来年以降、グラマースクール受験はとんでもなく競争激化かな。。。 | パパの倫敦ライフ(旧パパの香港ライフ)

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香港からロンドンへ移住し3年目!ロンドンでの生活などを中心に日々出来事を綴ります!

今、イギリスでは私立の学校に対し、課税するしないでかなり揉めています。

 

次の選挙でもし労働党が政権に就いたら私立には巨額な税金が課されます。。。

 

学費に対し、VAT20%が課されるというもので、必死に子供に良い教育を受けさせたいと考えている家庭を直撃します。

 

課税されると、数千ポンドの授業料の値上げとなるようです。

 

私立に子供をいかせているのは、やはり良い家庭の子供達であることに違いはありませんが、中には必死に財産を切り崩していかせている家も一定数います。

 

流石にこの税負担には耐えられないとして、今後、公立のグラマースクールに希望校を変える家庭が激増するとみられています。

 

ただ、近年、グラマースクール人気は凄まじいものがあり、今でも入学希望者は枠の50%を優に超えている学校がロンドンの著名校ではゴロゴロしているとも言われています。

 

入学試験などはこの50%どころの話ではなく、記念受験者も相当数いることもあって、競争倍率は信じられないレベルです。

 

11+で受験となると、2000人とか3000人とかが200人前後の枠を争います。

 

10倍、15倍なんて普通です。。。

 

一方で、Y11でグラマースクールを目指す方が確実に受験者数は減ります。

 

倍率だけ見れば、10倍は切ってくると思います。

 

ただし、転校組となる為、入学枠がものすごく減るので倍率は下がっても実際の競争そのものは滅茶苦茶激しいです。

 

著名なグラマースクールでは

 

GCSE8教科平均の成績は8.5ないと合格は厳しいです。(今では殆どの学校がキャッチメン制を取り入れているのもキッツいです)

 

9段階評価で8.5平均なので、ほぼALL9を意識していないと無理なレベルです。

 

学校が示している最低限の成績要求はこれより全然低いですが、実際のところ、それでは全く引っかかりません。

 

確実にグラマースクールに6th Formから入るなら、平均8は取っておくべきです。

 

これを切ってくると、学校選択も狭まり、選考科目によっては合格の確率は大きく下がってきます。。。

 

学校が記載している低い入学基準は、不人気科目をなんとか埋めるためのものかキャッチメント内生徒優先でしかないと思います。

 

実際の入学基準(枠)とキャッチメンとを考慮して、さらに高い成績を取ってないと良いグラマースクールへの進学は厳しいので、11+でグラマースクールを目指した方が受験(英数)とキャッチメンとの2つを意識しておけばいいので、すんなりいける気がしています。

 

でも、来年以降の11+は、もし労働党が政権を取ったらどれだけタフなものになるのでしょう?!

 

一部の少人数な私立は廃校とか他校との合併とかすることになるかもとか噂されています。

 

労働党は経済音痴政党と揶揄される政党ですが、今の与党、保守党の経済政策の大失敗や不法移民問題などもあり、政権が労働党に移ってしまうとさらに経済がやばい方向に向かってしまうかもしれません。。。