1話『誠…』
あたし…神林 佐奈(16才)
一応…ここ、群馬県でも
1、2位を争う 私立高の
1年… 何が、1、2位を争う
のかって!?
勿論…頭の良さ…なんて訳
無い… (笑)
要は…金のかかる学校
金を積めば…誰でも入れる
学校、県下トップクラス級!
そーゆー事…(笑)
この学校に入るには、もの
凄く 金がかかる!!
だから、ここに来てる連中
は、要は 中流家庭より
上の 落ちこぼれ達って訳
信じられない様な 金持ち
もいる!!
制服は、一応…上等なのが
有るけれど…
まともに、着てる奴なんて
半分も、いない!
あたしだって…白いダボシャ
ツに、超ミニスカ
休み時間になると、男子は
エロ本広げて鼻の下伸ばし
てるし…
女子は、鏡で 化粧の確認
をしながら、男の話しばか
り…
数人…教室の隅っこで
難しい本読んでる奴も、いるけれど!?
(何か、将来に希望でも持っているのだろうか?)
(マジ…笑える!!)
あたしは、又 新しい風船ガムを、口にほおり込んだ
「おい!あんま ガムばっか 食ってると、虫歯になんぞ!」
後ろの席で 誠が 注意めいた事を言ったので あたしは、(クルッ)と 振り返り
「うぜぇ~よ!!」
と、言って にらみ付けた
誠は、さっきの あたしとの、キスのせいなのか!?
かすかに、顔を赤らめ
(フィッ)っと横を向く…
(ったく!本当…ダサイ奴だ!!)
だけど… あたしも、さっきの、あのキスで、あんたのフルネームだけは、覚えたよ…
一応…ここ、群馬県でも
1、2位を争う 私立高の
1年… 何が、1、2位を争う
のかって!?
勿論…頭の良さ…なんて訳
無い… (笑)
要は…金のかかる学校
金を積めば…誰でも入れる
学校、県下トップクラス級!
そーゆー事…(笑)
この学校に入るには、もの
凄く 金がかかる!!
だから、ここに来てる連中
は、要は 中流家庭より
上の 落ちこぼれ達って訳
信じられない様な 金持ち
もいる!!
制服は、一応…上等なのが
有るけれど…
まともに、着てる奴なんて
半分も、いない!
あたしだって…白いダボシャ
ツに、超ミニスカ
休み時間になると、男子は
エロ本広げて鼻の下伸ばし
てるし…
女子は、鏡で 化粧の確認
をしながら、男の話しばか
り…
数人…教室の隅っこで
難しい本読んでる奴も、いるけれど!?
(何か、将来に希望でも持っているのだろうか?)
(マジ…笑える!!)
あたしは、又 新しい風船ガムを、口にほおり込んだ
「おい!あんま ガムばっか 食ってると、虫歯になんぞ!」
後ろの席で 誠が 注意めいた事を言ったので あたしは、(クルッ)と 振り返り
「うぜぇ~よ!!」
と、言って にらみ付けた
誠は、さっきの あたしとの、キスのせいなのか!?
かすかに、顔を赤らめ
(フィッ)っと横を向く…
(ったく!本当…ダサイ奴だ!!)
だけど… あたしも、さっきの、あのキスで、あんたのフルネームだけは、覚えたよ…
真実のノート第2章『佐奈この空の下にいて…』
真実のノート第2章
【佐奈…この空の下にいて…】
第1話『誠…』
親なんてさぁ~
所詮…自分勝手でさぁ~
勝手に子供作って…
勝手に子供産んで…
勝手に見放すだけ…
ただ・・
それだけの…生き物…
鮮明に広がる青空の下…
学校の屋上で膨らませた
風船ガムが(パチンッ!!)と
割れる!!
「きったねぇ~佐奈!!口の回りガムだらけじゃん!!」
そう言って、大口を開けて(ケラケラ)と笑ってるこいつは…!?
一応…あたしの彼氏…
制服の、シャツのボタンを胸まで開けて…
金髪のロン毛に 赤のカチューシャ… 鼻と耳、瞼にまで、ピアスを開け…
見ているこっちが痛々しい
名前!?
(えっとぉ~ なんつったっけか?)
確か…
ま…こ…と…!?
そうそう! 思い出した!!
椎葉…誠!!!!
そんな名前だ!!
付き合い始めたばっかだから…
まだ、良く分かんない!
名前も…記憶の隅っこから
引っ張り出してこなきゃ…
直ぐに、口にも出せない
(まぁ~ どうでもいいか!)
親の対面で入った このバカ高の…隅から隅を見渡しても!? 友達なんて 呼べる奴は 1人もいやしない…
誠…
あんたも、群れから外された…可哀想な奴だったよね!?
だから、あたしに必死で
くっついてる…
だけど… あたしもね
3日前から、話せる奴が出来て嬉しいよ
「ねぇ~ あんたのせいであたしの、風船ガム割れちゃったじゃん!… 責任とってよ!!」
そんな訳の分からない事を言って、あたしは 誠に、顔を後、数センチの所まで、近ずけた。
「はは…は!?」
今まで、(ケラケラ)と笑い転げてた、誠の笑い声が(ピタリ)と 止まる。
「ああ…分かったよ」
そう言って、重ねられた
唇…
あたしは、目を開けたまま
その日…初めて 誠とキス
をした。
こんな…すれてる、あたしでも…
(笑っても いいよ…)
これが…ファーストキス…
キスは… 風船ガムの味がした。
【佐奈…この空の下にいて…】
第1話『誠…』
親なんてさぁ~
所詮…自分勝手でさぁ~
勝手に子供作って…
勝手に子供産んで…
勝手に見放すだけ…
ただ・・
それだけの…生き物…
鮮明に広がる青空の下…
学校の屋上で膨らませた
風船ガムが(パチンッ!!)と
割れる!!
「きったねぇ~佐奈!!口の回りガムだらけじゃん!!」
そう言って、大口を開けて(ケラケラ)と笑ってるこいつは…!?
一応…あたしの彼氏…
制服の、シャツのボタンを胸まで開けて…
金髪のロン毛に 赤のカチューシャ… 鼻と耳、瞼にまで、ピアスを開け…
見ているこっちが痛々しい
名前!?
(えっとぉ~ なんつったっけか?)
確か…
ま…こ…と…!?
そうそう! 思い出した!!
椎葉…誠!!!!
そんな名前だ!!
付き合い始めたばっかだから…
まだ、良く分かんない!
名前も…記憶の隅っこから
引っ張り出してこなきゃ…
直ぐに、口にも出せない
(まぁ~ どうでもいいか!)
親の対面で入った このバカ高の…隅から隅を見渡しても!? 友達なんて 呼べる奴は 1人もいやしない…
誠…
あんたも、群れから外された…可哀想な奴だったよね!?
だから、あたしに必死で
くっついてる…
だけど… あたしもね
3日前から、話せる奴が出来て嬉しいよ
「ねぇ~ あんたのせいであたしの、風船ガム割れちゃったじゃん!… 責任とってよ!!」
そんな訳の分からない事を言って、あたしは 誠に、顔を後、数センチの所まで、近ずけた。
「はは…は!?」
今まで、(ケラケラ)と笑い転げてた、誠の笑い声が(ピタリ)と 止まる。
「ああ…分かったよ」
そう言って、重ねられた
唇…
あたしは、目を開けたまま
その日…初めて 誠とキス
をした。
こんな…すれてる、あたしでも…
(笑っても いいよ…)
これが…ファーストキス…
キスは… 風船ガムの味がした。
この空の下にいて…
…この空の下にいて…
蜃気楼の様な人だから
幻影の様に消えてゆく
最初から 分かってた
この恋は 終わる運命だと
心に想いが宿る時…
それは…
切なく…
愛しく…
同じ空の下で 笑った日も
月の下で 泣いた夜も
目まぐるしい現実の中
日々…飲み込まれてゆく
何も知らなくていい…
ただ…この空の下にいて
何も望んでいないよ…
貴方と 繋がる以外は…
心がどしゃ降りだった
雨の日に…
貴方は 雨雲の中から
光をくれた…
契れた雲の間から差し込む
光は…
心の水溜まりを、優しく照らす…
貴方が居なければ…
微笑む事も無かった…
何も知らなくていい…
ただ…この空の下にいて
何も望んでいないよ…
貴方と 繋がる以外は…
愛が 心に宿る時
それは…儚く…苦しく…
幻影を胸に秘めて
眠る夜…
貴方に 囁く…
愛しています…
何も知らなくていい…
この空の下にいて…
何も望んでいないよ
貴方が この空の下で
微笑んでいるのなら…
蜃気楼の様な人だから
幻影の様に消えてゆく
最初から 分かってた
この恋は 終わる運命だと
心に想いが宿る時…
それは…
切なく…
愛しく…
同じ空の下で 笑った日も
月の下で 泣いた夜も
目まぐるしい現実の中
日々…飲み込まれてゆく
何も知らなくていい…
ただ…この空の下にいて
何も望んでいないよ…
貴方と 繋がる以外は…
心がどしゃ降りだった
雨の日に…
貴方は 雨雲の中から
光をくれた…
契れた雲の間から差し込む
光は…
心の水溜まりを、優しく照らす…
貴方が居なければ…
微笑む事も無かった…
何も知らなくていい…
ただ…この空の下にいて
何も望んでいないよ…
貴方と 繋がる以外は…
愛が 心に宿る時
それは…儚く…苦しく…
幻影を胸に秘めて
眠る夜…
貴方に 囁く…
愛しています…
何も知らなくていい…
この空の下にいて…
何も望んでいないよ
貴方が この空の下で
微笑んでいるのなら…