苦しい時。悩んでいる時。
解決する方法の一つが「気づくこと」です。
「気づく」というのは、「違う見方ができるようになる」ということです。
苦しみや悩みに、違った角度から光を当てる。
今まで苦しみだと思ってきたことが、実は違った意味があったと。
今まで悩んでいたことが、実は悩まなくてもよいことだと。
そう「チェンジ」ができた時、人は「救われる」のです。
一番大きい「チェンジ」は、「今まで起こったことには意味がなかった」から
意味があった、への転換かもしれません。
「無駄な苦しみ」が「価値ある学び」へ変わることがとても多くあります。
「かわいそう」だと思っていたことが、「豊か」だったと気付くことがあります。
また、人間関係の変転もたくさんあります。
自分を苦しめた人間が、本当はもっと苦しんでいたのだと。
自分を陥れた人が、結果的に自分を成長させてくれたのだと。
恨んだり羨んだりする対象が、実はそんなことはちっともなかったのだと。
この「気づき」は、どんなに頭で考えてもなかなか出てこないものです。
人は自分の思いの枠の中からなかなか出られないのです。
本を読んでも、立派な人の話を聞いても、親しい人に言われても、
苦しみのどん底を覗き込んだような気持ちになっている人間は、
なかなか「視点の転換」ができません。
前世療法、催眠療法というのは、一種の手術のようなものです。
通常の方法では触れられない、深い部分に直接手を出す、そのようなイメージです。
苦しみから解放されるための「気づき」、難しい部分を、超えさせてくれるのです。
しかし、多くのクライアントさんとお会いし、
中にはその後の流れを拝見している方もいらっしゃるのですが、
「気づき」は起こったのだけれども、なかなか悩みが解消していない方もいる。
何故だろう?とずっと考え続けてきました。
それは私たちが「救われる」ためには、「気づく」だけでは足りないのだと。
私はそこに「愛される」経験が必要な気がしました。
愛の体験というのは、一人ぼっちではできないのです。
「誰かから」…他者から愛されるという経験が欠乏していると、
私たちは自分自身を愛するということを学べません。
通常は親子関係の中で受け取っていくのですけれど、
深く悩んでいる、苦しんでいる人は、それを受け取り切れていないことが多いようです。
あるいは、親からは受け取っているのだけれども、
その後の「喪失体験」で深く傷ついたまま、回復していないことがあります。
本来、愛の源は、自分自身を愛するということです。
でもその前に、他者から愛される経験を、人間は必要としているようです。
そこを埋めるのは、「気づき」ではなくて「癒し」なのだと、思うようになりました。
実は、前世療法の中で、深い「癒し」が起こることがあります。
自分が本来「愛されていた」という体験を思い出す人がいます。
それは、全人生を否定された気持ちで生きてきた方にも起こります。
その方は、前世療法を境に、本当に人生が変わってしまいます。
でも、それが起こるかどうかは、ケースバイケースです。
世界三大宗教の中の、仏教は「気づき」、キリスト教は「癒し」を
大きく受け持っているんじゃないかな、
だから、どちらの宗教も人心を捉えて離さず、苦しみを乗り越えるよすがとして
何千年も生き残っているのではないかな、
そして両者が異なった役割を担当しているんじゃないかな、と思ったりして。
私は仏教が大好きなので、どうしても、私の考え方は「気づき」寄りになってしまうのでしょうね。
でも、一方で「癒し」…「愛」が必要だということも、この頃痛感しています。
まだまだ、心の世界は深いですね。
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