「そうじゃなくて」
 
 
人は誰かとコミュニケーションを取るとき
自分の中の考えにはないことを
つい否定しまうことがあります。
 
そして
自分の中の『正しい』を
押し付けてしまうことも。
 
 
どちらが
「合っている・間違っている」
という問題ではなく
 
否定と自分の正しさがセットになると
コミュニケーションを取ることが
一気に難しくなるんですよね。
 
 
心理カウンセラーeruka(えるか)です♪
 
 
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先日、
「これは収拾つかなくなるな」
と思う出来事がありました。
 
とあることを確認してほしい息子と
それがよくわからずに
違う話しになってしまう夫。
 
 
息子の話は
第三者が関わっていて
その人から言われたことを
そのまま伝えているのですが
 
「よくわからない」
と言われてしまうのです。
 
 
 
説明して
それとは違う話しになっちゃって
また説明して
を何度も繰り返していたのですが
 
最終的に
息子が泣いてしまうという…。
 
 
 
 
この会話を聞いているとき
思ったことがいろいろありました。
 
・話を遮って最後まで聞いていない
・自分が聞いたことや調べたことが
 正解だと思っている
・本人は気づいてないと思うけど
 否定的な言葉を多用している
 
 
これ、親子の会話で
よくありがちなことでもあるし
以前の私もそうで
たまにまだでてくることもあるのですが
 
親子だけでなく
職場の上司とのやり取りや
恋愛・結婚など
パートナーとのやり取りでも
あったりしますよね。
 
 
 
今回の話でいうと
言葉にはそれほど出してないけれど
「そうじゃなくて」
という気持ちが
お互いに全面で出ている感じ。
 
 
たぶん、
お互いのゴールが
完全に違うところにあって
 
そのゴールを
お互いにわかっていないので
 
話も二転三転したり
否定的な言葉に苛立ちもでたり
「わかれよ!わかれよ!」
ってやっている感じでした。
 
 
 
 
こうなったら
収拾なんてつかなくなるのです。
 
わかってもらおうと
お互いにどんどん声は大きくなるし
否定的に言われれば反発するし
苛立ちもでてくる。
 
 
最終的には
何を言っても「わからない」と
別の方法を持って来いと言われ続け
 
否定されたことや
どういっても理解されないこと
伝わらないし聞いてくれる耳もないのかと
悲しくなっちゃったのでしょうね。
 
見てるこっちも
切なくなる…。
 
 
 
でも、
おもしろいもので
(おもしろがっちゃいけないんだけど)
 
息子が泣いたら
それまでと一変するのですよ。
 
「怒ってるとか悪いとか言ってるんじゃなくて…」
みたいに
肯定的な言葉がでてくる。
 
 
それやるの
最初からでしょ…
 
 
 
 
子育てしていると
親が子供にお説教しているときなど
やりがちなことでもありますよね。
 
 
なにかの出来事にたいして
最初は話を聞く姿勢でいるのに
いつしか問い詰めるかたちになって
 
他のことまで持ち出して
「だからおまえはダメなんだ」
って言ったり。
 
 
そうなった背景も知らず
ちゃんと聞いてもくれず
否定されつづけて
寄り添う姿勢も感じなければ
 
もう話したくなくなってしまう。
 
 
人間関係のコミュニケーションって
こういうことから
すれ違ってしまうことも
少なくないと思います。
 
 
 
では、どうしたらいいのか。
 
まずは
話を最後まで聞く
ってことです。
 
 
誰かと会話するとき
子供でも大人でも
言いたいことの要点がまとまっている
なんてことは稀なこと。
 
説明が下手だったり
自分の感情さえも
本人がわかっていないこともあります。
 
 
話を聞いていて
よくわからないところがあっても
突っ込みたくなっても
質問したくなっても
 
「なにを伝えようとしているのかな?」
と考えながら
 
話を最後まで聞く。
 
 
 
 
子供だと特にかもしれませんが
途中で質問されたり
話を遮られたりすると
 
何を話していたのか
何が言いたいことだったのか
わからなくなっちゃったりするのです。
 
 
だから
話を最後まで聞いてあげて
わからないことはその後質問する。
 
 
 
そして、2つ目は
「合っている・間違っている」という
 
自分の中の正解だけで
判断しない。
 
 
正解だけで判断すると
自分と異なった意見を受け入れられず
否定的な言葉で返してしまいます。
 
自分が「否定してない」と思っても
相手からはそう感じることもあるのです。
 
 
また、
自分の中に正解があるように
相手にも「相手の正解」があります。
 
それを理解していないと
お互いの正しさを主張して
『正解の押し付け』
になってしまいます。
 
 
 
 
これだとコミュニケーションは
上手くいきません。
 
仲良くしたい相手なのであれば
自分の中の正解だけで判断せずに
相手の正解があることを
受け止める寛容さ
も大事なことです。
 
 
 
そして、3つ目は
 
まずは肯定してから
自分の考えを提案して
見返りを求めない。
 
 
相手にも相手の正解や考え方がある
ということを受け止めて
 
「あなたの考えはわかったよ」
と肯定したうえで
 
「私はこう思うんだけど、どう?」
提案するだけです。
 
 
 
相手を肯定するとは
相手の意見をすべて「良し」と
受け入れようということではなく
 
その人の考え方があることは
尊重してあげる
 
「あなたはそう思うんですね」と
いったん受け止めるということです。
 
 
 
 
受け止めたからといって
そうしなきゃいけないと
自分に受け入れる必要はないし
自分の考えを押さえつける必要も
ありません。
 
「そうなのね」
と思うだけでいい。
 
 
自分もそれだけでいいのだから
相手にも自分の正解や考えを
押し付けるのではなく
 
提案だけして
わかってもらおうと
見返りを求めないが大事なのです。
 
 
 
人は、
否定されると反発したり
イライラするものです。
 
逆に
肯定されると
相手にも肯定的になるもの。
 
 
お互いに否定しつづけて
どちらの正解が正しいかを
議論するよりも
 
相手を肯定し
自分の考えも提案すると
 
意見が食い違っていたとしても
「じゃあ、どうしようか」
とお互いの落とし所を見つけるように
前に進むことができます。
 
 
 
コミュニケーションは
戦いではなく
 
お互いの違いを
すり合わせることで
 
関係性を良くする
仲を深めることができるのです。
 
 
 
 
人間関係のコミュニケーションが
上手くいかないと感じていたら
 
 
話を最後まで聞く
 
自分の中の正解だけで
 判断しない
 
まずは肯定してから
 自分の考えを提案して
 見返りを求めない
 
 
この3つを意識してみると
相手との関係が変わってきますよ。
 
 
私もこれを意識することで
話してくれることが増えて
子供たちとの関係性が
とっても良くなりました!
 
仲を深めたい人がいたら
ぜひやってみてね♪
 
 
 
 
ちなみに、
我が家の親子は冷戦状態。
 
息子が諦めたともいう。
 
 
このブログの内容
旦那さんが1番読むべきだと思うわ〜笑い泣き
 
 

 

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いつもお読みいただき
ありがとうございますキラキラ
 
今日も、素敵なあなたに
たくさんの笑顔があふれますようにクローバー
 
eruka
 
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