えりっき脳内議事録(えり丸) -6ページ目

えりっき脳内議事録(えり丸)

Diary and memo written by a pathologist.

 外宮さんで御神楽を奉納した後は内宮さんへ。お目当ては秋の神楽祭です。何年か前に観に行った時と同じように、良く晴れて非常に日差しがきつい日でした。あっちいあっちい。へろへろです。でも、奏者はもっと着飾っていますから、さぞしんどいことでしょうな。今年の演目は以下4曲でした。

 一、振鉾(えんぶ)
 一、迦陵頻(かりょうびん)
 一、阿矑(ばいろ)
 一、長慶事(ちょうげいし)


今年の注目演目は3曲目の「ばいろ」で、10年ぶりの公演だそうです。刀、鉾、盾をもち、戦勝祈祷のために演奏される曲目だそうです。他3局の詳細は、過去記事 をご参照ください。

振鉾
 長慶事とあわせて、いつも必ず演奏される曲目。うん、カッコイイ。



迦陵頻 女性が舞う舞は種類が少ないので、リピーターにはおなじみの曲かもしれません。



阿矑 身のこなしが楽な服装のため、軽やかに舞うのだとか。振鉾の時のような袖が大きく開いた異常と比べると動きやすいのかもしれませんが、そうはいっても裾はかなり長いです。確かに細かい動きは多めです。

頂いた神楽の解説には下記のようにあります。

聖武天皇の御代、天平8年(736)にインドの婆羅門僧正(ばらもんそうじょう)とベトナムの層・仏哲(ぶってつ)によって我が国に伝えられたとされています。舞人は額の回りが赤い抹額(まっこう)の冠を被り、裲襠装束(りょうとうしょうぞく)を著け太刀を佩(は)きます。この装束は昔の武官の制服であり、非常に軽快にできているため舞振りも自然、勇壮活発となっています。鉾を持って攻める手振り、あるいは楯を取って防ぐ様など変わった趣を持っており、武の舞ながら大変華やかです。古来より戦勝祈願・凱旋祝賀等の際に奏されるめでたい曲であり、ことに武人に愛好され、なかでも八幡太郎義家は出陣ごとに士気を鼓舞するため、しばしば奏されたとのことです。





最後は長慶事。楽隊の皆さんの良い写真が撮れました。写真は退場するところを撮影しました。





御神楽や大和舞などの国風歌舞と違って、大陸伝来のものはあでやかな衣装ですな。
今年も沢山楽しみました。
ニュースによりますと、今年は6年ぶりのシルバーウィーク5連休だそうです。
若い医療関係者は連休には寧ろ仕事がたくさん入ってしまうことが多いかと思いますが、
私はお休みを頂きましたので、とある目的を果たすべく、実家に帰省しておりました。

その目的というのは、幼稚園のころからお世話になっている先生との約束を果たすことで、
「色々な事がひと段落したら御神楽をあげましょうね」と言っておりました。
色々な事というのは、当初は博士号を貰ったらということだったのですが、
自分では納得がいかない部分が多かったため、しばし保留としておりました。
4月に転勤して約半年、状況が安定し、病理医としての方向性も安定し、
今年中に住まいも新たになるということで、良きことがいくつかありましたので、
神様にご報告をすることにしました。

「いつもありがとうございます」、端的に言うと、これが神宮の精神ではないかと思います。
いつも口をすっぱくして言っておりますが、所信表明をする場であり、その結果報告をする場、
それが神宮ではないかと、伊勢に生まれ伊勢に育った人間として、そう思います。

**********

私と、母と、幼稚園でお世話になった先生(あい子先生)と3人で外宮さんへ。
私は山田で育った者ですので、初めての御神楽は外宮さんであげることにしました。
(外宮周辺の地域を山田、内宮周辺の地域を宇治と呼びます)

久々の外宮さん、昔より観光客が多く、正月のごとき人の入りでした。
駅からの参道に沢山のお店が並び、にぎやかになったのだそうです。
外宮さんからお参りして、内宮さんにお参りをするという作法が浸透してきた事も
客足が増えた要因じゃないかと母が言っていました。

参道の玉砂利を、御年89歳のあい子先生とのろりのろりと歩く。えも言われぬ不思議な感覚。
いつものお参りを済ませてから、神楽殿へ向かい、御神楽の申し込みをしました。
神楽は規模別に、御神楽、大々神楽、別大々神楽、特別大々神楽というものがあり、
我々は御神楽をあげることとしました。詳細は神宮ホームページを参照ください
御神楽の規模によって演奏曲目が違いますので、大々神楽をあげたいなあと思ったのですが、
身の丈に合ったものをと思いとどまりました。

**********

御神楽は数グループ合同であげましたので、演奏曲目は大々神楽の内容でした。
すなわち、倭舞(やまとまい)と人長舞(にんちょうまい)です。
写真はありませんので、御神楽の風景は神宮ホームページにある写真をご覧ください。

倭舞では、緋色の長袴に白羽二重の千早をつけ、頭には紅梅を飾った冠をかぶり、
右手に五色の絹をつけた2人の巫女さんが、榊を持って舞います。下記のように歌っています。

みやびとの させるさかきを われさして よろづよまでに かなであそばむ
宮人の 差せる榊を 我差して 萬世までに 奏で遊ばむ
(神に仕える人が差しているという榊を私も差して、永遠に歌い、踊りましょう)

人長舞では、束帯とよばれる平安時代の貴族の正装を着用した神楽人の長(人長)が、
鏡を模した白い輪を取りつけた榊の枝をもって舞います。
白い袍を羽織り、長い裾を引いているのが印象的です。下記のように歌っています。

そのこまぞや われにくさこふ くさはとりかはん みずはとり くさはとりかはん
その駒ぞや 我に草乞う 草は取りかはん 水は取り 草は取りかはん
(我が愛する馬が我に草を乞う。その可愛さよ。早速みずみずしい草葉を取ってきてやりましょう)

**********

うむ、長年の約束は果たした!

「次に神楽をあげる時は、内宮さんで大々神楽をあげましょうね、それまでに出世してね」と、
あい子先生とついうっかり約束してしまいましたので、
最短で専門医をとれるよう、現状に満足することなく頑張ろうと思います。
それまで、あい子先生も健康でいてくださいね。
今日は暑かったですね!最近は寒い日が続いてましたし、今朝も肩が冷えてやけに寒かったので厚着をしてドライブにでかけました。したらば、強烈な日差しで暑いことあついこと。眼炎症が悪化してしまうではないか。ていうか、今現在(当日の夜です)目が日焼けしたのか痛いです。日差しは強烈でしたが、最高気温は29.1℃と30℃を超えてはいなかったみたいですね。

本日のdestinationは半田市の矢勝川です。名古屋からは下道で1時間少々で、近すぎず、遠すぎず、良い距離感です。ここは彼岸の頃に堤防一面に彼岸花が咲き乱れるのだとか。去年は時期を逸してしまったので、今日は楽しみに行ってきました。

矢作川は三面がコンクリートで覆われた川でした。自然愛好家としては残念ですが、そうはいっても一面の彼岸花は噂通りの素晴らしさでした。青い稲穂と、彼岸花と、人と、森と、青空と。のどかな風景が広がっていました。



真っ赤な彼岸花ではないことにちょっと疑問を感じつつ、堤防を散策。花の色が褪せてしまったのかと考えましたが、今の時期はまだ蕾も多く、それになにより事前調査によると満開よりやや早い時期だよなぁ、おかしいなあ・・と、あれやこれやと考えておりました。妄想たくましく鑑別を列挙するのが癖になっております(笑)



花のひとつひとつをじっくり観察してみると、その理由が分かりました。決して花が色あせているわけではないようです。花びらの縁が白色で、真っ赤な花ではなかったのです。こういった白色の入り方を園芸用語で白覆輪と呼び、これはニシキヒガンバナではないかと推測します。



あちらこちらで白い彼岸花も咲いていました。改めてこの花の形態をじっくり観察すると、つくづく派手な花ですね。造形の派手さが際立つものは色はシンプルに赤一色または白一色が良いと思います。派手x派手は流石にうるさすぎるのではないでしょうか。いかがでしょう、美学に自信のある方の意見を求む。



とまあ、圧巻の風景を満喫してまいりました。彼岸花と言うと、私としてはどうしても不吉なイメージがぬぐいされないのですが、時代が変わったのか、大勢の家族連れでにぎわっていました。町としてもごんぎつねの里の風景として彼岸花をPRしているようでした。
どうもこんばんは。今年の夏は暑い日が少なくて過ごしやすかったですね。
9月半ばで既にこの涼しさは本当に驚き桃の木山椒の木です。
今日は部屋の窓を開けて換気をしていたのですが、風がとても気持ち良いです。

話を戻しまして。アクアリウム近況報告をば。

まずはB水槽。リシアが抜根したため、急遽9/6に差し戻しを行ったばっかりです。まだ1週間しかたっていないので水草が生えそろっていませんが、状態は良いのではないかと自画自賛しとります。ミリオフィラムは大磯水槽の高硬度には耐えられないようで、頂芽が壊死を起こし、ついぞ残り1本になってしまいました。近いうちに全滅する予定です(:_;) かわりと言っては何ですが、8/8にアマゾンソードを2株植えました。今ではこんなに大きく育っております。ポピュラーな水草は、長いアクアリウムの歴史の中で汎用性が高いからこそポピュラーになったのであって、レイアウトでの使い勝手がよく、かつ、丈夫で良く育ちますね。



続いてこちらはソイル使用のA水槽。こっちは9/12に差し戻しを行いました。冬の引っ越しに向けて、ストロジンとオークロを増やしておこうと思います。未だにグリーンロタラを綺麗に育てることが出来ません。たぶん、光量不足が原因と思います・・。


8/24、月曜日。前日の24h直を終え、本日は1日だけ夏休みを取りました。どこか遠出をするのも良いですが、本日は実家の母を呼んでBistro Diaさんへランチを食べに行きました。平日なのにも関わらず、満席でございます!

明るいカラーリングの店内に、陽気なラテン風の音楽が流れていました。レストラン特有のかしこまった雰囲気とは違い、「なるほどこれがビストロ(小レストランという風に訳される言葉です)ですか」と妙に納得するカジュアルな雰囲気です。私達は水口シェフのおまかせコース(\5,400)を予約しました。ひとつひとつのお料理について丁寧に説明して頂き、探究心が満たされてとても楽しかったです。

ではでは、本日のコースの内容をご紹介~♪♪

前菜1

愛知県豊田市佐久間養鶏場濃厚卵と北海道音更町発酵バターをゆっくり火を通したスクランブルエッグ・フレッシュトマトのフォンデュ フランス産鴨フォアグラのムースとオーストラリア産冬トリュフ。スクランブルエッグは30~40分を掛けてじっくり湯煎したそうです。半熟玉子の黄身のような感じで、フォアグラのムースに負けないくらいの濃厚でまろやかな味わいです。ディップして食べます。今の時期のトリュフはフランス産よりもオーストラリア産のほうが香りが強いのだとか。トマトソースが美味しいです♪


前菜2

愛知県三河産スズキのカルパッチョ トウモロコシのムース アルギン酸シークワーサーソース。夏休みということで、目の前でプチ化学実験を実演して頂きました。シークワーサーをミキサーしたソースを塩化カルシウム溶液に落とすと、球状に固まります。化学で言う「塩析」という現象ですね。これを料理に添えて頂きます(写真の黄色い粒)。トウモロコシのムースが凄く美味しい♪

前菜3

北海道釧路産新秋刀魚と秋キノコのマリネ バルサミコソース。黒い点々はバルサミコソース、黄土色は焼きナスのピューレ、緑はバジル、赤いのはよくわかりません。黄色いレンコンみたいなのは西洋のカボチャだそうです。焼きナスのピューレが美味しい♪

前菜4

北海道産南瓜のポタージュ 三河地鶏とズワイガニと共に。濃厚なスープです。ズワイガニはカボチャの風味にやや負けているように思いましたが、鶏はしっかり主張してカボチャとハーモニーを奏でております。

魚料理

北海道産アイナメに帆立貝と蓮根山芋のムースを挟み蒸し 北海道産毛蟹のビスクソース。 ここでいよいよメイン料理です。魚料理に合わせる事が多いディルというハーブが添えられています。ビスクソースは毛蟹の風味が強く、濃厚です。フォカチャも進みます。

肉料理

宮城県仙台黒毛和牛 A5等級ランプ肉のロースト ポルト酒ソース。こちらはセルフィーユというハーブが添えられています。ランプ肉というのは腰からお尻にかけての肉のことで、柔らかな赤身なのが特徴なのだとか。もうお腹一杯!

デザート

山梨県産白桃のコンポート 蜂蜜のアイス添え フランボワーズのエスプーマ。エスプーマというのは炭酸を混ぜたムースの事をいうらしい。口に含むとほのかにシュワシュワ泡立ち、涼を感じます。

北海道の食材をふんだんに使った様々な料理、それぞれに拘りを感じました。
また、フレンチ特有のソースは、本当に色々なものがあるんですね。
きっと、私の知らない奥の深い世界が広がっているんでしょうな。

美味しいお料理と楽しい時間をありがとうございました。ごちそうさま☆

【お店情報】 Bistro Dia (ビストロ・ダイア)
住所: 名古屋市中区葵2-13-30 アマーレ葵1F(駐車場なし)
電話: 052-934-1011
営業時間: 11:30-14:00(L.O. 13:00), 18:00-23:00(L.O. 22:00)
定休日: 日曜日、第3月曜日
URL: http:www.bistrodia.om/