朝8時に目覚めると軽くシャワーを浴びた。
赤いダイヤルをまず全開にして青いダイヤルも少し開かせる。
冷たい水が急激に熱くなっていく・・・
どうやら温度を上げすぎたようでようでもう少し青いダイヤルを開けることにした
大抵のBIZ HOTELのシャワーは温度調節がうまくいかない
ここはまだましな方だった・・・。
少し熱めのシャワーが俺の冷えきった体の感覚を正常に戻し始めた。
シャンプーだけすると大ざっぱに流し、体にシャワーをあびたまま歯ブラシを口にねじ込む・・・
甘辛いミントフレーバーが口の中にいっぱいになった。
適当に磨くとそのままシャワーの水を口に入れ小さな流し台に1度だけ吐き出した。
少しフレーバーが残っている感じがするがタオルで雑に拭くとBATH ROOMを後にした。
HOTELのバイキングで朝食をとるとすぐに車に乗り込み新潟へ向かった。
外気の温度はマイナス8度と雪国はさすがに寒い。
景色が全て雪景色になりだした頃、高速のチェーン規制があり、レトロな鎖をリアに巻いた。
制限速度50KMのところ65KMほどで走る。
すべての車が8OkmOVERで俺の車を追い抜いていく。
追い抜かれると同時に邪魔な野郎だと嫌な顔をお見舞いされ続けた。
これでも法定速度OVERで走っているのに迷惑な話だ・・・・
1車線になるとそれより増して悪質に煽られ続けた。
70km弱と限界までスピードを出しているがこれでも遅いらしい・・・
なんとかやり過ごし高速を降りると上越の街だった。
11時過ぎには海岸沿いの道に出ることができそうだ。
ほどなくして海が見える。
うねりが筋張ってこちらに向かってくるのが見えた。
すぐにSURF POINTが現れる。
皆の顔がきらめいた。
奇声が上がり誰ともなく声がでる。
"いい波じゃん・・・人もいる。結構たくさん入ってんじゃん・・・。
どうやら肩位の波が風の影響もなくBREAKしてるようだった。
ただメジャーなPOINTのようで人も多い。
皆入りたそうだったが私の勝手な判断でチェックもせずに南下することにした。
前回新潟に来たときもう少し南の港で海に入っていた。
そこをチェックしてみよう・・・・
海岸沿いの道はほとんどの場所でうねりが確認できた。
ただREEFが多くSURFINGはできそうもない。
思ったより時間がかかり漁港に着くが波がでかすぎて入れそうもなかった。
もどるか考えたが時間も大幅にロスすることになる。
“せっかくの旅だ。先を進んで開拓しよう。”
すでに昼をすぎていた。
5時過ぎに日が暮れ出すことを考えると時間は限られていた。
12月31日大晦日 波に飢えた獣どもがワゴンの中で出番を待っていた。
さっきのPOINTで入らなかったことを後悔した。
"マトモな波ならどんなSIZEでもいい。
こいつらに今年最後の乗り納めをさせてあげなければ・・・”
俺の気持ちと裏腹に自然の猛威が追い打ちをかける。
.吹き付ける風が日本海の整った波を壊し始めていた。
つづく
