合掌 唐十郎 状況劇場の芝居を熱く見ていた頃 | 猫とアロマと優しい花と

猫とアロマと優しい花と

2020年7月24日。愛猫もも永眠(16歳)
2022年アロマインストラクター資格も返上し
ブログタイトルと一致するのはガーデニングだけになりました。
今は主に、日常の事、韓国ドラマの事、お花の事などを綴っているブログです

唐十郎が亡くなった…。

 

あ~青春がまた消えたな~と言う思い。

 

大学時代、新宿紅テント 状況劇場

 

不破万作、大久保鷹、四谷シモン、根津甚八

 

彼らの姿を間近に見ながら 熱気あふれる舞台に陶酔した。

 

李麗仙と根津甚八の絡みなんって、甚八さんがまだ初々しくて可愛いもんだった。

 

たくさんの芝居を観た学生時代。

 

 「おちょこの傘持つメリー・ポピンズ」や「唐版・滝の白糸」「唐版 風の又三郎」

 

「下町ホフマン」「腰巻お仙」等などもっと色々見たけれど覚えてないや…。

 

 

 

 

その頃一番印象に残ったのが大久保鷹で、急に芝居に出なくなってそのまま…(失踪)

 

彼の演技は鮮烈で、客席からのどよめきと笑いが渦のように巻き起こったのを記憶している。

 

さっき何気に調べたら、普通のおじさんになってて、ドラマや映画にも出ててびっくり💦

 

唐の系列で言えば初期の劇団員麿赤児、 麿の芝居は状況劇場では見なかったけれど

 

大駱駝艦の舞台も何度か訪れ、インパクトのある舞踊に酔いしれたものだ。

 

看板女優李麗仙の演技を生で見られただけでも素晴らしい経験。

 

舞台の前の方に陣取れた時はもろに彼女がまいた バケツの水を

 

被ったものだ。(最初にビニールカッパの様なものが配られた記憶有り)

 

彼女の主演した映画「玄界灘」も忘れられない。 暑苦しいほど色濃い作品。

 

 

劇団唐組の「泥人魚」が今日花園神社で公演される。

 

団員達も渾身の演技を見せてくれるのだろうな。

 

唐も、悔しかろう…。が、命には限りがある。

 

先に逝った李麗仙や甚八さんとまたあの世で熱く演劇論でも戦わせて

 

賑やかに過ごして欲しい。

 

 

<唐十郎死去>その言葉で40年以上前の青春があっと言う間に目の前に現れた。

 

ひりひりするように激しく生きていたあの頃の感覚が蘇り、心にエネルギーを吹き込む。

 

そんな世界に誘ってくれた私の<元・夫君>は、もうこの世にはいない。

 

唐十郎の訃報に接し、ただのお嬢ちゃん女子大生だった私の感性を目覚めさせてくれた

 

元・夫君にも<ありがとう>の言葉を手向けようと思う。

 

合掌 唐十郎