アジアの末端な俺が言うのもなんですが・・・
あ~~~なんか極端な出過ぎたこと言ってるよねぇ?!
この後、不適切にもほどがある発言が続きそうですが
出さないとどうにも気持ち悪くて、お読みになる際はぜひとも自己責任で・・・
そう、なぜかこの週明け、黒人差別問題に激しく思いを寄せていたのですよ。
この番組観てもーてから火が着き(;´Д`)
奇妙な果実 怒りと悲しみのバトン - 映像の世紀バタフライエフェクト - NHK
いや、番組でやってたのは、すでに知ってるようなネタばっかではあったんですけどね。
そっから色々飛び火しまして、この方のブログで本当に色々考えさせられまして・・・。
36歳でアメリカ移住して、黒人の旦那さんと結婚された方なんですが・・・
旦那さんとのコミュニケーションを通じて、黒人の、特に男性が
住む場所や州によっては、いかにシステム化された差別の中に居るか
また、警察などに必要以上に目を付けられないように、いかに言動からファッションまで注意して日々を過ごしているか
そういう現実を目の当たりにしまして(;´Д`)
ええええー!とひたすらびっくり。
ブラックなんちゃらマターの運動も記憶に新しくはあるけど
俺の中でははっきり言って、過度な黒人差別はとっくに過去のもので、それなりアジア人の人種差別とどっこいな環境で生きてるんじゃないの?と思ってたんですよね。
全然違ってて、どうやら特に黒人に対する差別は、がっつり現在進行形みたいなんですよね。
俺の意識が低いのか分かりませんけど・・・これでも黒人差別に関する書籍を何冊か読んだり、マイケルムーア監督の映画もたしなんだりはしてきたのですが・・・
え、こんなにも露骨に!!
こんなにも激しく!!!
この令和の時代に!!!(黒人、令和関係ないねw)
えーと、人種差別というのは、世界中にあるとは思います。
我々日本人だって、欧米に差別され、また同じ黄色人種をこちらが差別してきた歴史もあります。
でも、今この現代に限っては
例えば俺と同じアジア人であるならば
ギャングと間違えられないよう、帽子のかぶり方や服の色まで気を使ったり
道ですれ違う時には、相手に必ず道を譲ったり
どんなに理不尽な状況でも、警察に絶対に口答えをしないようにしたり
そういうあらゆる気遣いを果たさないと、毎日命の危険にさらされる
なんて状況の人は居ないと思うんですよ?
上記は、一部アメリカ在住の黒人に限った話です。
他の地域では、恐らく黒人はここまでの扱いを受けていない。と思いたい。
はっきり言って、一部アメリカ在住の黒人は、一部アメリカ在住の白人に
差別を通り越して、激しく憎まれているような状況です。
なんそれ!!!と、まぁショックで。
現在進行形で、こんな日々を強要されてる人たちが
まさかあの先進国アメリカに居るのかと。
上記ノートで、特にびっくりした記事がふたつ。
まずはこちら。
【シリーズ第76回:36歳でアメリカへ移住した女の話】|るるゆみこ (note.com)
この時夫婦は、差別意識の高いシカゴから、差別意識の低いシアトルに引っ越してます。
引っ越し後の旦那さんの、「警察にいちゃもんを付けられないことへの多大な喜び」も、他のブログに色々したためられているのですが
リンク先の動画は割と衝撃です。
未就学とも言える年齢の子に、この圧迫面接ナニ(;´Д`)(;´Д`)
でも、こういう意識をしっかり持たないと、メンタルやられるほどの逆風にさらされるのが、黒人男子のたどる運命だとしたら
なんて恐ろしく過酷なんだろうか。
そしてさらなるリンク先も過酷です。
第55回 アフロは愛と勇気のあかし : Black Culture Now (myjournal.jp)
生まれ持っての髪型を、子ども時代に少々からかわれる程度ならまだしも
職場ですら揶揄されて不利益をこうむり、髪型による差別を禁じる法律までできてるものの、全ての州が取り入れてるわけではない。
アメリカが「自由の国」をうたうのは、それ以上に不自由だからなんだろうね、よーく分かったよ・・・
そもそも自由な国なら、わざわざ声高に言う必要ないもんね(;´Д`)
ちなみに、人種の違いを理由にリンチするのを禁止する法案とかも
バイデンさんが成立させたの、たしか去年とかだっけな?
あらゆる情報に打ちのめされて
島国で呑気に平和に暮らしているアラフィフは、数日間脳が爆発しそうだったのだ。
自分が思ってた差別と全然違う(;´Д`)と。
「自分が思ってた差別」とは
例えば、黒人だからという理由で
就職が不利になる会社が、あったりなかったり
他の人種よりも外見をイジられやすかったり、そうでなかったり
意地悪なことを言われやすかったり、そうでなかったりと
なんつーか
「他の人種よりは、多少なりとて不利な状況にある」
くらいのものだと思っていたのですよ。
だって奇妙な果実もロス暴動も、そこそこ昔の話じゃないですか。
違う違う違う(無惨様)
がっつり現在進行形だし、何なら市民を守ってくれるはずの警察が、黒人の何より一番の敵!!
みたいな状況は、本当に信じがたかったのでございます・・・
脳が爆発しかかってる俺に、旦那もさすがになすすべなしでw
様子を見ながら「黒人の話は~?」と聞いてくれたりするものの
自分の中で落としどころがなかなか見つからず
そして数日で何とか出した結論。
特に差別意識の高い地域(南部とか)の黒人は
もうアメリカを棄てればいんじゃない?!
みたいな乱暴なオチにwww
だって、生きてるだけで命の危険よ?! 戦闘地域でもないのに!!
そこしか知らない?! なら一回、アメリカ国内でも引っ越してみて!!!
シアトル、まだいいところらしいから、他にもそんな地域あるよ?
欧州の黒人だって、そないな差別受けてないみたいよ?
何なら日本だってそうよ?
他の国に比べたら閉鎖的な日本かもしれないけど、「黒人だから」って排除するとゆーより、等しく外人苦手意識の賜物よ?
何より、ほぼ憎悪とイコールな差別なんて
そんな環境で、限られた命を費やす意味がもったいない。
YOU逃げちゃいなよ!!
全然卑怯でも何でもないよ、自分を大切にしてくれない環境から逃げるのは正当防衛だろ。
国が自分たちをDVし続けるなら、何のために婚姻関係を結ぶ意味があるのか。
俺は割と、自分の生まれ育った土地でも
有事の際は簡単に見捨てて逃げ去る気まんまんなんですけど
そういう人は、日本人でもアメリカ人でも少数派なのだろうか。
ライフラインが来てて音楽や本と携われてパソコンできたらそれでいい。
そういう住環境なら世界中どこでもいいと思ってる。
一部白人の、一部黒人に対する憎悪は
もう治らないのだ。しょうがないのだ。個人のせいですらないかもなのだ。
連綿と受け継がれてきた歴史、白人である自分たちがしてきたことへの罪悪感、その罪悪感を隠すための激しいおごり高ぶり。
そういう導火線があちこちにばらまかれてる環境で、双方仲良くも憎悪撲滅も無理なのだ。
アジアの島国ニートが叫ぶくらいで、別になんともならんとは思うが
この件に関しては、「国を棄てろ」の結論以外、俺は今のところ思い付かない。
自分の無知も恥ずかしくはあるが、知れて良かったなとも思うが、でも切ないよなぁ。
憎悪にまで到達した差別は手の付けようがないし、かといって許すべきでもない。
そんな場所で踏ん張って生きるために、誰もが生まれてきたわけでもないと思う。
踏ん張ってくれたあまたの偉人が、たくさんのことを変えてきてはくれたんだろうけど
それでも憎悪の根本までは全然変わってないんだろうなって思わされる。
残念だがアジアのアラフィフニートに考えられるのはここまでくらいだw
踏ん張る人も逃げる人も
人種のアイデンティティとかより何より
その人そのものとしての生き方を大切にできる人が
白にも黒にも黄色にも、増えたら良いのになと思う。