前世療法をする前の説明では、
「くれぐれも疑ったり否定したり
しないでください。
特に気をつけてほしいのは、
知っているものが出て来る時です」
とお話ししています。
でもこれは言っても言っても
何度言っても必ず皆さん疑います。
60代会社員のY代さんの前世は
甲冑を着た中世の騎士でした。
片手に盾を、片手に剣を持ち、
赤毛で鼻が高く、イケメンです。
(画像はprinteristのページからお借りしました)
60代でバリバリお仕事されてること、
ご離婚されて苦労なさったことなどを
考えると「戦士の魂が出てきたのかな？」
とワクワクしながら聞いています。
するとY代さんは「これは違います。
大好きな小説が出てきているだけです。」
とキッパリとおっしゃいます。
その台詞はもうたくさん聞いているので
「うわー、また出たよ！」と
心の中で叫んでしまいます(^^;
（ちなみにこのような「否定」が出るのは
経験的には50代から60代にかけての
女性に多い傾向を感じます。
要注意ですね！）
ここ数年愛読している大好きな
ファンタジー小説の主人公が
そのまま出てきているというのです。
歴史上の人物だったり、ドラマや映画だったり
同じか似ているものが出てくることは
たまにあるのですが、ここが難関です。
全く初めての方に分かっていただくのは
とても難しいのですが、
「そのような過去生があったから、
そのようなストーリーや歴史に
惹かれるという考え方はどうですか？」
とお聞きすることにしています。
なぜY代さんは中世の騎士ファンタジーが
大好きなのでしょう？
世の中皆が好きなわけではないですね？
少なくとも私は全く興味がないです。
特定の歴史が好きな人はたくさんいます。
新撰組が好きだったり、平安貴族に惹かれたり、
古代ローマが好きだったり、それぞれです。
私はチベット文化や修行系が大好きです。
でも興味のない人は全くないですね？
中世の騎士の小説が好き→そのような前世が見える
ではなくて、
中世の騎士の前世がある→そのような小説が好き
なのかもしれませんよね？
本当のところはわからないですよ。
Y代さんが受けられたのは短時間の
お試しセッションだったので、
その人生全てや関わった人物までは
出てきていません。
入り始めでは自分の知っていることと
ぴったり一致している方の場合でも、
続きを見ると「知っていることだけじゃない」
ことがわかったり感情が溢れたりして
「これは考えているんじゃないんだ」と
確信が持てる方がほとんどなのですが、
入り口までで帰ってしまわれると、
とても歯がゆいですね(^^;
自信満々に「これは違います」と
おっしゃった様子が気になって、
言葉を尽くして、そのようなケースを
たくさん説明したつもりなのですが、
伝えきれたかちょっと不安です(^^;
優れた小説を書く方というのは、
天からのインスピレーションがあることは
ほぼ間違いないと思っています。
ある時代の使命や流れを背負っています。
登場人物の中に、たくさんの同時代の
魂の要素が含まれていると思うのです。
ですから、小説のストーリーには、
実在したたくさんの人物のエッセンスが
織り込まれていると思っています。
Y代さんの場合は、「負けない強い魂」
「全てを失っても立ち直って幸せを掴む」
というメッセージが来ていました。
逆にいうと、その小説に出会った時から、
Y代さんの前世の魂はサインを
送っていたかもしれないのです。
小説と似てる似てない、同じ同じでない、
という部分に注目せずに、
感情を伴って訪れた「意味」を受け取るのが
前世療法の醍醐味です。
「前世療法って、読んでる小説が出て来た
だけだった」と否定的に思うのと、
「愛読してた小説は、前世の自分自身からの
メッセージだった」と気づくのとでは、
雲泥の差があります。
経験上、メッセージに気づいたところから、
運命の流れは変わり始めます。
Y代さんがメッセージを受け取られるのを
心から祈らずにはおれません(-人-)
ものすごく惹かれる歴史上の人物や
物語の登場人物はいないでしょうか？
もしかしたらその中に、前世からの
メッセージが入っているのかもしれません！
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