親からのネガティブな影響を受けた方の魂 | 私の前世療法

私の前世療法

前世療法は、潜在意識の中への旅です。
「自分自身で過去世を見る」ことは誰にでもできます。

私自身が「セルフ前世療法」というノウハウで見た
たくさんの過去世をつづって行きます。

セラピールームPADOMA:padoma-therapy.com

私たちは他者の影響の総集の中にいます。

その中で特に大きな影響を及ぼしているのは

ほとんどの場合両親です。

 

前世療法を受けに来られると、

親から受けたネガティブな影響が

たくさん出てきます。

 

「可愛くない」「要らない」と

言われ続けて育った。

褒められたことがなかった。

やりたいことをやらせてもらえず、

やりたくないことを強いられた。

きょうだいと比べられて貶められた。

きょうだいばかり大切にされた。

お腹の中にいる時から

「生まれて来なければいいのに」

と思われた。

「お前のために我慢している」と

不幸の責任を転嫁された。

殴られた。性的なことをされた。

 

その悲しみは心の奥深くしまわれて

普段忘れていたとしても

人生の全てに影を落としています。

 

前世療法をしていると、

前世を押しのけて、子供時代の痛みが

噴出してくる方が多くいます。

 

ここまでの視点ですと、親は加害者であり

子供は被害者ですが、でもどうでしょう。

親がそのような性格、人物、行動なのは、

たまたま、偶然でしょうか?

 

そこにはその親がおり、その時の家庭環境、

その時の社会環境、時代背景があります。

そういう親になるようなストーリーが

ないということはありません。

 

厳しい時代だったから厳しく育った。

差別や身分があったから考えが歪んだ。

世界がまだ狭かったから、

考え方にも限界があった。

辛い思いや痛みを親も抱え込んでいます。

 

でもその親を作ったそのまた親はどうでしょう?

やはり、その親の影響、その時代の影響を

受けていない人はいないでしょう。

 

そう考えると、私たちは親の影響の

網目の中で生きていて、考えようよっては、
親も、その親も、そのまた親たちも、

自分につながる血縁の人生を

何らかの形で背負っているとも言えます。


人生が辛すぎる、抱えた問題が重すぎる、

と感じる時、それは今回一代のことでなく

積み重なった親たち、祖父母たち、

祖先たちの膨大な集積だと考えたら、

重いのもそりゃーそうでしょうね。

 

親や先祖というと血の繋がりを考える人が

多いかもしれませんが、私はこの頃、

もっと見えない部分、メンタリティの部分の

繋がりの方が大きいんじゃないか

と感じるようになりました。

 

肉親だからこそ、血縁だからこそ、

憎しみも深く、痛みも深いことが多いですが、

「ひどい人だった」と、まるで自分に

関係のない現象のように思うのは、

一面的だと思うようになりました。

 

私は「ひどい仕打ち」の中には必ず

痛みや悲しみがあると思うようになりました。

自分が当事者だとなかなかその観点には

立てないですが、それでも「加害者」は

いつかどこかで「被害者」なのです。

 

(もっと正確に言うと

加害者も被害者もないのですが、

その話はここでは省略します。)

 

そして、驚いたことに、私たちは

そのような親を魂で選んで生まれてきています。

「産んでくれと言った覚えはない!」

としてもそうなのです。

兄弟姉妹もそうです。

 

親の悲しみを、次の世代へ引き継ぐのか。

それとも悲しみは自分で終わらせて

次へ引き継がないようにするのか。

それが全ての「子供」の使命ではないか

と考えるようになりました。

(生物としての子孫を持たないとしても

社会の中で生きていくとしたら

話は同じだと思っています。)

 

親によって子供が傷つくことは

特別なことではなく、多く起こること。

それは親の非というよりは、

人間という存在が未熟だという

当然のことの表れだと思うのです。

 

でもそこで同じことを繰り返さない。

悲しみを他へ渡さない。

自分自身が幸せになることで、

子供の世代をより幸せにする。

それが「進化」なのかな、と

思うようになりました。

 

心に深い傷を抱えた方々が

いらっしゃるたびに、

苦しんでいる現世の肉体の向こう側に

キラキラ輝く尊い魂を見ることがあります。

(写真は滝行合宿で訪れた武蔵御嶽神社の参拝を終えて鳥居を出た瞬間に見えた彩雲)
 

本人は、もうこんな人生辞めたいとか、

どうしてこんなひどい人生なのかとか、

とてももっともな心情を吐露されても、

辛いことを幸せに変換する「進化」に

チャレンジされているんだ、

と見えて心が震えることがあります。
 

(で、その親を選びその課題を選んだことに

関係のある前世もあったりするのですが

その話はまた別の時に。(^^;)

 

「今の人生を超えた視点を持つ」

という性質を持つ前世療法の中で、

悲しみや痛みを持った多くの方々が、

ご自分の中にある魂のきらめきに

一人でも多く出会ってくれたらな、と

思う今日この頃です。


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