私がかつてPTA嫌いだったというお話。前回からの続きです。
サンディエゴの日本語補習校でじゃんけんに負け、一緒に役員をさせていただいたママとは今もお友達。日本に一時帰国する際は毎回声をかけてくださる間柄です。じゃんけんで負けてしぶしぶと引き受けたクラス役員、やってみたらメールのやりとりやお菓子の手配など。全然大変じゃなかった。だからPTA,自分がイヤな経験をしたわけではないのです。
でも、なぜかPTAというと
「や~な感じ。」
どうしてだろう??あんなにあちこちで素敵なパパママがコミットしているのを存じているはずなのに。それとも、そんなに骨惜しみだったけ?自分!!
と考えていると、意外なことを思い出しました。
詳細は控えますが、
私が小学生のころ、知人に、当時子どもだった私から見てもお世辞にも尊敬できない噂の絶えない、ある大人の女性がいらっしゃいました。
その方はいわゆるトラブルメーカー。ほうぼうに迷惑をかける方でしたが、当人はいたって平気、自分の子どもの小学校のPTA役員をしておられました。
その方に迷惑をこうむっている人から見れば、PTAよりも大切なことがあるはず。子どもに聞かせるつもりはなくてもいろいろな方の口からこぼれる不満に、
子どもながらもっともなことだと思わざるを得ませんでした。
今ならPTAが悪いのではなく、その方が非常識なのだと頭では分かります。
ですが、子どもの頃に感じた「いやぁ~な感じ。」というのは、思いの外人生に影響を及ぼすものなのですね。
トラウマというと、もっと深刻なトラウマを抱えた方からみれば大げさで失礼なお話。
でも、これもふくめて私が生きてきた歴史。ささやかなものであっても、それを恥ずかしく思うことは無いよね。と、今なら言えます。
私は自分の子どもの学校のPTAで重責を担うのではない別の形で、子どもの役に立つ仕事を精進していくのみです。