2話『初めての送信』
彩香「えっとぅ 大君だよね?わたしぃ 今、忙しいから…又明日ね!じゃあ」
送信を…押してから、私は改めて、後悔をしました。
だって・・ ずっと、待っていた彼からの、メールなのに…
もっと、話したいのに… こんな…強きなメール
・・・何で? こんな事を書いたのか?自分で、自分が、信じられません。
「…!」
・・・・その時
私の頭の中の『彩香』が、
呟きました。
「男は、貴方1人じゃない!って所を、アピールしたのよ! 大丈夫…明日は、必ず、彼から、メールが、届くわ!」
(男と女の駆け引きでしょうか?)
私は、何処でそんな事を 覚えたのでしょう?
・・・・・また
・・・頭の中で、『彩香』の声がします。
「大丈夫…私の 言う通りにして!」
「はぁ~」
私は、1つ、ため息をつきました。
(そうね…『彩香』貴方なら、間違い無いかもね!)
送信を…押してから、私は改めて、後悔をしました。
だって・・ ずっと、待っていた彼からの、メールなのに…
もっと、話したいのに… こんな…強きなメール
・・・何で? こんな事を書いたのか?自分で、自分が、信じられません。
「…!」
・・・・その時
私の頭の中の『彩香』が、
呟きました。
「男は、貴方1人じゃない!って所を、アピールしたのよ! 大丈夫…明日は、必ず、彼から、メールが、届くわ!」
(男と女の駆け引きでしょうか?)
私は、何処でそんな事を 覚えたのでしょう?
・・・・・また
・・・頭の中で、『彩香』の声がします。
「大丈夫…私の 言う通りにして!」
「はぁ~」
私は、1つ、ため息をつきました。
(そうね…『彩香』貴方なら、間違い無いかもね!)
2話『初めての送信』
何故か?
それ以降の、返信は無く
次の、日曜日も、彼からのメールは、届きませんでした。
「あちゃ~ 彩香ちゃん 振られちゃったぁ~?」
日曜日の夕方、私は そんな事を思いながら、洗濯物を、取り込んでいました。
(カァ~ カァ~ )
何処からともなく、カラスの、鳴き声…
6畳2間の、古く、狭い…
アパートに、詫びく 夕日が、暮れてゆきます。
私は、少し 首を傾げ…
「トホホだよ~」
と、呟きました。
11月03日 (月曜日)
午前 9時05分
連休の最終日…
朝から、子供達と、プロレスごっこをしていると…
<ピピピ…>
という…メール音が、台所の、ダイニングテーブルの上から響きました。
卍固めをほどき… 子供達の、「ママ~!やめちゃ、やだぁ~」の言葉に、背を向け… 携帯を開くと…
大「暇やなぁ~ 彩香ちゃん 何しとるん?」
「!!」
彼からの、メールです!
とっくに、振られたと思い
ちょっとだけ…忘れかけていた、矢先の彼からのメール…
嬉しいのと同時に、私は
『彩香』への、切り替え
モードを、急ぎました。
それ以降の、返信は無く
次の、日曜日も、彼からのメールは、届きませんでした。
「あちゃ~ 彩香ちゃん 振られちゃったぁ~?」
日曜日の夕方、私は そんな事を思いながら、洗濯物を、取り込んでいました。
(カァ~ カァ~ )
何処からともなく、カラスの、鳴き声…
6畳2間の、古く、狭い…
アパートに、詫びく 夕日が、暮れてゆきます。
私は、少し 首を傾げ…
「トホホだよ~」
と、呟きました。
11月03日 (月曜日)
午前 9時05分
連休の最終日…
朝から、子供達と、プロレスごっこをしていると…
<ピピピ…>
という…メール音が、台所の、ダイニングテーブルの上から響きました。
卍固めをほどき… 子供達の、「ママ~!やめちゃ、やだぁ~」の言葉に、背を向け… 携帯を開くと…
大「暇やなぁ~ 彩香ちゃん 何しとるん?」
「!!」
彼からの、メールです!
とっくに、振られたと思い
ちょっとだけ…忘れかけていた、矢先の彼からのメール…
嬉しいのと同時に、私は
『彩香』への、切り替え
モードを、急ぎました。
2話『初めての送信』
「ごめんね…あのさ 例のサイトの事で…あの ポイントが無いから、直アドでって言われたんだけれど…
良く 意味が、分からなくて」
・・何だか…しどろもどろに…質問する私…
みゆきは、(クスクス)と、少し笑いながら…
みゆき「あのね 男は、皆女性と、話しをするには、ポイントって言って…まぁ~用は お金を使って話をする訳よ…
直アドってのは、あんたの直接のメールアドレスの事よ
彼が、気に入ったんなら 教えても…いいんじゃない?」
私「あっ そうなんだ!」
みゆき「そうよ…頑張って」
そこまで言うと、彼女は、
「ヤバイ!旦那が、2階に上がって来る!!」
と、言う 焦り声と共に、電話を、切りました。
(ふぅ~ みゆきも、大変だ)
そんな事を、思いながら 私は、受話器を、置くと 再び…携帯を開き 自分の、アドレスを、「これが、直アドです」と言う 書き込みと共に、送信しました。
<ピピピ…>
すると、今度は、サイトを通さなくても、直接 私の携帯に、メールが届きました。
大「宜しく!俺 大って言います。大阪府 吹田市に住んでます。年は、26才 普通の、会社員してます。」
「…」
私は、戸惑いながらも…
おそる おそる 彼に、送信の言葉を、書きました。
「こちらこそ、宜しく! 彩香と、言います。えっとぉ~ 長野県 長野市に住んでます。年は、25才でぇ~出版会社に、勤めてます。大くんより、1コ 下だね!」
送信を押す指が、かすかに震えました。
思いきって、押すと、私の最初の、嘘が…
電波に乗り… 彼の元へと流れてゆきます。
良く 意味が、分からなくて」
・・何だか…しどろもどろに…質問する私…
みゆきは、(クスクス)と、少し笑いながら…
みゆき「あのね 男は、皆女性と、話しをするには、ポイントって言って…まぁ~用は お金を使って話をする訳よ…
直アドってのは、あんたの直接のメールアドレスの事よ
彼が、気に入ったんなら 教えても…いいんじゃない?」
私「あっ そうなんだ!」
みゆき「そうよ…頑張って」
そこまで言うと、彼女は、
「ヤバイ!旦那が、2階に上がって来る!!」
と、言う 焦り声と共に、電話を、切りました。
(ふぅ~ みゆきも、大変だ)
そんな事を、思いながら 私は、受話器を、置くと 再び…携帯を開き 自分の、アドレスを、「これが、直アドです」と言う 書き込みと共に、送信しました。
<ピピピ…>
すると、今度は、サイトを通さなくても、直接 私の携帯に、メールが届きました。
大「宜しく!俺 大って言います。大阪府 吹田市に住んでます。年は、26才 普通の、会社員してます。」
「…」
私は、戸惑いながらも…
おそる おそる 彼に、送信の言葉を、書きました。
「こちらこそ、宜しく! 彩香と、言います。えっとぉ~ 長野県 長野市に住んでます。年は、25才でぇ~出版会社に、勤めてます。大くんより、1コ 下だね!」
送信を押す指が、かすかに震えました。
思いきって、押すと、私の最初の、嘘が…
電波に乗り… 彼の元へと流れてゆきます。