ザ・グローリー 〜輝かしき復讐〜 (韓国ドラマ) | 猫とアロマと優しい花と

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2020年7月24日。愛猫もも永眠(16歳)
2022年アロマインストラクター資格も返上し
ブログタイトルと一致するのはガーデニングだけになりました。
今は主に、日常の事、韓国ドラマの事、お花の事などを綴っているブログです

ネットフリックスで配信中の<ザ・グローリー 〜輝かしき復讐〜>見終わりました。

全16話。

 

凄絶ないじめシーン、暴力、性描写、ドラッグ…一番遠ざけたい内容でしたが、評判は凄く良い。

どんなものかと見てみたら1話目から目が離せなくなり、観終わるのが勿体なく、

ゆっくり見たい気持ちと早く続きを知りたい気持ちが混在したまま結局6日で完走しました。

 

あらすじ

 

建築家になることを夢見るムン・ドンウンは高校時代にいじめが問題になっても、

相談相手が誰一人もいないことから、自主退学に追い込まれる。

 

退学後、彼女の夢は復讐を果たすことへと変わり、高校退学後の人生を全て"復讐"に

命を捧げ続けた。

16年ぶりにドンウンと再会する加害者メンバーらは、自信に満ちたドンウンに恐怖を抱く。

ドンウンはいじめグループのリーダー格で現在はお天気キャスターのパク・ヨンジンへの

復讐から開始する。

 

↑ウキペディアより引用。

 

 

※キャスト

 

ムン・ドンウン 役 ソン・ヘギョ      セミョン小学校教師、高校時代のイジメ被害者

 

ソン・ヘギョは正直色々と評判が良くないため敬遠していた女優さん。

最初ソンヘギョと分からず見ていて、後から知った…こんなに綺麗な人だったんだ~

美しく、凄味が有り、語る瞳の中に暗く沈む過去をたたえる演技…。上手かった。

ジュンギ君とすぐ離婚しちゃったけれど、何となくそれで良かったと思う。

彼女はこれからもっともっと大きな女優として年を重ねていくと感じた。

 

 


チュ・ヨジョン役 イ・ドヒョン       ドンウンの協力者、形成外科医

 

  復讐する者達の絆。最後までこの二人がどんな関係で行くかと気になったけれど

イ・ドヒョン のピュアな心情が折れることなく続いて心地よかった。

二人で迎えるラストシーンはモノクロームな中に詩情あふれ、とても印象的。

 

 

パク・ヨンジン役 イム・ジヨン        ドンウンのイジメの加害者、気象キャスター

 

凄まじい汚れ役 蓮っ葉で、下種で…これ以上酷い言葉が出てこないほど…当たり役か?

他の役を演じてもイメージ払拭するの大変そう…。

初めてお目にかかる女優さんでしたがインパクトが凄かった。顔も怖い…💦

 

ハ・ドヨン 役  チョン・ソンイル       ヨンジンの夫、ジェピョン建設代表

 

彼の出方によってストーリーが大きく変わるのでとても重要な役だったがクールに

こなしていた…。男前、色気も有って凄く素敵ラブラブ

 

 

カン・ヒョンナム役 ヨム・ヘラン         ドンウンの共謀者

 

裏の主役位の存在感。大好きなヨム・ヘランさんの演技を今回も堪能した。

DVを受けながらもがき苦しみ、娘を守ろうとして復讐を決意。

すさんだ生活の中から浮かび上がるささやかな光、よせる絶望

悲しみのるつぼを潜り抜けて行く過程に流された多くの涙に、感情移入し

何度も涙が溢れた。

 

 

 

チョン・ミヒドンウンの母親役 パクジア 、アル中

 

凄まじい母親役 もしかして一番復讐したいのはこの親なのかもしれない…

何度も我が子を絶望の淵に追い込む…。

ヨムヘランさんが体を張って我が子を救うのと対照的なドンウンの母親。

 

 

 

※その他、いじめに加担したキャスト、ドンウンの仲間など多くの役者さんがストーリーを

埋めて行きます。

 

☆高校時代に受けた凄絶ないじめ、彼らに復讐するために緻密に計画を立てて

実行して行くソン・ヘギョの凄まじく冷徹な演技に惹かれました。

思わず目をそむけたくなるシーンが多かったのですが、拒みたくなる気持ち以上に

展開が上手く、次へ次へと見たい気持ちがはやり、たった5日で16話完走です。

 

ドラマの中にはドンウンの復讐のストーリーの他にも復讐劇が有り、

それらが傍線となって主線と並行しながら、徐々にいじめに関わった人々が

破綻して行く姿が描かれます。

 

順調に復讐が進むわけでは無く、躓きもあります。が、その躓きから

かすかな希望を掬い取り再び復讐に向かって動き始める所は見ている者を

ぐっと引き寄せ、脚本の上手さを感じました。

 

最後の復讐に向かう二人のラストシーンは、幻想的な空模様と共に

非常に穏やかで不思議な静謐感に包まれた現実が有りました。

 

大きな声でお勧めします!とは言えないドラマです。

教訓は?とか伝えたかったことは?等と言う言葉もあえて言う必要はないでしょう。

 

今は、ただ、このドラマを見た方達と、胸の奥から湧き上がってくる何とも言えない

高揚感を共有したい…そんなドラマでした。