過去世農婦の私が、セルフ前世療法で見えてきました。
飛びすさって、土下座の挨拶をします。
ここでまた、直感で分かったのは、過去世のこの時代この文化圏において、
「山伏」は、「こわいお兄さん」でもあったけれども、
やはり何よりも尊敬された霊力者でもあったことです。
日照りの際は雨乞いをする。疫病が流行れば祈祷をする。
呪いをかけ、魔を降伏する。
その力は絶大であったと、
人々は本気で信じています。
いえ、本当に力が
あったのかもしれません。
「山伏様」は、賤民から貴人まで
身分の上下を超越して、
誰からも尊崇の念を向けられる、
特殊階級でした。
だから、ムキムキ筋肉男としての
恐怖感もあったけれども、
同時に、「偉い山伏様」への畏(おそ)れも
たいへんなものがあったようです。
では、何でこんな山奥で出会ってしまったのでしょう？
（つづく）
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