erica room*

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――― Life is Beautiful !! ―――

ブログを書きそびれていたら、

もう2024も後半!早っ!


前回の記事、九州の旅Day1で終わってる。。

あの九州の旅は、確かDay5まであって、

素敵な出逢いがわんさかあって、

書きたいこといっぱいあったのにな。

そして小倉は、既に今年4月に再訪!

それも書きたいこといっぱい。


毎日、あっという間に1日が終わってしまう。


そんな中、今夜は久しぶりに自宅で

1人でのんびりウィスキーのロックなど

いただいていたら、眠いのに、

なんだかまだ眠るのがもったいなくて

リビングでソファに座って、

ぼんやり部屋を眺めています。

…ウィスキー、もう少しだけ飲もう。


楽しみなこととか、心配なこととか

ずっと祈っているいくつかのこととか

あぁ、有難いなぁってこととか、

他にももっともっとたくさん、本当に

たくさんのいろんなことがあるのだけど、

今夜みたいに、少し一息ついて

それらを見渡している夜は貴重。


こんな夜は、文章を書くのがいい。

そう思って、久しぶりの更新に至りました。


文章を書くという行為は、

ひとつひとつと対峙するということ。

そしてその対峙によって、

グングン掘り下げていくということ。


そこには、改めて再確認することや

ビックリする発見もあったりして、

思考は自由に進んでいく。


言ってみれば、自分の中を

お散歩しているような感じ。

そう、お散歩!


お散歩って、大事ですよね。

身体的なお散歩も、

精神的なお散歩も。


あぁ、わたし改めて、お散歩って好きだなぁ。

そもそも、地球に生まれて来たこと自体が

魂のお散歩なのかもしれないね。

なんてね、もっと壮大な目的があるのだと思うけど。


でもそっかー、お散歩かー。

いい響き。


わ、もうすぐ3時。寝よ。

おやすみなさい。

明日も素敵な1日を。






10月14日(土)。

翌日の『北九ジャズストリート』に出演するため、

名古屋から新幹線で、初めての北九州・小倉へ。

この日から5日間、九州の旅の始まりです。

 

そしてこの日の夜は、絶対に行こうと決めていたジャズバー

『ジャズストリート52(フィフティセカンド)』へ行って参りました。

 

今回のイベントの関係で、偶然出逢えたクロスFMの阿部純子さん。

私自身ぺーぺー中のペーペーとは言え、ジャズに関わっているのにお恥ずかしながら、、、

純子さんのおかげで、52(フィフティセカンド)のことを知ることができました。

(純子さん、ありがとうございます!)

 

聞けば、創業55年を超える老舗中の老舗ジャズバー。

オーナーの林直樹マスターは、私の師匠・中本マリさんとも

50年以上のお付き合いがあるお方ということが判明。

これは、小倉に着いたら、まずご挨拶に行かなければ!と。

 

場所を調べた際、Googleマップでの口コミには一部辛辣なご意見もあり、

どうやらマスターは相当に無愛想な方のご様子。

ドキドキしながら、いざ、ジャズストリート52(フィフティセカンド)へ!

 

19時台と早い時間に伺ったので、店内にはマスターらしき方がお一人。

カウンター席はご予約があるとのことで、ボックス席にご案内され、

オーダーしたウィスキーが運ばれてきた時に、思い切ってご挨拶をしました。

 

中本マリさんの弟子であること。

純子さんからお聞きしてきたこと。

明日、北九州で初めて演奏させていただくこと。

まずは、ここに来たい!との思いであったこと。

 

そうこうしている内に、ポツリ、ポツリ、と常連さんがご来店。

聞けばその内のお一人は、45年以上も毎週!ここに通っていらっしゃるとのこと。

後でわかったのですが、林さんは、そういう方々のために、特に土曜日は

スピーカーの真前のカウンター席を、予約席として守っていらっしゃったのです。

もう、愛しか感じません。

初めて伺った私などは、30年くらいはボックス席で充分です!

 

新顔の我々に、少しづつ常連さん方が話しかけてくださり

店内は徐々にアットホームな雰囲気に。^^(よかった!)

その間も、林さんセレクトの貴重なレコード達の音が、丁寧に繋がれていき

もう、どれも、素晴らしい音!!素晴らしい音質!!

もう、どんなライブよりもライブです!!

これは、体感しないとわからないです!!

(↑下線部分、3回は繰り返してお読みください。)

 

45年通っていらっしゃる常連さん曰く、

「ここに来ると、毎回知らないアルバムが聴けるんですよ。」

「今、かかってるものも、私の記憶が正しければ初めての曲です。」とニッコリ。

45年、毎週通っていらっしゃる方が!!

毎回、知らない曲を聴ける場所!!

しかも、手に入れようのない貴重なレコードばかり!!

(↑下線部分、3回は繰り返してお読みください。)

 

後で知るのですが、林さんは特別なルートでヨーロッパ版の

レコードも多く持っていらっしゃるとのこと。

そして、常連さんにどのレコードをかけたかを覚えていらっしゃって、

基本的に、毎回違うレコードを選ばれているとのこと。

 

なんなのですか。

こんな愛の形があったのですか。

もう、愛でしかない。

もう、私は感動の極み。感動感激感謝、大爆発。

好きです、52。愛してます、52。林さーーーん!! (> <)♡♡♡!!状態に。

 

林さんからは他にも、

ビル・エヴァンスとのお話や、

日本のジャズシーン、特に九州に欠かせない

福岡コンボの有田さん・鹿児島パノニカの中山さん・大分の徳丸さんのお話や

お師匠であられるという新宿DIG(現DUG)の中平穂積さんのお話、

日野皓正さんや、山下洋輔さんとのお話、

愛知県岡崎のドクター・内田修さんのお話、

私の師匠・中本マリさんとのお話、などなどもお聞きできました。

至福の時間。

 

その後、常連さんの方々は次々にお帰りになられ、それでも名残惜しくて

我々はしばらく居座ってしまったのですが、いい加減帰らなければ、、と

23時過ぎに、泣く泣くお店を出ました。

 

最後は、優しい笑顔のマスター林さんとガッチリ握手をさせていただき、

宿泊先の部屋へ。

 

林さんは、御歳81歳になられるとのこと。

あぁ。林さんのような方々がいらっしゃって、日本のジャズシーンが

創られ、そして支えられてきたのだなぁ。

来る日も来る日も、ここで、最高のレコードをかけながら

ジャズへの、音楽への愛を貫いていらっしゃるお姿を想像すると

その長い長い年月に、言葉にならない熱いものが込み上げてきます。

 

こんなにも、音楽への愛に溢れた素敵な場所を55年以上も

守り続けて来てくださっていること。

心の底から、お腹の底から、感謝と敬意を捧げます。

 

音楽を愛する方、ジャズを愛する方で、まだ52へ行かれたことのない方は、

お近くの方も、遠方の方もぜひ!!

『ジャズストリート52(フィフティセカンド)』という歴史を味わいに

お店に行ってみてください。

私が小倉に住んでたら、入り浸ってただろうなぁ。

私もスキアラバ!名古屋から小倉に、52に、また伺います!^^

 

九州の旅はこうして、大感動の1日を終えました。

何度思い出しても、幸せな夜です。





若かりし日の、林さんとエヴァンス。



SNSが日常となって、基本的に日々のことは

FBにアップするようになって久しい。

 

そこにインスタが加わったり、

たまーにTwitter(現X)だったり。

 

でもやっぱり、小さなことでも大切な瞬間がたくさんあって。

本当は、ブログにタイトルをつけて記しておきたいとが

けっこうあるのです。

SNSのタイムラインは、タイトルもなく流れていってしまう。

 

最近、とても丁寧に記しておきたいな。という出来事が

次から次へとあるので、ここはやっぱりブログだな、と。

 

てわけで私は私のブログに、ただいま。しました。

昔から、このブログの存在を知ってくださっている方だ

どれくらいいるのかは、皆目見当がつきませんが、

もし、そんな方がいらっしゃったなら、おかえりなさい。^^

 

自宅のPC環境も、ちょうど少し前に整えたところ。

これからは、SNSとは別でこちらにも記します。