4月。病理医としてスタートすべく、転勤。大きな病院に赴任となり、スキルアップという点では非常に満足のいくものであった。しかし、想定以上に給料が安く、当初3ヶ月は、あまりの給料の安さに「私は病院に必要とされていない人間なのか」と悩むことが多かった。しかし、元来泣き寝入りは大嫌いな性格。問題を解決しようと、バイトを始めた。金銭的な余裕が出来ると、精神的にも安定するのだなと痛感。悩むより行動を、適切な行動が思い浮かばないのであれば、早めに信頼できる人に相談することが大切であると学んだ。「困っているので助けてください」これを素直に言うのは案外難しいことだと思う。
11月。2014年9月よりの1年を超える長期プロジェクト、引越し。節約および資産形成、より良い暮らし、今後の仕事の活動拠点、様々な観点から引越しを決行した。もちろん不安が無いわけではなかったが、良い決断だったと思う。特に、今後の活動拠点をどこに据えるかについては、重要な観点であると今になって痛感している。当初は現勤務先に永久就職するものだと考え、自分自身もそれを希望していたわけであるが、この9ヶ月の間にそれでは進歩が無いと思う部分が出てきた。また、病理医は複数の勤務地を掛け持ちする可能性が高いと話には聞いていたが、まさか自分もそういう立場になるとは思っていなかった(近い将来、そうなるかと思う)。実感がわかないまま、話半分に聞いて、万万が一の可能性として少し考慮した程度である。全く考慮していなかったならば、後悔していた可能性も考えられる部分だ。結局何が言いたいかよく分からなくなったが、「人生、先は読めないもの」だと思った。先手を打って対策を取るべきではあるが、問題は次から次へと生まれる。「安定を得るのは難しい」とも思う。色々なイベントが発生する中、都度うまい具合に対処するメンタルの強さ、可能ならばそれを楽しめる力が欲しい。
また、引越しの副次産物として、快適な暮らしを得た。開放的な広い窓、まま綺麗な夜景、なかなかお洒落である。水槽も一回り大きなものに一新し、照明も強いものに換えた(下写真参照)。まだ設置したばかりで安定はしていないが、水草レイアウトを存分に堪能できる環境が整った。来年は充実したアクアライフ送れると思うと、楽しみである。

とまあ、こんな感じでしょうか。
あえて課題をあげるとするならば、ブログを更新する頻度が激減したこと、である。特に、医学ネタについては、保身の観点からもなかなか筆が進まない。仕事の内容を記事にするのは個人情報等の観点から難しいのは事実そうなのだが、その難しさを乗り越えて、自分のいる業界についてブログという形で発信していきたいと思っている。これは来年以降も大きな課題になりそうだ。
そんなわけで、今年一年、このブログをご愛読いただきありがとうございました。
来年もかわらず宜しくお願いします。
では、そろそろ実家に帰ります!!!