いつも人間関係に悩みすぎる人の末路は… | 私の前世療法

私の前世療法

前世療法は、潜在意識の中への旅です。
「自分自身で過去世を見る」ことは誰にでもできます。

私自身が「セルフ前世療法」というノウハウで見た
たくさんの過去世をつづって行きます。

セラピールームPADOMA:padoma-therapy.com

「いつも人間関係がうまくいかなくて

悩んでいるんです」というテーマで

前世療法を受けに来られた

I彦さん(30代・会社員)は、

物腰柔らかく、声もソフトな方でした。

 

出て来た前世はどこか外国の街。

場面は「煙」から始まりました。

戦争?なのか、街が燃えています。

男性の自分は少し離れた所から見ていて

呆然と立ち尽くしています。

 

気持ちを聞くと、

「どうしていいか分からない」

という無力感。

「悲しみもありますか?」と

お聞きすると、

「悲しいという気持ちも感じない

ほどショックを受けている」

おっしゃるので、「まずい!」

\(@o@)/と思いました。

 

最初の方に出てくる過去生は、

現在の自分の状態を表している

ことがよくあるのです。

I彦さんの精神状態は、ギリギリまで

追い詰められているかもしれない…

悩みの深さが垣間見えました。

 

「灯台守」の前世も出て来ます。

嵐?が来そうな場面で、

メンテナンス?が必要なので

仕事場の灯台に来ている場面です。

気持ちを聞くと「使命感」。

心の核に「人の役に立ちたい」という

動機が強いのが分かりました。

 

「どんな時に人の役に立った気持ちに

なれたか」の経験をお聞きすると、

学生の時に祖父が亡くなり、

祖母のそばにいたら自然と涙が出て、

そのI彦さんの態度からお祖母さんは

初めて心がほぐれて救われた、

というエピソードが出てきました。

 

そばにいるだけで涙が出る!

なんて優しい寄り添いの気持ちでしょう!

これはもうHSP(敏感すぎる人)だな、

という予想がやってきました。

 

以前ブログ記事で紹介した、

敏感すぎて生きづらい人の明日からラクになれる本

で取り上げている、

HSP(Highly Sensitive Person)という

体質的な傾向を持った人の特徴が

次々と引き出されて来ました。

 

IMG_20180413_015115821.jpg

 

日本人の2割ほどは、このタイプに

当てはまると言われています。

感受性が豊かで、共感能力が高く、

穏やかで攻撃的でなく、

(私から見て)とても魅力的な人格

にも関わらず、人間関係や仕事面で

苦しんでいる人がとても多いのです。

 

I彦さんの状況と、HSPの性質で一致する

ことがたくさん出て来ました。

・誤解される、理解されない

・疲れる、イライラする、やる気が出ない

・傷つく、いじめにあう

などのハッピーとはいえない状況。

・役に立ちたいという気持ちが強いのに、

・役に立っていないと思わされることが多い

のも辛い。

 

HSPかどうかを確かめようと

・音や光などの刺激に敏感

・人ごみや満員電車が苦手

ではないかお聞きしたら正にその通り。

「ドアをバタン!と乱暴に閉める音

などがとても嫌」というお答えで、

もうほぼ確定ですね。

 

I彦さんはHSPのことを

ご存知ありませんでしたので、

この本をおすすめすることにしました。

ご自身もHSPである精神科の

お医者さんが書かれている本です。

 

まずは自分がそのタイプであること、

欠点だと思わなくていいこと、

ラクに生きるための考え方や行動が

あるのでそれを理解し実践すること、

それを知ってほしいと思いました。

 

HSPだということを知らず、

どう対処していいかのアイデアがなく、

誰にも相談できず自分を追い詰めていく。

優しいHSPの人の末路は心の病です。

I彦さんは心を病む寸前で、

潜在意識がSOSを出して

前世療法に来たんだな、

ということが感じられました。

 

HSPは進化した人類だと思います。

哺乳類の人間は、とても繊細で脆弱です。

大きな角や、鋭い牙や爪、

体を守る硬い鱗も厚い毛もありません。

丸裸でとても弱いのです。

でもその弱さが知恵を生み、

進化を進めました。

 

HSPが人間だとしたら、

HSP以外はケダモノですね(笑)。

ケダモノの檻の中で生きるHSPの

方々は本当に大変だと思います。

 

私も料理をしていてよく鍋や食器を

「ガチャーン!」と言わせて

HSPの息子から「本当それやめて」と

とても嫌がられていましたが

ま、彼から見たら「野蛮人」ですね。

 

I彦さんに前世療法を受けた感想を聞いたら

「とても疲れました」とグッタリして

いましたが、感情を敏感に受け取る性質

ですから、負の感情が噴出して

疲れるのも人一倍なのでしょうね(^^;

誘導によっては、「幸せな前世」も

見れるので、そちらも見て「お口直し」

すればよかったと思いました(笑)。

 

そもそも日本人の中でかなりの割合を占め

人生に悩む確率も高いHSPの方々には

セッションでたくさんお会いしてきました。

「もっと思ってることを言っていい」

「それが欠点だと思わなくていい」

そんなことを心の底から理解するために

前世療法にやってくるケースが

たくさんあります。

 

I彦さんのようにご自分を追い詰めている方が

「自分自身の本質」を直視して、

それが間違っていなかったことを理解して、

一刻も早くつらい思いから解放されることを

心から願っています。

前世療法はそのためのツールです。

お役に立てればと思います。

 

気づきをありがとうございました>I彦さん

 

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