erica room* -18ページ目
愛
ぽつり。 と、届いた。
何を伝えたかったのだろう。
一言で言い表すには、
感情が重なりすぎていて、
実態が掴めない。
そしてわたしも随分がんばって
歩いてきたから、それらの景色を
少し離れた場所から眺めている。
対峙したい。
ひとつひとつを、因数分解したい。
あなたが言う「A」は、
わたしの中で「B」かもしれないし、
わたしが一生懸命伝えた「C」や「D」が、
あなたの中ではすべて「E」だったのかも
しれないね。
対峙しなくては。
わたしは、わたしと。
あなたは、あなたと。
わたしとあなたが本当に対峙できるのは、
きっと、それからのこと。
たくさんの感情が重なりすぎているけれど、
その一番深いところで響いているのは、
幸せの音色。
わたしはそれを慎重に選んで、大切に守る。
あなたの「A」が、わたしの「A」になって、
わたしの「B」が、あなたの「B」になって…
そんなひとつひとつを積み重ねていけたら
幸せの音色は幾十にも重なっていって
美しいハーモニーになるんだろな。
わたしは過去に生きない。
あなたにもそうであってほしい。
わたし達は、いつだって自由!
自分のゼロポイントに合わせて
チューニング。
毎日たくさんのことがやってきて
浮かれやすい私はいつも、
ついゼロポイントを忘れてしまう。
わたしは誰なのか。
なぜここにいるのか。
何を望んでいるのか。
誰と一緒にいたいのか。
どこに向かっているのか。
どう生きたいのか。
全部、わたしにしかわからない。
わたしだけが、わかること。
自分の笑顔を守ることも、
わたしにしかできないね。
もちろん、誰かが与えてくれること、
助けてくれることもたくさんある。
むしろそんなことばかりなんだけど、
それらも全部含めて、わたしの幸せは
わたしにしか選択できないね。
なんてことを考えていたら寝落ちしかけたので
さて、寝ましょ。
おやすみなさい。
写真は先日、バカラのバーで撮った一枚。
美しかったな。
年が明けて数日経った夜。
わたし達は海辺の町にいて、
月に導かれるようにして、
小高い丘に登った。
360度見渡せる景色の中、
月の光があまりにも美しい。
文字通り、言葉も息も、
全てを飲み込む美しさだった。
それは望んで見られるものではなくて
全ては与えられたタイミング。
図らずとも、モノゴトは然るべき
タイミングで起こる。
そんなものなのかもしれない。
目を閉じて、あの日の月を思い返す。
わずか数日前の月なのだけど、
遥か昔に出逢っているようでもあり、
夢か幻か、とも思う。
とにかく、信じ難く、美しい夜だった。
言葉にするのが難しくてもどかしいけれど
あの夜、あんなお月様に出逢えたことが
本当に本当に本当に嬉しい。
目を閉じて、何度でも逢いに行くよ。
優しく照らしてくれてありがとう。
出逢えただけで幸せを感じるなんてね。
嬉しいね。

