これ。
NHKやら が掲示板で煽ってうんたらと事前に報道されていたもの。
いくつか思う所を。

1.風説の流布案件ではない。
今回の事例は、現実売買による相場操縦案件。
具体的にどういう書き込みがあったのか知らないけど、NHKの下記の報道等を見る限り、風説の流布と認定できる内容迄は書いていない模様。
>この株を買った」とか「株価があがりそうだ」

今回の件は、煽るような書き込みが誘因目的の認定上、ある程度の役割を果たしたものかと。

2.珍しい「買い上がりのみ」の事例
以前も書いた けど、現実取引による相場操縦違反事案のほとんどが見せ玉・対等売買を伴うもの。
この2つは、誘因目的の認定上、重要視されているものかと。

今迄は、FPGとTASAKIの案件位だと思う。見せ玉・対等売買がなく(と思われる)買い上がりのみでNGとなったのは。

僕も流動性が低い株を短期間に集めたいというニーズがある時があるので、射程距離については興味があるけど、いまだによく分からない。。。

3.掲示板で煽る行為は、必須ではない。
監視委員会の公表内容には、掲示板でうんたらという事は書いていない。
今迄の事例を見ても、そういった行為が無かったとしても、十分NGと認定される案件かと。

但し、買いあがっている「最中に」掲示板で煽るような書き込みをすれば、それは誘因目的の認定上、重要視される可能性があるかと。(買った後であれば話は別だろうけど。)

今回リークしたのは、監視委員会で間違いないと思うけど、こういった煽り行為は今後厳しく見ていくからなというメッセージが多少入っているのかもしれない。

監視委員会はヤフー掲示板の監視やら情報取得をやっているんですな。。。
続き。

1.具体的にどこに投資すればいいのか?
結論から言えば、今後成長が期待できて、株価に割安感がある国。
今後成長が期待できるかどうかは正直読みにくい。その手のレポートをいくつか見て、それなりに成長が期待できる所を整理するのが無難かと。
後は、成長が期待できても株価がそれを十分織り込んでいたら意味がないので、世界のPERが見れるサイトを見るか、正確に知りたい場合は、当該ETFのホームページを見れば、PER等が掲載されていたりするのでそれを見るといいと思う。

で、成長が期待できて割安感があるETFが見つかると思う。

ただ、PERだけで割安感を判断していいのかという点については、色々議論があるかなと。この点は省略。

2.どうやって投資するのか?
先日書いた通り、日本に上場しているETFでは投資できる国がかなり限定されてしまう。
一番簡単なのは、米国に上場しているETFに上場する事かと。間接的に色々な国に投資する事が可能かと。

で、じゃーマネックスあたりで口座を作ればいいかというとこれまた考慮する点があるかと。
確かにマネックスとかでも色々なETFに投資できるけど、「全てのETFは取り扱っていない」。
その点で投資先が限定されてしまう。

じゃー、外国の証券会社に口座を作ればいいかというとこれも色々問題がある。
まず、言葉の壁がある。この点は、日本語が通じる・国内に支店があるという点においてインタラクティブブローカーズがいいのかもしれない。
とはいっても、相続の際に、恐らく米国の方の法律も絡んでくる為、遺族に面倒を掛けてしまうかもしれない。
また、マネックスであれば5,000万円以上の投資をやっても国外財産調書制度の適用除外となるけど、外国の証券会社は国外財産調書の提出義務が発生するかと。(このFAQのQ6参照 )
国外財産調書を提出すれば、住む地域とかにもよると思うけど、税務署は目を付けるかなと。今後、富裕層への締め付けは強くなる一方となる事が予想され、この点嫌な人はマネックスとかがいいのかもしれない。

最後。
どーでもいい話だけど、このテーマを考えていて思った事が2つある。
1つ目は、いい時代・いい国に生まれたなと。チャンスはいくらでも転がっているし、色々な事にチャレンジできる。運がいいと思う。
2つ目は、この先どうなるのか見届けたいなと。
今後、経済は凄まじい成長をすると思うけど、一方で日本の相対的な衰退・GDPの頭打ち・地球のキャパシティ上の問題等色々な問題も(いくかの問題は、遠い将来発生するけど)発生する。
自分もそういう時代を生きてみたいなーという気がする。不老不死の薬を開発されたら買いたいっす。
前から纏めたいなーと思っていたテーマ。
大きなテーマなので、何回かに分けて。

1.僕らは死ぬまで投資していてOK?
将来的に世界のGDPは滅茶苦茶増える。
人口は増えるし、お金持ちも増える。
これに伴って、基本株価も上がりますよと。

勿論、いずれピークアウトを迎えると思うし、地球のキャパシティというのを考慮すると、株価も上がるとはいえないという時代がいずれ来るとは思うけど、それはかなり先の事だと思う。(2100年以降?)
そうすると、「基本的には」僕らは死ぬまで投資していれば旨みがあるという「黄金時代」に生まれたと言えるのかもしれない。

2.成長する国
将来を予測するレポートがHSBC、GS、PWCやらが出している。
微妙に各社違いがあるけど、基本的には新興国が台頭して、先進国が相対的に力を失うよと。
日本も世界の成長を間接的に享受できるだろうけど、相対的には不利でしょと。

色々なレポートを読むと共通して今後高い成長が予測される国がある。
そこに投資するといいのかもしれない。

3.具体的にどれに投資するのか?
個別銘柄を分析できる人は、その企業を分析しまくって投資するのもいいと思う。
ただ、言語の壁等があるし、ハードルは高い。とすると、何らかの投信やらETFがいいだろうと。

ただ、投資信託は(個別によって違うけど)信託報酬やら高い。やっぱりETFがいいだろうと。
東証に上場しているETFがある。これでいいのか?

新興国がいいならば、iシェアーズ フロンティア株ETF(MSCIフロンティア100) (1583)・iシェアーズ エマージング株ETF(MSCIエマージングIMI) (1582)あたりに投資すればいいのか?

多分、答えは×と思う。
フロンティアの方の詳細な内容 を見ると、クウェートが約4分の1占めていますよと。例えばHSBCの資料を見ると、クウェートは真ん中の成長分類である「growth」に位置づけられている。果たして、これに投資しておけば、今後の世界の成長を享受できるのかというと?が残る。

エマージングの方の詳細な内容 を見ると、中国・韓国が大きい。特に韓国はサムスンがでかい。韓国はHSBCの資料を見ると、最低の分類である「stable」。中国は一番成長する分類に入っているけど、この点人口のピークアウトを迎えるのがはやい点を考慮するとどうなんだという疑問が残る。

とすると、色々なレポートで共通して大きな成長が期待できる国に、その国毎のETFを買うというのがいいのかもしれない。

この点、アメリカのETF等を投資する方が選択肢が広がる。この点は次回以降纏めたい。

4.どういうやり方で投資するのか?
基本的には、毎月少額を機械的に買えばいいと思う。
但し、バブルの発生等があるので国毎のPERを示すサイト等を見て、例えばPER20倍を超えたら買いを止める・PER40倍を超えたら売却するとかでもいいのかもしれない。

但し、リーマンショック等の不況時にはどうしても高くなったり(或いはマイナスになったり)するので、不況時にはそれをやらないという条件は付けた方がいいかもしれない。その不況をどうやって判断するのかはまあ個々が判断すると。

5.リスク
新興国は夢もあるけど、リスクも大きい。
過去にも通貨危機の時とかタイ・バーツ、マレーシア・リンギット、インドネシア・ルピア、韓国・ウォンは、50%以上急落している。(株価も下がってダブルパンチ。。。)
今みたいな「資金がじゃぶじゃぶの時期」に投資するのは非常に危険なのかもしれない。

一方で、日本自体も財政に問題があり、どこかの局面で円の価値が急落する可能性はあると思う。
全ての資産が円ですというのは問題が大きいのかもしれない。(といっても、新興国通貨建ての資産ばっかり持っている必要性もないけど。)