私は、会社経営をしている主人と結婚して、15年は専業主婦でした。


詳しくは、前回の記事に書きましたので、そちらも読んで頂けると嬉しいですニコニコ


ベル前回の記事
社長夫人からヘルパーになった私!


前回の記事でご紹介した通り、主人の会社が倒産して、家族はバラバラになりました。


主人の両親は、知人の借家で暮らし始めたんです。


そこは6畳2間だけ。


その時、主人の両親は70歳代前半おじいちゃんおばあちゃん


年金だけでは暮らしていけず、生活保護を受けることになりました。


突然、生活環境が激変して、高齢の2人は気苦労が多かったでしょうね…。


でも、しばらくすると、近所に茶飲み友達ができましたお茶


それで、お互いの家を行き来するようになったんです。


義父は、80歳頃、『アルツハイマー型認知症』と診断されました。


義父は、医師から、そう診断されたことが、かなりショックだったようで…。


あっという間に、『認知症』が進んでしまったんです。


ある日、義母から電話がありましたおばあちゃん

 

私は、仕事が休みだったんです。


「お父さん(義父)が救急搬送されたガーン


「集中治療室にいるから、すぐ来て!」


私は、すぐ病院へ向かったんですダッシュ


集中治療室の前へ行くと、義母が1人きりで椅子に座ってました。

 


事情を聞くと…。

 

朝食後、義父と義母は、ソファに座って、テレビを見てました。

 

義母は、いつの間にか眠ってしまったんです。

 

そして、目を覚ますと、義父がいませんでした。


義母が慌てて捜すと、浴室の方から白い煙が見えたんです。


義父は風呂に入ったまま、気を失っていました。


風呂のお湯は、手が入れられないほど高温だったんです。


昔から、義父は熱いお湯がが好きでした。


おそらく、認知症のため、温度設定を間違えたんでしょうね。


いきなり高温のお湯に入ったショックで、気を失ったんです。


義母はすぐ、水を全開で出しました。


でも、義母1人で、義父を風呂から出せません。


なので、浴室の窓から、「誰か助けて!」と叫びました。


その声を聞いた近所のご夫婦が、すぐ来てくれたんです。


ご主人が、義父を引き揚げてくれました。


その間に、奥様が119番に連絡。


すぐに救急搬送されたんです救急車


集中治療室に入った義父に会えたのは、3時間後でした。


たくさんの管につながれた姿が痛々しくて…。


一時は、医師から、「会わせたい人がいたら、今のうちに」と言われたこともありました。


義父の容体は不安定で、1週間ほど、集中治療室で治療を受けたんです。


その後、2ヶ月間入院し、驚くほど回復しました。


自宅で生活できるようになったんです。


まさに、「奇跡」のようでした…。


私は、近所のご夫婦が、義父の命を救ってくれたと思っています。


でも、そこまで親身になってくれるとは、思っていませんでした。


はっきり言って、「他人」ですから…。


主人の会社が倒産した時、手の平を返すように、冷たい態度をとる人がいました。


その人には迷惑を掛けていなかったのに…。


当然、倒産したことで、多くの人に迷惑をかけたとは思っていましたよ。


だとしても、ひどすぎるのでは…と感じたことがあったんです。


たぶん、私は人間不信に陥ってたんでしょうねショボーン


なので、近所のご夫婦が、義父を助けてくださったと聞いた時は、本当に驚きました。


どんなに感謝しても感謝しきれません。


そして、義父の葬儀の時、真っ先に駆け付けてくださったのも、そのご夫婦でした。


本当に有り難たかったですお願い


それにしても、倒産してから義父が亡くなるまで、あっという間でした。


でも、その短い間に、私は少し成長できた気がします。


倒産後も、義父は、私の道しるべでした。


たぶん、今も見守ってくれてるんでしょうね。


今日は、最後まで読んでくださってありがとうございました。

 

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