山伏社会も一種の自給自足体制。
庶民の私と同じように、山伏も、食料としての山菜採りに来ていました。
ただし、山伏の領域と一般民の領域はきちんと線引がなされていて、
お互いの領域には踏み込まないことになっていました。
ところが、どちらかが、うっかりあるいは意図的にかわかりませんが、
相手方の領域に踏み込んでしまったらしい。
居丈高に「女、名を何と申す」的な問答があって、
最初のうちは「立派な山伏様」にすぎなかった。
![私の前世療法-山奥](https://stat.ameba.jp/user_images/20120704/13/eribow711/5f/e4/j/t02200293_0480064012061721594.jpg?caw=800)
山の中で自分は一人。
相手も一人。
大した後ろ盾もない、
非力な庶民だということが分かって、
つい魔が差したのです。
山伏は男社会。
聖職者ですから、女性との交際は生涯禁じられています。
しかも、霞を食って生きているようなひ弱系お坊さんではなく、
日々抗争に明け暮れるような武闘集団でもあった。
男としての正常な欲望もMAXであったろうと思われます。
他の歴史上の山伏は知りませんが、私の過去世の中で現れてきたこの山伏たちは、
さすがに一般人に手を出したりはできませんでしたが、
ときどき「里」に下りては女を買ったりはしていたらしい。
当時の売春システムは分からないのですが、
二人三人連れで宵闇に紛れて山を降り、
専門職(プロ)の女性を相手にしては朝こっそり帰る、
というようなことは、お目こぼしされていたらしい。
山伏としてのランクが上がれば上がるほど、
たとえば高貴な方々の要求に応えた時の報酬として、
金品のほかに、性的接待なども普通にあったらしい。
まあ、現代だって、お坊さんが皆、品行方正ではないと思いますが…。
そんな背景があるので、山伏も女は知っています。
その時の私の年頃は30すぎくらいかなあ?
女ざかりの未亡人です。
相手の山伏は、40過ぎくらいでしょうか。こちらも現役男ざかり。
お目こぼしがあるとはいっても、慢性的欲求不満です。
極貧の庶民で、魅力を振りまいてたわけはないのですが、
それでも十分「女」、ぐらっときたのですね。
数キロ四方、人はいません。
叫んでも聞こえないのです。
何よりも、熊も素手でひねり殺せそうな腕力です。
逆らったら殺されるかも…という恐怖だってありました。
女一人、あっけなく手込めにされてしまったのでした。
(つづく)
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