【PTAのおはなし】保護者として学校に関わるということ。前篇 | 英語よみきかせの講師育成。英語で世界の絵本を紹介するDJ!Ms.Miyuki

英語よみきかせの講師育成。英語で世界の絵本を紹介するDJ!Ms.Miyuki

心まで伝わる英語絵本の読み聞かせで、本物の英語力を育てます@神保町+オンライン講座。子ども英語講師の指導力と英語力を上げる・英語絵本コノサー講座のトレーナーMs.Miyukiのブログです。英語で子どもと笑おう。楽しく世界の絵本を英語でご紹介!!

私の周囲には、忙しく社会で活躍しながらそれに加えてPTAでも要職を務めるなど、「意識の高い」保護者の方がたくさんいらっしゃいます。

正直に言います。私、日本でPTAの主要な役員やったことがありません。順番で回ってきたときに、下っ端でお手伝いはいたしましたが。しかも、役員決めの時はちっちゃくなって(いつも小さいですが、さらにさらに)いた卑怯タイプ。本当に、ごめんなさい!

すでに小学生になっていた子どもと一緒に日本に戻って来て、日本の小学校に子どもが入るとき、すでに幼稚園などで子どもたちとも顔なじみが多い「はえぬき」ではなく途中転入だったのがかなり大きな原因です。要するに、入っていって毒喰わば皿まで、ではないですが、途中から参加してPTA活動を楽しむ覚悟が出来ていませんでした。反省するところはたくさんあります。

では、この「子どものお世話をフリーライディング」なダメ母ですが、アメリカのスクールでは?

実は結構協力的な母親でした。役割は主に子どもたちの遠足の引率。スクールバスが無いスクールだったので、自分の車に子どもたちを乗せて行くドライバーです。

クルマの出せる人間が少ない場合はその日の遠足は中止、というなんとも大らかな学校でしたから、頭数に数えられる私は重宝がられたのでしょう。子どものクラス全員からお礼の手紙を受け取りました。今も大切に取ってありますよ。

私が協力出来たのは、たまたま時間に余裕があったことと、何より「何人ドライバーを出さねばならぬ。協力せよ。」のようなプレッシャーが皆無だったことです。

また、小さいことのようですが、「ありがとうございました。」の言いっぱなしではなく、いつも感謝しているよ、ということを上手に形で表してくれるアメリカ人の良風に乗せられて、気分よくお手伝い出来たことが多いと思います。

子ども達が遠足に行けないのは、ドライバーが集まらなければ仕方がないこと。もちろん私も皆勤賞というわけではありません。あくまで自分の出来る範囲でのお手伝い。それを学校が「お願い」で圧力をかけるわけではなく、あくまで子どもたちに遠足を楽しませたい、その日に都合がついた人がドライバーとして参加する。上下関係ではなく、出来ることを出来る人がやる、という自然なお付き合いでした。元来学校は親から支持されてはじめて子どもを預けてもらえるのだし、保護者は協力することで自分の子どもにさらに良い教育を与えることが出来る。対等な関係です。

しかし日本に帰ってきて、PTA活動の少ないながらもお手伝いをしているときに垣間見たのは、何をやるにも教頭にお伺いを立てる旧弊なスタイル。あれ?教師ってそんなにエラいんだっけ?(私も教師。)その当時の教頭先生、後から伺うにその頃若干精神を病んでおられたとのことでしたが、いつもいつも不機嫌極まりないという表情には、こちらも自然と「近寄りたくない」という気分になってしまったものでした。

そうまでして、いがみあったりしてまでPTA会報って出さなきゃダメ?しかも、これは子ども達のために本当に必要なサービスなのかしら?

などと、当時「NOという国」アメリカから戻ってきたばかりの私は思っていました。

その後、縁あっていろいろな地域活動に積極的に参加する魅力的なパパママに知り合うことで、私の「PTA phobia(PTA恐怖症)」はずいぶん克服されてきました。これは本当のこと。

今はPTAについては私は語る資格が無いので意見はありませんが、よりよいPTAの在り方を模索している方たちのことは、本当に応援したい気持ちでいっぱいです。

でも、私のPTA嫌いって本当はどこから来ているの?意外なことを思い出しました。

続きます。