん、また例の交差点に

戻ったのだろうという話でした

 

 

 

 

 

霊能者なおこの事件ファイル8

~患者さんの足に憑いてきた霊~

 

 

 

 

 

 

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