前職の会社の中のシルバージュエリーブランドでジュエリー兼印刷物デザイナーやっていました。
いやさ、、ジュエリーデザイナーって。。
私何回か言いましたが
東京芸大の版画の院卒です。
しかも木版画だよ。墨だの木片だのにまみれた20代で、25の時はインドネシアの水牛の革で巨大な影絵作ってたよ。もはや何科すらわからない。
とりあえずジュエリーのじゅの字も知らん。なんなの。０.１mmの世界。こっちはmで生きてたわ。くらいのレベル。
で、なんで会社受けたんだっけ、、。あ、そうだ中学のときにビジュアル系の雑誌見て、そこに載ってたんだ。当時クロムハーツ全盛期で、シルバーアクセサリーがすごかったので。
（関係ないけど、音楽遍歴は10代ビジュアル系バンギャ→パンク、ゴス→20代ゴアトランス→20代〜30代民族音楽好き。今はクルド人女性歌手に夢中
）
それで記憶に残っていて、
で、就職すっか〜ってなったときに（当時は震災後の就職氷河期。完全な買い手市場。）
思い出したのです。シルバーアクセのブランド名と会社。
その時私が思ったこと「こんな物（失礼）作れる会社なら、私も息しやすそう！」
バイト先決めるレベルの動機。
(確か他にも大手のおもちゃ会社とか選考進んでたんだけど、
最後の面接で遅刻したんだよね。本当、社会人不適合。。)
しかもその時そこのジュエリー会社でデザイナー募集なかったからねw
勝手に送りつけたよね。履歴書。まあ学歴的にいけるだろ！ってね。w （嫌な奴〜w
）
で、社長から面接してもらって、社長もさすが面白い人で私の「アマテラス」の絵とか見せたらえらく反応して頂きましたw
そんな感じで私だけ試験もなく通ったよ。すげーな芸大ブランド。
でそのあと修行で不本意ながら販売員やってw、販促デザインやって（私その時までほとんどイラレもフォトショも使えなかったからね！）
なんかあれよあれよでやっと1年半くらい経ってシルバーアクセのデザインやれることになりました。
（中学生のときに欲しい！って思わなかったのは、「自分が関わる予感」だったのかもね。）
でも、そもそもアクセやジュエリーの作り方なんて知らないんですよ。（爆）
それなのに、いきなりこれ作りたい！って言って（完全なる厚顔無恥。。）
作らせてもらったのがこれ。
そして後にも先にも
これが一番好きなデザイン。
不死鳥の羽が腕に巻き付いたら、、ってイメージ。このイメージの壮大さも大好き。
羽を概念的な塊ではなくて、一つ一つの繊維の塊って捉えたデザインなのです。ヒントはダチョウの羽から貰いました。
数は売れなかったけど、高いし、お客さんも買う時、結構決心して買ってくれるのを見たりすると本当嬉しかった。
だってその人が私と価値観の共有が一番できている人。尊い。
あのど素人の私が言いだしたものを実現化してくれた職人さん会社の皆さんありがとう。
買ってくれた人ありがとう。
これに負けないくらい面白くて綺麗なもの作るから！！！！
ERINA