GCSE関連ではこれが最後になるかなって思います。←たぶん😆
色々とイギリスの教育関連のブログとかを漁っていると、見つかるのは11+関連のものが多く、あまりGCSEやA-Levelのことについてとか、グラマースクールに関してとかなかなか探せず、せっかくの経験ということで書ける範疇のもをできるだけ書き留めています。
22日にGCSEの結果発表がありましたが、パパとして驚いたことが2点ありました。
一つ目が、全国の結構なチェーン店が受験生に成績表を持参すえば食事がディスカウントで食べられる!もしくは1皿プレゼントみたいな感じでやっていました。
マジか?!
これ、マジでおすすめな社会をあげての外食キャンペーンだと思いました。
日本もこれやればいいのに!
お兄ちゃんもお友達に誘われてNandosへ行こう!とか言われていましたが、住んでいるところが遠すぎ、流石に諦めてました。
ちなみにお兄ちゃんにNandosで外食を誘ってきたのはなぜかベジタリアンのお友達。。。
彼は一体、Nandosで何を食べたかったんだろう?!笑
そして2つ目となるもう一つが
ナント、英語と数学で大量の生徒が合格の最低ラインをパスせず、試験の取り直し(Resit)となった事実。。。
今年、GCSEを1科目以上受験した生徒総数は
667,340人です。
これが16歳で今年、GCSEを受けた生徒の総数となります。
マジョリティーの生徒が8、9科目を受験していました。この2つを合わせると、53.5%を占めていました。
多くの6thForm Collegeが8科目の成績を提出することを求めているので、8、9科目を受験した生徒が最も多いのがわかります。
8科目以上取った総数が受験生の67.5%を占めているので、6thFormや将来の大学を目指す子が同じ学年内に45万人くらいいるってことでしょうか?!
そして、GCSEの闇となる
英語と数学でパスマーク、Grade4以上を取らないと義務教育を終えられなかった生徒の数が異常な人数となってます。
英語でResitとなった生徒数は
182,000人
数学が
176,000人
つまり、
英語で27%、数学で26%が不合格となり、今後、再受験をしないといけません。
首相から引き摺り下ろされた前の首相、保守党のSunakが危機的であるとして英語と数学のA-Levelまでの義務教育化みたいなのを言っていましたが、このGCSEの結果を見ると、マジでやばいと思いました。
義務教育の最低ラインを超えられない生徒が全体の3割近いなんて、マジでヤバすぎです。。。
国語(英語)と数学がこんなダメダメレベルでは国力は下がりまくりです。
大丈夫か、イギリス?!
って本気で思いました。
そして、17歳以上でこのGCSEの試験を今年受けた生徒の情報も出ていました。
今年、数学の Resitをした人は、185,727人もいたようです。
同じく英語で148,569人です。
毎年、結構な生徒が16歳時点でGCSEの最低ラインをパスできていないことがこれでハッキリわかります。🥲
ただ、実際に再度試験を受け直したにも関わらず、Grade4以上を取れた人の数が衝撃的で、イギリスのヤバさがマジで危機的なのが恐ろしいレベルです。
数学 17.4%
英語 20.9%
これが現実です。
つまり、16歳時点で義務教育で学ばなければならない内容を理解しきれず、17歳でも多くがそれをパスできない。
そうした若者が大量にイギリスにいるという現実があるということ。
ただ、日本も中学卒業までは正直、学校に全く行かなくても卒業できるので、結構な数が実際にイギリスのような全国共通テストをしたら合格しないのかもしれません。
どちらの制度が良いのかわかりませんが、イギリスではこのGCSEの結果を就職時とかにも記載しないとかいけないなんて聞いたりもしますから、Grade4以上を死守する事をもっと家でも学校でもしっかり子供達に伝えるべきです。
上記を見ても分かる通り、 Resitでの合格はかなり厳しいです。
きっと勉強へのやる気の問題や日頃の生活を優先することで勉強が後回しになっていることなど、いろいろと理由があるでしょう。
やはり、学校は生徒の在学期間中にGrade4以上を取れるようにカリキュラムや施策を徹底すべきだと思います。
最低限の読み書き、算数(計算)できないと、流石にやばいでしょう。
ちょっとイギリスの将来を危惧してしまいました。
さて、去年の秋から始まったお兄ちゃんのGCSE関連の投稿はこれで一旦終わりだと思います。
次からはA-Level関連のお話が今後、ちょくちょく出てくるかなって思います。