前世療法をやっていると、
本当に深い心の傷を負われた方と
お会いすることがあります。
シンクロなのかなあ、最近
性的被害経験をお持ちの方が
前世療法のクライアントさんとして
立て続けに現れています。
（性的虐待経験を描いた内田春菊さんの『ファザーファッカー』より）
性的なことは、往々にして深い所に
「潜在」していて、ご本人も
気づいていなかったり忘れていたり
することがとても多いです。
別のテーマで受けにきて、蓋を開けてみたら
「ここが元だったのか！」とびっくり
というケースが後を断ちません。
性的被害を受けた方々には
いくつもの共通経験があります。
一番多いのは「本当のことを言えない」
という苦しみです。
誰にも打ち明けられない。
誰にも助けてもらえない。
表現できず、孤立し、人に頼れない。
このような方々には、よく
隠れキリシタンや魔女狩りなど、
宗教的弾圧を受けた前世が見られます。
「言ってはいけない」という
強烈な縛りが出てきます。
弄ばれ、物のように扱われ、
人間としての尊厳を深く傷つけられる痛み、
そこから逃げることもできないという
強い閉塞感もあります。
そのような方には遊女の前世が
出てくることがよくあります。
「苦界」「生き地獄」のリアル報告は
涙なしでは聞けません。
往々にして、「ショック」
「頭真っ白」「パニック状態」
という体験も多いです。
戦争での爆撃や大火災で
町が破壊し尽くされ、
全てを失って呆然という
シーンが登場したりします。
また被害者なのにも関わらず、
「自分が悪かったのではないか」
という罪悪感があるケースも多い。
宗教的弾圧の中で自分は生き延び、
仲間たちが殺される、
戦争の中で自分の判断ミスで
味方の軍が壊滅する、
という前世があったりする。
とてもデリケートなので、
ゆっくりゆっくり丁寧に、
過去の自分たちを解放していく、
というプロセスを辿ります。
私たちは「記憶」でできています。
「過去なんか関係ないよ」
「もう忘れた」「こだわらない」という
人ほど、「記憶」は残り続けます。
もし「今朝の朝ごはんを思い出すことが
できない」という人がいたら、
その人は「過去は関係ない」です。
（そのような脳の病気があります。）
でもそれ以外の方は、過去は
「消す」「忘れる」「なかったことにする」
ことはできません
（できた「つもり」になるだけ）
そうでなく、「受け止め」「癒し」
ていくしかありません。
そしてそれは簡単なことではない。
だからこそ、皆「なかったこと」に
することを解決だと思うのでしょう。
でも、方法があります。
本当の意味で「過去を救い出す」ことが
できる、ということを、伝えたい。
前世療法は、「自分で自分を助ける」
という手法です。
深く傷ついた人は、（神様以外？）
誰にも本当には癒すことはできない。
でもこの世でたった一人だけ、
それを体験した「自分自身」が
自分を救うことができるのです。
立て続けにいらっしゃる
（こんなに性的被害を受けた経験者が
多いのだという事実にも胸痛みます）
クライアントさんたちが
私にそんなことを教えてくれています。
もし、思い当たる方がいらしたら
ご質問だけでも構いませんので
お声をかけてくださいね。
お力になりたいと思います！
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