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テーさんのスミレカフェー

面白いことが大好きで悪いことは許せない
さういふひとに私はなりたひ

「原子力の憲法」 こっそり変更 (東京新聞)

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2012062190070419.html

(要約)

20日に成立した原子力規制委員会設置法の付則で、「原子力の憲法」ともいわれる原子力基本法の基本方針が34年ぶりに変更された。法案は衆院を通過するまで国会のホームページに掲載されておらず、国民の目に触れない形で、ほとんど議論もなく重大な変更が行われていた。

基本法の変更は、末尾にある付則の一二条に盛り込まれ、原子力利用の「安全確保」は「国民の生命、健康及び財産の保護、環境の保全並びに我が国の安全保障に資することを目的として」行うとした。

追加された「安全保障に資する」の部分は閣議決定された政府の法案にはなかったが、修正協議で自民党が入れるように主張。民主党が受け入れた。各党関係者によると、異論はなかったという。


これは「こっそり」としか表現しようがないですね。

法案が通過するまでHPに掲載せず、隠れて話を進めるとか。


記事によると自民党の主張が通った形らしい。やっぱり最悪な政党でした。


毎日新聞の記事では「実質4日間のスピード審議」だったとの事。


原子力基本法:目的に「安全保障」…規制法の付則で (毎日)

http://mainichi.jp/select/news/20120622k0000m010083000c2.html


なぜこんなに早く審議を通す必要があったのか、

テレビ朝日「そもそも総研」で、玉川徹氏と古賀茂明氏が解説してます。


2012・6・21 原発「安全」のための規制庁が骨抜きになってますけど

http://www.dailymotion.com/video/xrnpqa_20120621-yy-yy-yyyyyyyyyyyyyyyyyyy_news


番組では、法案の「骨抜き」問題を追及。


●ノーリターン・ルール・・・間に他の省庁を経由する事で無意味化

●原発の寿命40年・・・最長20年の延長を一回のみ認める事で無意味化

              さらに「成立後速やかに検討が加えられ」措置を講ずる、とする事で40年自体に

              撤廃の余地を残す

●国会事故調の報告書・・・「三年以内に」「検討を加え」措置を講じる、とする事で無意味化

                 (それぞれ「三年間何もしなくても良い」「検討した結果何もしない」と言い換え可


厳しい内容が予想される国会事故調の報告が出る前に、何としても成立させる必要があった、と。


東京新聞が報じた原子力基本法に「安全保障」が加えられた件についても、

番組では最後に触れられています。

古賀氏は、「骨抜き」問題を含めたこれらの問題点が、全て「付則」の形で仕掛けられている点を指摘します。


テーさんのスミレカフェー

「本則はこれだけ(つまみ上げた部分)。残りは全部オマケ(付則)」


内容的にも手続き的にも、問題だらけの法案です。


「安全保障」の追加について、背景をもう少し考えて見ます。


憲法問題にも抵触する部分なのに、国民の眼に触れない所で勝手に決めてしまった訳です。

先立って自民党が発表した改定憲法草案でも、安全保障が前面に出た内容でした。

http://ameblo.jp/eric6859/entry-11236183329.html


また、JAXA法の改訂が今回と同じ20日に可決・成立している事も、注視しなければなりません。


防衛分野の研究、JAXA可能に 改正宇宙機構法が成立 (日経)

http://www.nikkei.com/article/DGXNASFS2002Y_Q2A620C1PP8000/


この「宇宙開発の軍事利用解禁」は「武器輸出三原則の緩和」と並んで、

経団連が2004年の提言で要求していたシナリオでした。


経団連

「今後の防衛力整備のあり方について」

http://www.keidanren.or.jp/japanese/policy/2004/063shiryo.pdf


政権を維持し増税路線を通したい民主党と、石破茂・安部普三ら自民党の親米保守派、

さらに経団連と、利害を同じくする面々が隠れて法律を変えている。


同様の法関係の変更をまとめると


●原子力基本法に「安全保障」の追加

●JAXA法の改訂

●インフル特措法

●武器輸出三原則の緩和

●違法ダウンロード禁止(改正著作権法)

●秘密保全法案


秘密保全法案以外は全部通ってしまった訳です。

これでチョン相手に骨太外交できるとか、喜んでたら馬鹿を見ますよ。



最後に、他ブログ様の記事に気になる指摘が。


「ざまあみやがれい!」 様

http://blog.livedoor.jp/amenohimoharenohimo/archives/65811647.html


『宇宙兄弟』や『はやぶさ』に見る最近の宇宙熱に、メディアコントロールの気配を指摘。

日食も大層な報道でしたよね。


映画『宇宙兄弟』の公式サイトにも、やっぱりJAXA関連のコーナーへのリンクがあります(『宇宙兄弟』はJAXA全面協力)。


映画『宇宙兄弟』公式サイト

http://www.spacebrothers-movie.com/index.html


この映画、初日二日で28万人以上の動員数だったらしいですね。

延べ観客数やマンガの読者まで含めると、一体どれだけの人が見たんだろう。


ささいな事ですが、ちょっと背筋が寒くなったので。










尻の穴の小さい話をしたいと思います。


先日、大阪市が震災ガレキの受け入れを正式決定しましたよね。


大阪市震災がれき受け入れ正式決定 ゼオライトを使用 (朝日)

http://www.asahi.com/kansai/news/OSK201206200056.html


これについては前回の訂正記事で、次の三つの処分方法が検討中である事を紹介しました。


①陸地部分への埋め立て

②箱詰め→海洋投棄

③袋詰め+コンクリ保護→海洋投棄


何の手当てもしないよりはマシとはいえ。

本気で、これで今後ずっと管理していくつもりなんでしょうか。半減期が何回か来るまで。

沁み出したら回収出来ないんですが。


まあ間違った情報流した分際なので、あまり強くも言えません。

とりあえず、説明会は此花区だけとか姑息な手段に訴えないように、という事と

きちんと原則について説明された小出裕章氏に申し開きをしろ、という事くらいしか言えません。


直接、先生から説明受けてるんでしょ広域連合の皆さんは。

崇高な使命の前では、どんな不誠実も許されると思ってんですか。



これが尻の穴が小さい話の一つ目。

二つ目はお金の話なんですが。


大阪府のガレキ受け入れには巨額の予算が組まれています。


以前の記事

大阪府 震災がれき2年で最大18万トン受け入れ検討 (産経)

http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/120203/waf12020308310002-n1.htm


事業費49億円。ほぼ全額が国の補助。

今回の補正予算では9500万円の計上。


まあ広域処理についてはどこでもそうですよね。湯水のように国費がつぎ込まれます。

被災地には落ちません。


ところでこれも以前例に出した、文科省による学校給食の検査費用。


給食の放射能検査に予算計上 それでも不十分な内部被曝対策 (ダイヤモンドオンライン)

http://diamond.jp/articles/-/15969


学校給食の放射能検査には3億円。しかも食べた後に検査する「事後検査」


「事前に食材を全て検査するのは、費用的に考えて現実的ではないからだ」


いや判りますよ。廃棄物処理と給食検査を一緒にするなって言うのは。

その通りなんですが、でも広域処理自体の経済合理性にも疑問符が出てる訳で。


http://ameblo.jp/eric6859/entry-11274376017.html


「お金の使い方」を見れば、原発事故に対する国の認識が現れてます。


参考

平成23年度補正予算(第二号)における原子力災害対応について

http://www.mof.go.jp/public_relations/finance/201108c.pdf


上記は財務省の主計官による原発事故関連予算の解説。

原賠法関連の補償(1200億円)と、福島県の健康管理予算(962億円)が巨額なのは当然ですが、

「全国の放射能調査体制の強化」は44億円


あくまで放射能汚染は福島県だけに留まる、という見方がこの差に現れてますね。


また「『日本ブランド』復活のための対外発信力強化」なるプロジェクトに53億円

プロパガンダ事業じゃないですか。こういう所にばかりお金を使うんだから。



また厚労省の資料では

参考

平成24年度予算案の主要事項 (厚生労働省)

http://www.yasuhiro-tsuji.jp/111226_03.pdf


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●WHO等による食品検査への助言や、海外向け情報発信・・・9500万円

●食品中の放射性物質対策・・・2億円

●自治体における食品検査への支援・・・5.1億円



繰り返しますが、大阪府のガレキ処理費用は49億円です。


安全性は別として(ホントはここが一番大切な筈ですが)、被災地にお金も落ちず

経済合理性にも欠ける広域処理に、このお金の使い方。



本当に大事な部分にお金を掛けるのは全然良いんですよ。

広域処理を応援したい人も「コストの問題じゃない」と言いますよね。


僕はそうは思いませんが、いずれにせよ確かなのは

現在のお金の使い方=現在の国の認識 だという事です。



以上、尻の穴が小さい話でした。

慣用句だからNGワードじゃないですよね。












大阪湾フェニックス処分場でのガレキ焼却灰埋め立て計画について、


以前の記事に誤りがありましたので訂正します。


該当記事はこちら。


http://ameblo.jp/eric6859/entry-11246129772.html


埋め立て方法について、絵を使って説明したのですが


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これは間違いでした。


現在検討されている方法は「陸地部分への埋め立て」でした。

ゼオライトも土壌層の上に敷き詰める形になります。



関西広域連合 

「関西広域連合における東日本大震災の災害廃棄物処理に関する考え方」

http://www.kouiki-kansai.jp/data_upload/1332919121.pdf


上記のPDFに、基本的な方針として「土壌の層の上に焼却灰等を埋め立てる」と

はっきり書かれていました。


また参考として、

6/6放送の毎日放送『voice』でも、現在検討中の埋め立て方法が紹介されています。


2012・6・6 『voice』 震災がれき検証第4弾 海面埋め立て

http://www.dailymotion.com/video/xrcnxx_20120606-yyyyyyyy4y-yyyyyy_news


こちらでは「手当てをした上での海洋投棄」も視野に入っている模様。



①陸地部分への埋め立て


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②丈夫な容器に箱詰めした上で海洋投棄


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③袋詰めした灰をコンクリ等で固めて海洋投棄


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この三種類の方法についての是非はともかく、

間違った情報を流した事をお詫びします。


不勉強で申し訳ありません。

昨日の朝日の記事を読んで、何か変な感じがしてたんですが。


色々掲示板とかブログを見てたら疑問が解けました。


何の事はなく「とっくの昔に判ってた事を今頃言うか」って問題だったんですね。


ネットの住人達はちゃんと覚えていました。


元記事はこちら

米の放射線実測図、政府が放置 原発事故避難に生かさず (朝日)

http://www.asahi.com/politics/update/0618/TKY201206170453.html?ref=reca


すいません、半分忘れてました(^_^;)


マスコミは「叩いても大丈夫」な時にならないと報じない、というのに慣れきって、

スルーする癖が付いてたみたいです。非常に良くない事です。


僕と同じくらいアホな人も多いと思うので、一応参考になった情報を。



「ざまあみやがれい!」 様

http://blog.livedoor.jp/amenohimoharenohimo/archives/65811147.html


報道のタイムラグや表現の微妙な部分など、色々見た中で最も詳細に考察されたブログです。



週刊・上杉隆

いまさら大々的に報じても完全に手遅れ
朝日新聞一面トップ記事「米情報 避難に生かさず」

http://diamond.jp/articles/-/20328


「今さら言うか」問題がどういう事だったのか、当時を振り返るのに一読されるのをお勧めします。



おしどりマコ・ケンの「脱ってみる?」第11回

http://www.magazine9.jp/oshidori/110713/

同・第29回

http://www.magazine9.jp/oshidori/111116/index.php

同・第33回

http://www.magazine9.jp/oshidori/111207/index.php


上記の上杉氏の記事にもリンクが。会見での会話の内容が書き起こされてます。

おしどりマコさんの記事を読むと、朝日の記事では書かれてない部分が目に付きました。


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●米国の調査は「航空機からの測定」のみでなく、1000箇所以上の地上モニタリング

伴っていた。

●この調査には文科省も協力していた

●地図だけでなく、更に詳細なデータが米NNSA(国家核安全保障局)のサイトで公開されていた。

●遣り取りがあった会見の場には朝日の記者も出席していた。



そんな訳で、事情を知っていながらすぐに報じなかった朝日は恥ずかしいですね。

今回の記事そのものは、官僚の名前も出してますし(文科省・渡辺格次長)、

また「米国の地図は実測なので、予測情報だから公開しないと言ったSPEEDIとは決定的に違う」

という見解もその通り。


でも、それはそれとして今頃言うのは駄目過ぎるぞ、という事ですね。


とりあえず今回、僕の個人的な教訓としては、

報道するのはジャーナリズムの仕事。疑うのは僕らの仕事。

という所ですかね。










どうしても今書いておきたいので。


去年法政大学が行った研究では、福井県が幸福度一位でしたよね。


法政大学

「47都道府県の幸福度に関する研究成果」

http://www.hosei.ac.jp/koho/photo/2011/111110.html

同・PDF

http://www.hosei.ac.jp/documents/koho/photo/2011/11/20111110.pdf


当時の記事が残ってました。


幸福度トップ福井、東京38位、最下位大阪 (日経)

http://www.nikkei.com/article/DGXNZO37549110U1A221C1ML0000/


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ちょうどブータンの国王夫妻が来日中でしたね。

西川知事は胸を張って「幸福度一位」の件を伝えたとの事。



でもちょっと待ってほしい。

この法政大学の研究って、別にアンケートじゃないですよ。

PDFを見れば書いてますが、研究チームが設定した項目ごとの点数を集計したものです。


つまり、最も大事な「何が幸福なのか」という部分は、この研究チームが決めてるって事です。

もう一度、PDFから項目部分を抜き出して見てみましょう。


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ほぼ全部の項目が、すんなり数値化可能な分野ですね。



では、参考にブータンが採用しているGNH(国民総幸福量)とは、

如何なる考え方なのか。


Wikipedeia 「国民総幸福量」

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9B%BD%E6%B0%91%E7%B7%8F%E5%B9%B8%E7%A6%8F%E9%87%8F


国民総幸福量または国民総幸福感とは、1972 に、ブータン国王ジグミ・シンゲ・ワンチュクが提唱した「国民全体の幸福度」を示す“尺度”である。国民総生産 (GNP) で示されるような、金銭的・物質的豊かさを目指すのではなく、精神的な豊かさ、つまり幸福を目指すべきだとする考えから生まれたものである。


そしてその中身は


2年ごとに聞き取り調査を実施し、人口67万人のうち、合計72項目の指標に1人あたり5時間の面談を行い、8000人のデータを集める。これを数値化して、歴年変化や地域ごとの特徴、年齢層の違いを把握する。

国内総生産(GDP)が個人消費や設備投資から成り立つように、GNHは

1.,心理的幸福    6,.コミュニティー

2,健康         7,良い統治

3,.教育        8,生活水準

4,文化         9,自分の時間の使い方

の9つの構成要素がある。GDPで計測できない項目の代表例として、心理的幸福が挙げられる。この場合は正・負の感情(正の感情が 1.寛容、2.満足、3.慈愛、負の感情が 1.怒り、2.不満、3.嫉妬)を心に抱いた頻度を地域別に聞き、国民の感情を示す地図を作るという。どの地域のどんな立場の人が怒っているか、慈愛に満ちているのか、一目でわかるという。



安易に数値化出来ない「心理的幸福」を、丁寧にカバーする仕組みになっています。

この部分だけでも、法政大学の研究とは全く別物である事が判りますね。


こう言ったからって、もちろん福井県の人達を貶めるつもりは無いです。

ブータンだって別に理想郷ではなく、少数民族問題を抱えてもいる訳で。


ただ、ここで西川知事が胸を張るのは間違ってますよね。

だってブータンが脱却しようとしてる「物質的な幸福観」そのままなんだから。


知事なら、自分達の県が何を大切にすべきか考えてほしい。

「まず生活の糧」と言うのは正しいと思うけど、その為に原発しか選べない不条理に

もっと批判的であってほしい。


多大なリスクと環境汚染の上で成立する「みんなの笑顔」って、悲惨ですよね。

そんなのは、言われなくても判ってるじゃないですか。

だから、変えないと。


一番おかしい部分をそのままにして、不条理を押し付ける側が与える名誉に

喜んでたらダメですよ。




と言っても、これは僕ら全員の問題ですね。

立地自治体が真の意味で「幸福」になる為には、日本全体が変わらないと。

やっぱりマスコミが邪魔かも。



最後に、2008年に大阪大学が行った研究を紹介しておきます。

こちらは「あなたの幸福度は10点満点で何点?」のアンケート調査です。


大阪大学社会経済研究所

「幸福感ではかった地域間格差」

http://www.iser.osaka-u.ac.jp/coe/dp/pdf/no.7_dp.pdf


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法政大の研究とは全然違った結果になってますね。

こちらの調査で福井県を見ると、所得は東京に次ぐ全国2位。

反面、幸福度は真ん中辺りに留まっているようです。


所得がダントツで最下位の沖縄が、幸福度で案外上位なのも興味深い結果ですね。