離婚弁護士シン・ソンハン (韓国ドラマ) | 猫とアロマと優しい花と

猫とアロマと優しい花と

2020年7月24日。愛猫もも永眠(16歳)
2022年アロマインストラクター資格も返上し
ブログタイトルと一致するのはガーデニングだけになりました。
今は主に、日常の事、韓国ドラマの事、お花の事などを綴っているブログです

ネットフリックスで配信中の<離婚弁護士シン・ソンハン>見終わりました。

2023年 JTBC 全12話

 

概要

ある出来事がきっかけでピアニストから法律家に転身した離婚専門の弁護士が、さまざまな事情を抱えるクライアントのために型破りな方法で複雑な離婚訴訟に立ち向かう物語

 

あらすじ

離婚訴訟を専門とする弁護士シン・ソンハン(チョ・スンウ)のもとにある依頼がやってくる。依頼人は、ラジオDJをつとめるイ・ソジン(ハン・へジン)。どうしても親権を手放したくないイ・ソジンは、シン・ソンハンとともに裁判に挑む…!

 

↑概要・あらすじともKOARI様より引用

 

 

何とも言えない暖かな雰囲気と全体に通底する柔らかな印象。

対立する悪役を、溜飲が下がるほど懲らしめない、これでもかと追い詰めない

そんな脚本のしなやかさ、品格を感じました。

ぬくもりのような余韻がずっと続く、受け手の感性が試されるような作品。

 

キャスト

 

チョ・スンウ   シン・ソンハン役    離婚専門弁護士、元ピアニスト

チョ・スンウ と言えば、<馬医><秘密の森><シーシュポス:The Myth>等

名作がすぐに出て来るほどの俳優。今回はピアニストで弁護士。

高身長でもなくとりたててイケメンでもない正真正銘の名優が

肩の力を抜いた弁護士役をひょうひょうと演じた。やはり彼のドラマに外れは無いな。

 

 

ハン・ヘジン    イ・ソジン 役   ソンハンの依頼人、ラジオDJ

大好き。朱蒙(チュモン) の召西奴(ソソノ)役を見た時美しさに圧倒されました。

40超えてこの美しさ。今回もただただ見とれておりました💦

シングルママで若干の汚れ役部分もあり、時の流れを感じた次第です。

 

 

キム・ソンギュン    チャン・ヒョングン 役  ソンハンの事務所の事務長

<熱血司祭>の時の情けない刑事役しか知らなかったのですが

今回は割といけてる役で、味のある演技でドラマを支えていました。

 

 

チョン・ムンソン    チョ・ジョンシク役    ソンハンの友人、不動産会社代表

ダーティな役や気弱な役等変幻自在の役者さん。

<ヘチ>の時の<ミルプン君役>で見せた強烈なサイコパスが印象に残っていて

ネガティブなイメージを持っていたのですが、今回の好青年役で印象が変わりました。    

 

 

このドラマはこの三人の仲良しネタが毎回のようにストーリーに入って来るのですが

脚本の中の遊び部分、余裕として上手く活かされており、とても楽しめました。

 

 

※子役の男の子二人も良かった

 

キム・ジュニ    ソ・ギヨン役    ソ・ジョングクと前妻の息子、ソンハンの甥

良い写真が無くて…💦

 

 

    チャン・ソンユル    カン・ヒョヌ役    ソジンの息子

<ミッシング><昼と夜>でも可愛さ際立ったけれど

今回は陰のある役をとても上手に演じた。今子役で一番可愛いんじゃないか。

この先の期待感半端無いです。

 

 

ノ・スサンナ    チン・ヨンジュ役    ソ・ジョングクの妻、クムファ法律事務所広報理事

一人めっちゃ敵役でした。良い人ばかりの中でこの役引き受けた事凄かった。

顔も凄味が有ったし…💦

 

 

※離婚弁護士と銘打ったドラマなのだから、1話1話に様々な家庭の根深い問題がありそれを

解決して離婚させる、または離婚を回避させるストーリーに間違いは無いけれど

他のドラマと違う味わいを見せたのはドラマの底に流れる物が子供の人権であった事。

そこに柱を置きながら、幾つもの離婚エピソードを組み込み、男達の友情や登場人物の恋愛を

絡ませていく。

先を急がず、敵役の苦しむ姿を強く見せつけずにライトに終わらせる。爽やかなラストでした。

 

チョ・スンウをはじめとした役者達自身のパーソナリティがノーブルだったのかな。

だから、ベテランの名女優さんがラーメン店の店主として1回登場した時

凄い違和感を感じました(決して彼女がノーブルでないと言う訳では無いのでしょうが…💦)

 

役者達のコンビネーションが心地よく、洗練された上質なドラマでした。

とってもとってもお勧めです。見た方は送り手の様々なギフトを感じて欲しいです。