オーストラリア~ericco'sメルボルンライフ~ -2ページ目

Maryboroughへ③~アンジのお気に入りの駅へ

いつもMaryboroughへ行く時は、

3泊4日くらいの日程を組むだけで

滞在中の計画は殆ど立てないのだが

絶対に欠かせない恒例行事が2つある。

 

それは、アンジの大好きな

Maryborough駅に行くこと

そして、義母のお墓参りに行くことである。

 

滅多に列車が到着しない歴史建造物兼駅。
元々は、メルボルンの玄関的役目を果たしている駅でもある
スペンサーストリート駅(現サザンクロス駅)の駅舎を解体し
こちらへ持って来て再建したのが、このMaryborough駅。下矢印
 
物心ついた時から、この駅の虜になっているアンジは
ここへ来たら必ず行きたがる。
 
列車なんて通らなくても良い。
 
ただただ、駅のプラットフォームに佇むのが好きなのだ。下矢印
私が「そろそろ行こうか?」と声をかけなければ
何時間でもこの場所で立っているであろうアンジ。上矢印
 
好きな物があれば、それだけが側にあるだけで満足らしい。
 
寒いのに、この日も同じように立ち尽くしていた。
 
 
その間、私はいつものように駅をウロウロ。
 
サイクリスト用トレイルマップ。
メルボルン周辺のゴールドラッシュ時代の歴史を巡りたいサイクリストには
必見のサイクリングコース。上矢印
 
かつてゴールドラッシュで栄えた町の間を
コブ社の駅馬車が運行していたらしい。
 
そのルートを4日間かけて観光しながら、
91キロの道のりをバララットまで走り抜ける
サイクリングルート。
 
 
下の写真と写真下の内容を勝手に凝縮してまとめると
写真は、1860年ごろのMaryboroughNolan StreetAlma Streetの角に
かつて存在していたエンパイアダイニングルーム前で
撮影された駅馬車。
マップで調べたところ、この建物は既に取り壊され
インフォメーションセンターがあるところに
建っていたのでないかと思われる。
 
写真下の説明には、
有名なオーストラリア作家ヘンリー・ローソンの作品である
「The Lights of Cobb & Co」でも紹介されているらしい。
 
そして、それぞれの町ごとの見どころについて紹介されている。
 
と、これらを眺めていると
アンジがそろそろ車へ戻りたいと言ってきたので
我々はその後、義母のお墓参りへ行き
今回のMaryborough訪問は終わりを告げた。
 
長いようであっという間だった3泊4日。
 
バリーさんも、名残惜しそうに見送ってくれ
近くまた戻ってくるからと約束して
帰路に着いた。
 
私がこの町へ訪れ始めてから25年経つが
年々人口が増加しているのが町を走行していて
分かる。
 
かつて、アジア人は私の他に
町にポツンとある中華料理屋のスタッフだけだった。
 
なので、メインストリートを歩いていると
チラ見視線を感じたことしばし。
 
今は、スーパーへ行けば必ずアジア人を見るようになったし
珍しい物を見るような視線は感じられない。
 
今後どのように発展していくのかが興味深い。
 
では、また後ほど~音譜爆  笑音譜

Maryboroughへ②~大型犬を飼っているお宅へ訪問する際の服装

Maryboroughに到着した翌朝。
 
昨夜の残りの白飯に
大分前に、友人からお土産に頂いたふりかけをかけて
簡単に朝食を済ませた。下矢印
 
とり&たまごそぼろのふりかけは初めて。下矢印
味はどうあれ、ふりかけは便利だのう。

パッケージの写真の量は、ひと袋全部かけてるのかな?
私のふりかけた量で十分だった。
 
オージーが食べるシリアル並みに
お手軽な朝ごはんである。
 
アンジは、納豆オムレツをご飯に乗っけて
どこへ行っても日本繋がりの朝食を好む。
 
キッチンで珍しいケトルを発見。下矢印
手が不自由なバリーさんの為に
お友達が見つけてきたそうな。
 
ケトルを持ち上げる必要がなく
カップを注ぎ口下へ置いて
ケトルの取っ手を上の方へ
くるりとまわすと
お湯が注げる優れ商品。
 
良いお友達がいて良かった。
 
昼過ぎに少し太陽が顔を出したので
アンジとビンコとレイクに散歩へ繰り出した。
 
ビンコもアンジも長距離ウォーキングが好きではないので
車で湖まで行って、そこから歩くことに。
 
途中に設置されている
犬の糞入れ用ビニール袋を
2枚頂いて、万が一に備える。下矢印
 
私がもたもたとビニールを出していたら
ビンコが「何してるのぉ?遅いよ~アセアセと言わんばかりに
戻ってきた。下矢印爆  笑
 
直後、雨がパラパラと降り始めて来たのと
風の冷たさに負けて、ウォーキングもそこそこにし
急いで駐車場へ戻った。
 
天気予報では曇りだったはずだが
この後、土砂降りになった。ガーン
 
夜は、恒例のお友達夫婦宅へ。
 
もうすっかり見慣れた光景の
バリーさんとクライド君のツーショット。下矢印
クライド君、凛々しいなぁ。ニコニコ
 
行くと必ず盛大に歓迎してくれる
4頭のワンちゃんたち。
 
彼らに会う日は、ヨダレと毛のオンパレードで
帰宅する頃には、犬の体臭もみっちりと
こびりつくので、お洒落なお洋服なんぞ
ここでは必要無し。爆  笑
 
美犬のボニー姫ハート下矢印(シェパードと何かのハーフ)
 
一番小さく、大人しくて可愛いシンバ君は
写真を中々撮らせてくれない。下矢印
 
大きな桶には綺麗なお水。
 
こちらの短い尻尾の持ち主はアーノルド君音譜
こちらもずっと動き回っているので
中々正面顔が撮れず。下矢印
アーノルドは一番年少なので
毎度パワフル過ぎて、椅子から落ちそうになる。笑い泣き
 
そんでもって、実は大型犬3頭は、
大の首と肩のマッサージ好き。
 
事の発端は、たまたま目の前に座ったクライド君の頭を撫でるついでに
首や肩をもみもみマッサージし始めたことで
以来、すっかりマッサージの虜になってしまった犬たち。
 
マッサージなんて人間だけに通用するもだと思ったら
なんと、犬もマッサージが好きだったとは!
 
これには飼い主たちも驚きで
以来、訪問すると直ぐに3頭は順番に並んで
私のマッサージを待っている。
 
疲れて手を止めると、振り返って催促してくるのだ。
 
そんなこんなで、訪問してから夕食前までの私は大忙しである。笑い泣き
 
こちらのお部屋は、シャーロンが大切に育てている植物の為の温室。下矢印
 
冬でも必ず温度が22度から23度くらいに保たれているそうで
シャーロンの情熱がうかがえる。
 
子育ても終了した彼女は
今は、犬と観葉植物に愛情を注いでいる。
 
さて、お待ちかねの夕食が出来上がった。
この日は、パンと野菜たっぷりとチキンの煮込み。下矢印
スロークック用の鍋でじっくり調理された
煮込みが寒い日にぴったり。
 
濃い目の味にパンが合う。
 
お替りもたっぷりして、満足満足音譜
 
元シェフだったニックの料理を頂けるのも
ここに来る楽しみの一つでもある。
 
我らの夕食後は、今度はワンちゃんたちの夕食タイム。下矢印
 
もうお腹ペコペコで仕方ないのだろう。ニコニコ
 
今か今かと待つワンちゃんたち。
(クライドは右のテーブルの下にいる)
 
これも彼らの食事前の恒例の光景。
 
厳しい躾をされてきた彼らは
ご飯が目の前に置かれても
ニックが食べて良いというサインを出さない限り
口は付けない。下矢印
 
合図と同時に食べ始める犬たち。下矢印
 
噛まずに飲み込むように食べるアーノルド専用の
爆食い防止渦巻型容器は、かつて同じ爆食いをしていたボニーちゃんが
使用していたもの。下矢印
 
私もアーノルドと同じく、食べる時によく噛まないので
「私もこの容器必用かも。。。ネガティブと真剣な顔で
ニックにそれを伝えたら大笑いされてしまった。
 
クライドは上品に食べてるのぅ。下矢印
 
ボニー姫も、今ではお上品になっている。
 
シンバ君は、いつもゆっくり食べるので
問題なし。ただ、耳が全く聞こえないらしく
話しかけても反応はない。下矢印
 
食後は、ニックの膝で眠りそうな気配のシンバ。下矢印
 
バリーさんと、こちらのご家族とワンちゃん達には
いつまでも、健康で長生きしてもらいたい。
 
では、また後ほど~音譜爆  笑音譜

Maryboroughへ①~最終休憩で寄った元金鉱の町Creswick

今朝はカーテンを開けたら、左隣の壁に
ウルフスパイダーを発見!ガーン
 
クモ、トカゲ、アリといった類の者たちよ
我が家に侵入しても、何も得られる物なんぞ
無いよ~!
 
ということで、こんな感じに
容器へサクッと捕獲。
触れたくはないけれど
このサイズくらいの
ウルフスパイダーは嫌いではない。
 
この後直ぐに、裏庭へ逃がしてあげた。
 
 
 
今日の本題へ参ろう。
 
スクールホリデーになって一週目の月曜日。
 
6か月ぶりに、Maryboroughの亡き義母の家へ。
 
前回行ったのは、義父(夫の継父)が90歳のバースデーパーティーの時で
あっという間に半年が経ってしまった。
 
2019年8月に義母がこの世を去って以来
義母のパートナーであるバリーさんは、一人暮らし。
 
90歳とは思えないほど元気だけれど
昨年脳梗塞になってしばらく入院していた時の
後遺症で、指が麻痺してしまい
現在は持ち手が太くなっている
フォークとスプーンを使って
何とか自分で食事が出来ている状態。
 
相変わらず食欲は素晴らしく
しっかり完食してくれるのが嬉しい。
 
足は年々痛みが増して来ているせいか
歩行距離は家と家の周辺のみ。
 
脳梗塞を患って以来、運転させることを
家族や友人たちが猛反対し
車の代わりに家族が、
彼の為に下のような電気スクーターを
購入して、買い物に行きやすいように準備した。下矢印
 
(画像は拝借しています。)
 
数年前まで車を飛ばして(町を出ると制限速度80キロから100キロ)
周辺の町に住む友人宅などを訪問していた彼にとって
例え近所とはいえども、スクーターでの買い物は
時間もかかるからと言い、現在はあまり利用していないようだ。
 
冷蔵庫や冷凍庫には、たんまりと食材が入っているし
食事の配達も週に3回来てくれるので
毎日買い物へ行く必要もない。
 
スクーターの規定最高速度12キロまで出せるとのことだが
試運転してみたら、たった速度5キロでも早く感じたし
坂道でのUターンなどは、気を付けないと
スクーターごと倒れる可能性もあるので
あまり利用していないことについては
逆に少しだけ安心してしまった。にっこり
 
クローバーオカメインコクローバーセキセイインコ黄クローバーセキセイインコ青クローバーオカメインコクローバーセキセイインコ黄クローバーセキセイインコ青クローバー
話は自宅を出発した日の朝に戻りましょう。
 
最近は、以前使っていたCalder Freewayから
National Highwayへルートを変更し
途中何回かトイレ休憩の為に
サービスステーションへ入り
最後の休憩地点であるCreswick(クレスウィック)という町に入った。
 
CreswickMelbourne(メルボルン)から北西に122キロ走ったところにある
The Shire of Hepburn(ヘップバーン地方)にある町。
 
トイレ休憩だけで、周辺を散策をする時間は無かったけれど
少しだけこの町についての説明を。
 
ウィキペディア情報によると、この周辺地域は白人が入植する前
Dja Dja Wurrung(ジャジャ ウルン族)と呼ばれる人々が
住んでいたそうな。(オーストラリア先住民族)
 
1842年に、白人入植者によって大規模な羊牧場がこの地域に開設され
1850年代のビクトリア朝時代のゴールドラッシュ時代に
このクレスウィックという町が築かれた。
 
ゴールドラッシュの時期の人口は2万5千人に達したが
現在の人口は、わずか3170人となっている。
そして主な産業は林業、放牧、農業であるとのこと。
 
今は穏やかな時間が流れているこの町だが
1882年12月12日に
New Australasian Gold Mine(ニュー・オーストラレシアン金鉱)で発生した
鉱山事故により22人の犠牲者が出るという
悲しい歴史も残っている。
 
 
現在の町並みはこんな感じ。下矢印
 平日とはいえ、人はまばらだったが
通りの反対側の公園では
子連れ家族で賑わっていた。
 
駐車場横にそびえ立っていた古い建物に
興味を惹かれ、近くまで行ってみた。
築100年以上は経っているであろう歴史的建造物。
 
 ブリティッシュ ホテルと書いてあった。
 今は廃墟になっているが
きっと最近まで営業していたと思われる。
 
窓から中は見えないように
内側はカバーされていた。
見学したかったなぁ。
 
私の知らなかったこの町で
ずっと昔から生活を営む人たちがいて
現在は、その子孫が新たにこの町を
守り続けているような人々の
地元愛が強く見える町に思えた。
 
少し遠くに見える、白い建物は
タウンホール&ミュージアム。
 
今ではひっそりとした落ち着いた町になっているけれど
かつては一攫千金を夢見て来た人々が
夜は、酒場で賑やかに盛り上がっていたのかな?

 

この道路も、かつては馬車が行き交っていたのだろう。下矢印

 

次回は、お茶だけでもして行けたらいいな。
 
町のインフォメーションセンターにあるトイレとマップ。
コーヒーを飲み終えてから
その後、さらに走り続けること1時間。
 
午後3時過ぎに、ようやくMaryboroughの町に到着。
 
実は昨年暮れに、保護犬のBinco(オス)5歳を
迎えたバリーさん。下矢印
 元飼い主さんが交通事故で重傷を負い
お世話が出来なくなってしまった。
 
Bincoが保護されたのは
だいぶ経ってからだったそうで
悪臭漂う劣悪な環境下で
こんな可愛い小さな犬が
しばらくの間、忘れられ
孤独な時間を過ごしていた事を知り
思わず強く抱きしめてしまった。
 
現在は、犬好きなバリーさんの元で
毎日清潔な食事と水も用意され
バリーさんのチェアの横に用意された
専用のクッションで一緒に昼寝をし
夜は寝る前に、庭へトイレしに行くので
バリーさんは、必ず外灯を点けてあげ、
戻って来たら外灯を消して
バリーさんとBincoは
一緒に寝室へと消えて行くのだった。
 
まだ義母が健在だったころに
先住犬2匹が亡くなってから
バリーさんは新たに犬を飼うつもりはなかった。
 
高齢である自分自身が先にいなくなってしまったら
残された犬は、誰が見てくれるのか?と
いつも言っていた。
 
そんな事を周囲に言いつつ
バリーさんが一人暮らししている今、
最も必要なのは、大好きな犬である事は
家族や友人らが見て明らかであった。
 
そしてある日、孫娘のジェスが
この可愛いBincoを保護し
祖父であるバリーさんの家へ
連れて来た。
 
ジェスが、祖父の心配を見透かしていたのか
「グランパが言いたい事は分かるわ。
大丈夫心配しないで。
グランパに何かあったら、私達がBincoを
しっかりケアするから。ニコと言ったことで
ようやくバリーさんもBincoと過ごす事を
決めたらしい。
 
Bincoはというと
時々人間か?って思うくらいの賢さと
とても優しい性格を持つ犬。
 
私やアンジにも直ぐに懐き
可愛くて仕方がない。
 
到着した日の夕方は、アンジと一緒に
早速ビンコの散歩へ。 
 
近所の小さなメモリアルタワー。下矢印
 
青空の中に月が見えた。下矢印
 
タワーからの眺め。下矢印
 
夕日に染まる町。下矢印
 
太陽が照っているけれど
風が冷たくて寒かった。晴れ
 
夕ご飯は、冷凍ベジタブル炒めと下矢印
 
豚肉のブルゴギ。
 
本当はお味噌汁も作りたかったけれど
3時間運転してからの夕飯作りは
これで精いっぱい。ネガティブ下矢印
 
食後のデザートは、冷凍の
ベリータルト。
 
そして早めの就寝。
 
では、続きはまた後ほど~音譜ニコ音譜