ジュエリーデザイナーでグラフィックアーティスト、浮世絵師で星読み占い師のERINAです。
本当の願いは大概
思ったより小さすぎたり(寝たいとか)
思ったよりしょうもなかったり(もっと構ってとか)
そんな感じですが、
私はもう自分でも辟易する
でも結局これじゃんみたいな本音が出ていて
あまりに自分としては、あーあ。。
という感じで、認めないようになんとか否定しまくっていた数日。
『私の作品に対してのパトロンが欲しい』
先日お会いした人から、アーティストは本来、パトロンありきの世界。(起業塾のハイパー人気講師の人よ)って言われて。
この言葉に10代からとにかく私は
『あり得ない。そんな足長おじさんはおらん』
20代は学生しながら銀座で働いていたから、
『パトロンは愛人のこと』
(余談ですがここにいたんです。http://ginzalouvre.blog3.fc2.com/tb.php/306-c2f1758f)
パトロン。
とにかく否定。存在を否定。
ヨーロッパのパトロンの概念
でも日本だってもともとは大名たちがそれをしてきた。
日本にない文化じゃないのはわかっている。
それでも否定してきたから
その人に今更言われた時、わたしは否定したかったけれど、、
実はこの起業3年にして、すごく納得してしまって。
会社員の時は時間がなく
起業してからはお金がなく
純粋にビジネス思考0で作品制作は、
やっぱり厳しいと薄々感じていた。
月の15日ビジネスしたら、作品を作る時間も、お金も(これはビジネス的な仕入れやら先にやたら使うせいw)
ビジネスなんか関係ない！作りたいだけ！みたいな作品を作る時間もお金もますますなくなった。
会社を辞めて最初の夢は、
母業しながら仕事したい。だった。
子どもが価値観を変えてくれた。
そのあと仕事が、自分の大好きで、経験してきたことやりたかったことから生み出せていって、
自分のブランド作ったり出来て
夢や願いが
叶えば叶うほど
本当の願いに近づいていっていた。
『ただ、作品を作り続けたい。
その息抜きのようにビジネスをしたい。』
なんという。
ずっとそれだけは認めたくなかった。
だってそれができないアーティスト達がビジネスで道を切り開く姿を見て追いかけているのに。。
でも、それだけだった。
私はどんな占いをしても使命的なものですらも
表現すること。
しか出てこない。
表現することが悲しいかな
私は金銭に直結するのがまだまだ朧げなのだ。
パトロンが欲しい。
身体目当てでも(そんな大した身体じゃねーけどな)
投資目的でも(未来をわたし以上に見てくれてありがとう)
散々、アーティストが自分でビジネスすることを言ってきた私が結局こんな願いって。。
なんて情け無い。
こんなにイキってこんなもん。
こんな偉そうにしてこんなもん。
爆沈。
挙句、全視野緑内障(視野の欠けはまだない)
この上商売道具みたいな目玉もやられてくのかと泣きたくなる。
パトロン、もうそれが叶うか叶わないかどうでもいい。
ただ、わたしはそういう最強の他力本願を本望に持っていた。
それは認める。
それが現実になるかは今はわからない。
今はひたすら足りない月末の支払い15万をなんとかせねばならない。
溜まっているオーダーも。
とにかく今この瞬間どうしたい？って思ったときに
わたしはE.JXOGAの1点モノ達を売りたいと思った。
私は私のジュエリーを私のためには作っていない。
人を後押しするために作っているから。
今までやってこなかったこともしてみる
これも(sale)やってみたら怖い
何が怖いのか？
欲しい人にちゃんと届くのか？
私は多分1番それを望むし、怖がっていた。
ちゃんと欲しい人に、本当に欲しい人に
私の作品は届くのだろうか？
ビジネスも、アーティストとしての作品も
全てこれだけだ。
そこは永遠に変わらない。それも認める。
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この記事を書いている人
博物ジュエリーデザイナー・アーティスト ERINA
幼少期にこじらせた性や虚弱体質、容姿や学歴のコンプレックスにまみれた青春期を送る。現世から逃げるように美術を隠れ蓑にして過ごし社会に出て、ジュエリーの世界に出会う。産後、体調を崩して今まで自分を抑えつける生き方を考え直し、開業。この世のどこにもない面白くて美しいものを作っています。