エリコのブログ           バックパック2人旅         ~世界をゆるめに横断~     -6ページ目

ダハブに別れを告げ、

エジプトとヨルダンの国境、

ヌエバア行きのバス停まで。


タクシーはボロボロのジープ。

運転手は、ザ・アラブのじいちゃん。

超安全運転で走る車から見る、

エジプトの景色。


いろんな思い出がよみがえって、

少し切ない。



そしてバス停に到着。

このじいちゃん、

外人からぼったくるということを知らないのか、

最初の言い値どおり、

他のタクシーの半額の金額を手にすると、

さっさと帰っていった。


なんか、かわいい。



さて、さて。

バスの時間を確認してみるとびっくり情報発覚。

サマータイム適用は昨日までで、

今日から1時間遅れになるという。


はぁ、やっちまった。

早起きしたのに、1時間待ち・・・。



バスで1時間30分。

ヌエバア着。

ここからヨルダンまではフェリーで移動。


ものすごい暑さの中、

重たい荷物を担ぎ、

チケット売り場へと向かう。


はい、閉まってます。


こんなこと、慣れっこです。

いちいち騒ぎ立てたりしませんから。


おとなしく1時間待つ。

     ↓

     開く。

では、買いましょうか。



重い腰を上げると、エジプト人がものすごい勢いで、

どどどどーっと押し寄せてきました。


はぁーーーーーーーっ。


こいつら、順番というものも知らなければ、もちろん並ぶことも知りません。

それどころか、人を突き飛ばしてでも前へ進むというのが常識らしく、

押され、覆いかぶさられ、あたしの頭の上を奴らのパスポートがいくつも通過していった。

なんでプンプン



やっとあたしたちの番が来た。

パスポートが受け取られ、フェリーのチケットの手続きがはじめられた。


売り場に着いてから2時間後のことでした。



この高速フェリーチケット、結構高いの。

1枚70USドル。

まぁ、ぼちぼち立派なフェリーでもあるんだけど。

なのに!!!!


チケット購入した時点で、

すでに予定出発時刻過ぎてました・・。


さらに、朝からパン1個しか食べてないまま、

なんだかんだですでに15:30.。

お腹空いたので、スーパーでお買い物してたら、

遠くからあたしたちを呼ぶ声・・・。

「COME!!」

カム、じゃねーよ!

そっちがどんだけ遅れてると思ってんだ?!


慌てて出国審査を済ませると、

なんだかだだっ広い待合室みたいなところへ押し込まれる。


しばらくしてやっとフェリーに乗るも、

2時間動かず。


15時発のフェリーは夜21時にようやくエジプトを出発しました・・。

どんだけ遅れれば気が済むんでしょーか?

そして、遅れるくせに人がのんびりしてるとめちゃ急かす。

なんでなんでなんでーーーっ??


はい、エジプト行きたくなったでしょ?



22時、やーーーっとヨルダンのアカバ着!

もうクタクタになりながらフェリーを降り、

日本人とタクシーシェアしてホテルへ。


ホテル、1室7JD(ヨルダンディナール)。

日本円で約930円。


高いけどめちゃ汚い・・・。

めちゃテンション下がる・・・。


ホテルのシャワールームは、あたしたちの階に4つあったんだけど、

それぞれが問題を抱えてた。

① 排水溝がつまり、水が流れないため、足元は沼。

② 水が出ない(この時点で、シャワールームじゃない)

③ とにかく死ぬほど汚い

④ ドアの鍵がかからない(鍵がかからないだけならまだしも、手で持ってないと開いてしまう)


暑くて汗だくです。

みなさんなら、どれを選びますか?


あたしがどれを選んだかは聞かないでください。 



そして、暑くて死にそうだったので部屋のドアを開けてたら、

お向かいの部屋の西洋人2人が話しかけてきた。


ま、こんなことはよくあるんだけど、

なんか・・・、この人たち、クセがある。


「Where are you from???」

聞かれたので、聞き返す。


「ISRAEL」


・・・・・・・。



カードゲームをしないかとお誘いを受けましたが、

丁重にお断りし、ドアはちゃんと閉めて寝ました。





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ボロボロジープとタクシーのドライバー。

この天使の輪みたなの、なんかかわいくない?




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アカバの町。

これ、アラビアのロレンスに出てくるそのままのカットだと思う。



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これが、あたしたちをさんざん待たせた高速フェリー!

エジプトとヨルダンを1時間で結びます。

船内も、それなりに快適。








久しぶりにオアシスからフツーの町、ルクソールへと戻ってきた。

ということで、2日ほど休息。


おいしいものを食べ、クーラーの効いた部屋で眠り、溜まりきった洗濯物をやっつけ、ホテルの屋上で、お手伝い係のおばちゃんのこどもと遊ぶ・・。


そんなことして、2度目のルクソールはのんびり過ごした。





そして、エジプト最後の町ダハブへ。


バスチケット売り場のおやじが、

「ダハブまで14時間かかるでー。」と言ってたので、

それは過酷なものになるだろうと覚悟を決める。

そして、想定内?の19時間移動となった。


ダハブ。

って有名だよね?

ダイビングの免許とったりする日本人多いみたいだし。


とにかく、ツーリスティックでした。

もう、観光客のために作られた町というか一角があって、

ここに現地民は住んでない、と思う。


レストラン、お土産屋さん、バー・・etc

海を取り囲むようにびっしりと並ぶ。

完全に供給過多状態。


でも、このレストランが最高に居心地いいの。

大きなソファー、ちょっとおしゃれなごはん、デザート。

そして、目の前は海。


供給過多だから、値下げ合戦すごくて安いし!


4日間、ひたすらおしゃれレストラン通い。

ともちゃんなんて、3時間くらい爆睡してたこともあった。


海は立ち泳ぎする自分の足がくっきり見えるくらいきれいで、

水の色もなんだか不思議な青。

波もなくて、ぷかーって浮きながら考え事。


飽きればまたレストランに入り、読書。



そして、ダハブに来たら行かなきゃだめなのがシナイ山!

モーゼが十戒を授かったこのシナイ山って、有名なんでしょ?


その山頂で日の出を見るため、

夜11時にホテルを出発し、

夜中1時にシナイ山到着。


ここから約3時間かけて山頂目指す。


足元もよく見えないほど真っ暗な中で山を登る。

寒い、苦しい、足が痛い。


登山するなら当たり前だろ、っていうどーしようもない文句ばっか言いながらも、

4:40a.m.、山頂付近になんとか到着した。


チャーター好き?としては、

途中何度となくラクダさんをチャーターしてしまおうかと思ったけど、がんばった。

自分の力でやり遂げるということは、

とっても気持ちがいいものです。


日の出は6:00a.m.。

まだ時間はたっぷりある。

コーヒーショップで横になってみる。


眠れるわけないよね・・・、と思ってたのにあっさり寝た。



「起きろや。」


ガイドのラマダン君に起こされ、

「大変だー!日の出だ!」

頂上まであと少しの道を急いで駆け上がる。


間に合ったぁ・・・。

こんなに苦労して登っておいて、

見逃したらアホすぎる。

よかったハート



太陽が見え始める少し前。

稜線がぼんやりして、うっすら明るい。

なんか、幻想的。


今まで見たサンライズの中でも、かなり上位かも。


ぐんぐんと日は昇り、

あっという間に朝はきた。


途中で、写真に残すことも諦め、

目に焼き付けることにする。



ラマダン君に温かいティーをごちそうになり、

少し元気になったところで下山。

登りの疲れが出たのか、

足はガクガク(笑)。

運動不足?歳?


シナイ山、

はじめは予定に入ってなかった(笑)

よく知らなかったんだもん。

でも、来てよかったー。




そして、エジプト最後の夜。

通いつめたレストランで海を見ながらのんびり食事して、

お部屋で乾杯。

第1カ国目、長かったエジプトでの滞在を振り返る。



おもしろい人間がたくさん。

とにかくデカイ遺跡がたくさん。

男の人を1番魅力的に見せる(と思う)砂漠の民の衣装、ガラベイヤを着た人がたくさん。

キレイな海や壮大な砂漠。

強烈なスパイスの香り。


心を激しく揺さぶるものばかりでできてる国、

それがエジプト!!


謎がいっぱい、

好奇心をくすぐられっぱなし。


すべてが大好き。

いろーんなことがあったけど、

ぜーんぶをそのまま愛したくなる。



昨日は一睡もしてないのに、

2:00a.m.まであたしたちののおしゃべりは続いた。

毎日一緒にいるのに、

毎日同じもの見て過ごしてるのに、

感じたり考えたりすることはやっぱりそれぞれ違う。

口にして伝えたいことは増えるばかり。

思い出を共有したり、共感できるっていい。



さぁ、次はヨルダンへ!




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ルクソールのホテルにて。

まじめに勉強中。



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ルクソールのCDショップにて。

ベドウィンの音楽、なかなかよくて、CD欲しくなっちゃったんだよねー。

たくさん見せてもらって、聴かせてもらって、結局買いませんでした。

ごめんなさいねー。



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ダハブの海とそのまわりのレストラン群。

これが、ほぼすべてレストランなんだよ!



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ダハブで泊まってたホテル。

きれいでしょ?



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お気に入りのおしゃれレストラン。

また勉強。

あたし、すごい。



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シナイ山の頂上付近のコーヒーショップ。

ベドウィンのおにーさんが働いてた。

ここで、コーヒーもオーダーせず爆睡。



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シナイ山で見た日の出。

う~ん・・・写真じゃ伝わらないね。



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朝が来たシナイ山。




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シナイ山下山風景。

ちょっと疲れたので休憩中。

となりにいるのがガイドのラマダン君。

こんなに険しい所を下っていったの。

ガクガクしながらだから、もう大変だよー!















エジプトにはチップ文化がある。

たぶん、旅行者が観光地でガイドなんかを雇ったときには、

もう、これは当たり前の請求になってくる。


まぁ、あたしたちも郷に入れば郷に従えで、 

七転びにもチップを渡したわけです。

サービスに見合った額のチップを。


エジプトに来てから、何度かこのチップ制度に則って、

支払いをしてきたわけですが、

これまでその額に対して苦情を言われたことも、

不満足な顔をされたこともありませんでした。


あたしたちは、常に適当である金額を払ってきたのです。


がーーーっ、ここにきて初の事件発生・・・。


チップを渡すと、七転びが「少ない」という内容の話をしはじめたのです!


きたきた、という感じはあった。

逆に今まで、このチップに関するトラブルがなかったことのほうが不自然なのかもしれない。

だって、お金のことって、まあわりとデリケートなお話じゃん?


あたしたちとしては、それなりに気を使ってるわけだけど、

国によっては、人によっては、ズカズカ、堂々と踏み込んできたりするわけです。

まぁ、生活かかってる人もいるしね・・・。


それで、揉めるなんてのも珍しい話ではないと思うんです。

そもそも、チップの文化を持たない国の人たちにとって、

とっても悩むところ。


でも、何度かチップを支払い、

ここまで円満にやってきたのです。

そして、今回だって十分なはず。

文句言われたって、2人して「はっ??」となるわけです。


そうくるならこう出ます、ということでこちらも反撃。

七転びも負けじと意味不明な不足理由を並べてきます。


そして・・・・。


呆れて物も言えないあたしの隣で、

ともちゃんが本格的な説教をはじめたのです・・・。



「おめえ、チップの意味知っとんの?」



この一言から本題へと突入されていきました・・。


「チップとは客がどれだけそのサービスに満足したかによって、客が判断し、その金額を決めるものであって、てめーがどうこう口出してガタガタいうことじゃねーんだよ、いるのか、いらないのか、わかってんのか、こうなったら満足なんてしてねーから1円も出さねーし・・・・」と、まだまだ続くわけですが、ざっくりとこんな感じです。

あたしは、ただただ隣で教祖様のお話を聞く信者のように、頷いておりました。


まぁ、普段はすらすらと出てこない英語も、

こんなときは口をついてでてくるものなんですね(笑)


この説教が効いたのか、

七転びはこれ以上チップを請求することを諦め、

"sorry"を連発。


びっくりしたんでしょう、

日本式?説教スタイルに・・・。



結局、それ以上のチップを支払うことなく終了となったわけですが、

こんなにケンカしても、彼のポリシーなのか気まずいまま分かれるのはイヤらしく、

「happy??」なんて何度も聞いてくる。


今思えば、まぁかわいいんだけど、

あの時はほんとに腹立ってたから、

最上級の不機嫌な顔で

「Noooooo!!!!!」っと叫んでやりました。


結局、彼とはキレて始まり、キレて終わった。


こんな人との出会いも、

今となれば印象深い思い出のひとつ。

でも、ともちゃんは旅の最後まで

「アイツがこの旅で1番キライ!」って言ってました。


この国の文化、そこに住む人。

理解に努めようとはしても限界はあります。


そんな思い出をぶら下げて、

ルクソールへと戻っていきました。



エアコンも効かない車には、

開け放した窓から熱風がなだれ込み、

あまりの暑さでチャーター(って貸切って意味だよね?)したはずの車に何故か同乗してた子供が死ぬんじゃないかと不安だったけど、なんのその。

そんな不安をよそに、汗かきながら眠ってた。

こんなに小さいのに、暑さのセンサーが完全イカれちゃってるよ・・・。


なんて思ってるうちにあたしは意識を失って?しまい、

気づけばルクソール。

気を失わなかったともちゃんの話によると、

車は時速150~160kmで飛ばし続け、

死ぬほど恐ろしかったという。


気、失っててよかったわー、あたしハート