作品と自分自身の言語化。 | ERINA MUKAIJO official blog

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Art & Body & Soul=Lifeな日々を!







私はジュエリー屋、アーティストで、ERINAって名乗ってますが、、

何のアーティスト?

ということで今回ご紹介するのは、グラフィックでの一連の作品群。


私がこの作品群でしているのは、

ブリコラージュ!

って更に何よって話ですねw



これは美術用語じゃないです。


美術用語なら単に【コラージュ。】でしかないのですが、美術的なコラージュ作品というには何か自分のやってることに違和感がずっとあり、、


実は7年くらい前からこの作品の作り方に名前がつけられず、ラベリング出来なかったんです。ショボーン



昨年、大阪のみんぱく(国立民族学博物館)って、

かつて日本のイケイケな高度経済成長時にめっちゃコレクション出来たんだろーなっていう


膨大なコレクションを誇る広大な博物館での展示で、


「驚異と怪異」って展示がありまして。



そこで、人間の想像力から生み出された異形の生物をあらゆる国から集めて展示されてたんですね。猿と鯉のミイラくっつけた人魚とか。



そこで書かれている言葉に、


想像力っても無から有が出来るんじゃなくて、


結局は人間は見たことがあるもの(既知)を組み合わせるしかない。


結局、未知は、既知から成り立つ。


私の解釈も入ってますけど。こんな感じで書かれていて、それが、ブリコラージュ(雑多な組み合わせ)という言葉に集約されていた。



ブリコラージュは、民族学とかで出てくる用語です。


提唱者はフランスの民族、民俗学者


レヴィ=ストロース。


有名な著書

『野生の思考』





※こちらの本、古書店業界でも中々値段が下がらないとして有名。(3000〜4000円)


で、私が話しているブリコラージュについては

本の大分冒頭に出てきますw

私もこの本、難解で

半分以上進めたことがありません!笑い泣き


私はストロースの構造学者ではないので、そこはゆっくり解釈していきたいのですが、

私がやっていることはこれだ!ってやっと確信しました。


私は実は小さい頃の夢は考古学者で、恐竜の骨堀りにいくか、民族学者でフィールドワークで世界を旅するのが夢でした。(ヒッピー思考)

そういうのもあって、この言葉がしっくり来たのかもしれません。



私がやっていることは、

インターネット上を旅して、

既知の切れ端を集めて回り、

コレクションし、

それらを使って本来の意味とは異なるモノを

生み出す。


まさにレヴィ=ストロースの提唱する

ブリコルール(器用人)によるブリコラージュなんです。


アートは無から有をつくるところを価値とするけども、

ブリコラージュは既知+既知=未知

なんです。



ひたすらにあるのは偶発性の快感と興奮。


子どもが小さな拾ったゴミ屑を宝物にして箱にしまい、それを出して人形やロボットを作るような、、

人間の原始的な遊びをしている感覚なんです。ウインク


見てくれた人もそんな童心のワクワク感を思い出してくれますように。


ERINA


こちらの作品群はインスタでも!
https://www.instagram.com/mukaijxo_erina