LOVEマシーンの栄枯盛衰 | 闇を愛するアラフィフニート主婦の日常

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旦那と2010年生まれの息子と暮らしてます。
2013年にパート勤めを辞めて以来
「さして働かず、さして家事せず、さして子育てせず」をモットーに
不謹慎でネガティブな日々を送っています。

なんでこんなものを見ようと思ったのかは分からないがw

 

 

ASAYAN、ぼちぼち好きだったんですよね。

 

でもASAYANのピークも、モー娘。のピークも

俺の中では、ゴマキが入ってきた前後くらいかなぁ。

 

まぁ周知の事実かとは思いますが

ASAYANは、浅草ヤングスタジオという名前の番組で

小室さんとタッグを組んでからは、オーディション番組へと徐々に変貌し

モー娘。に関しては、完全にこの番組で生まれたグループでしたね。

そもそもは、ピンのボーカルオーディションであぶれたメンバーを、つんくが拾って結成されました。

(ちなみにEXILEも、CHEMISTRYのあぶれメンバーで作られたはず)

 

何日以内にCD何枚売れたらデビュー確定!とか

メンバー増やして膨れていくグループのさまとか

ハラハラのドキュメンタリーとして見応えがありました。

(同じ理由のハラハラで、TOKIOのガチンコも大好きだった)

 

んで、改めてゴマキ。

 

そういや、デビュー当時の姿を久々に見たいなぁ

と、ふと思ったのがきっかけだったのですが・・・。

 

ルックスは、当時からさして俺の好みではなかったんですが

ちょっとコレ、13歳とは思えんな!!!

つんくが絶賛してたのも今頃分かるわww

(他のオーディション参加者とレベチすぎるっつー理由でゴマキしか選ばれなんだ)

 

ゴマキは、オーディションの時から、髪キンキンで目立ってたけど

それ以上に、13歳とは思えない落ち着きっぷり、度胸なんかが際立ってた感じ。

アレが二十歳くらいならまだ分からんでもないが・・・。

大人っぽいというよりは、大人にならざるを得なかった的な適応能力も感じたりで。

 

にしても、今13歳の息子Y氏とタメとは思えないww

 

とまぁ、親目線で再発見の、ゴマキのすごさもありきですが

それ以上に驚いたのは・・・

 

あの頃、どのグループよりも光ってたモー娘。

当時は女性アイドルグループというものが衰退気味で

皆、宇多田やAYUなど、ソロ歌手に心酔していたように思う。

 

そこに現れたモー娘。たちは

かつてのソロアイドルや、大所帯のおニャンコとは、一線を画していた。

 

そもそも、ソロボーカルのオーディションに集まったメンバーなので

歌唱力はあるし、ダンスも革新的なものだった。

加えて、女性アイドルなのに「おまえらー!」みたいなノリの男前風味もあり

キャラクターも個性が色々で

まぁとにかく見飽きない感じだったんだよな。

 

なのに、20年の時を経てみれば

 

えっ

歌はともかく!!!

ダンスが!!!

申し訳ないけどめちゃくちゃ素人に見えるのはなぜ?!?!

 

理由はすぐ分かった。

 

韓流系の、フォーメーション完璧なダンスに

この10年以上、俺の目は慣らされてしまったようだ。

 

加えて韓流系のヤツらは、ルックスのクオリティもエグいし、スラッと足は長いし

ミニモニ。なんてやってる場合ではないのだww

 

もちろん、モー娘。のダンスも、当時はそれはそれで革新的だった。

ふざけた感じの、ちょっと間抜けなフリを、あえてキレキレでやることのカッコ良さ。

アレが当時の俺には完璧なキレキレに見えてたんだが

おかしい、韓流に慣らされた俺の目には、キレのかけらもなくなってる(;´Д`)

人間の慣れって恐い・・・・

 

そして、ギャップはまだあるぞ。

 

なんかさ、あの頃の若い子って

確か「チョベリバ~」的に、言葉の乱れも結構指摘されてたと思うんだけど

今見ると、なんかめちゃくちゃ言葉使いしっかりしてるよ?!w

 

いいように言えば、今の方が

言葉のバリエーションというか、アレンジ力が高いとも言えるんだけど

アレかなぁ、モー娘。自体がどっか体育会系だから

皆ハキハキしっかりしゃべってただけなのかなぁ。

ヤマンバギャルとかはもっと言葉崩してたのかなぁ。

(しかしどこに生息していたんだろう。渋谷の一部とかだろうか)

 

ゴマキのオーディションでは、スタッフが色々と激しいダメ出しをしていたが

これはこれで、モー娘。オーディションの定番だった。

 

今見たらモラハラパワハラにも十分見えるし

昭和だけじゃなく平成でも、こういうこと全然許容だったんだなと驚く。

オッサンスタッフに、歌唱力や何やらをダメ出しされて涙ぐむ参加者たちは

なんつーか、悪く言えば嗜虐心をそそる。

 

言ってることは間違ってない。本当に受かってデビューしてからの方が大変なんだから、こんな程度で心折れてるヤツはいらない。

たとえ中学生だろうと容赦しない。

 

というのは分かっていても

同い年の息子を持つ身としては「はうぅ(;´Д`)」と気の毒になってくる。

今のアイドルたちどうしてんのかな、もっと過酷な環境でそれぞれ頑張ってんのかな。

 

ゴマキが正式加入してからの初シングル「LOVEマシーン」は

ちょうどバブル全盛期から10年ほど経った、1999年のリリース。

 

「失われた10年」と「世紀末」が相まって

今振り返ると世間は、バブルの時とは違った意味で、お祭りムードだった。

やけくそニュアンスも入りながら、皆がはっちゃけてる感じ。

言うなれば平成の「ええじゃないか」だw

 

そして「失われた10年」は、一体いつまで続くのかw

ちょっと昔を知ってるからってネチネチ申し訳ないが

希望というのは、今よりあの頃の方があったような気がする。

 

でも、そんな見解は

今の時代のど真ん中をまっすぐに生きる若者達には

マジで大きなお世話だよな。

 

アイツらは、若い新緑のアイツらは

今の時代の申し子だから

ちゃんと前だけ見てる。

 

だから、昔よりも希望が失われてるとしたら

俺の中の話なのだ。

 

だって、現に

アイドルグループのダンスは、20年以上前よりも格段に進化してるじゃないか。

これが希望でなくて何だろう。

 

とはいえ、手に汗握りながら

素人だった女の子達の成長を見守れた、あの頃の空気も

それはそれで、希望があった。

 

そうか、どんな時代にも希望はあるんだな。

(至極当たり前の結論にw)