5話『間違いメール』
そして
「登ったよ!」
そう メールを打つと
送信ボタンを押し 美紀を
壁際に、座らせた。
すると、直ぐに!?
(…♪)
奴から…返信が 届いた。
「屋上から…夜の街を見渡して」
(……)
あたしは、奴のメールの指示に従い…
ビルの屋上から 一斉に
見渡せる限りの夜の街と ネオンを、見た。
そして…
「何も無いじゃん!!」
と 送信
すると!?
「夜の街は 夢の宝石箱見たいだと 思わない!?」
と 返信が、来た。
(騙したなぁ~!!)
あたしは、そう思いながらも、もう一度
目の前に、広がる夜景を見渡した
色とりどりのネオンが 街を華やかに飾り
遠くに 架かる橋には 青く光る点滅
その下を流れる川には
ネオンの光が 移り 光の帯を、作っている。
(わぁ~!!)
悔しいけど… 本当に 宝石箱見たい
そう思った。
「何…ここ!?」
「!?」
気が付くと そう言いながら あたしの横で 夜景を見渡す美紀が…いた。
「わぁ~凄い!!」
美紀は 瞳をキラキラ輝かせると
「まるで…宝石箱ひっくり返した見たいな、夜景だね!!」
そう言って (ニコリ)と 笑った。
「そうだね…」
あたしは、そう言って美紀には笑顔で答えたけど
やっぱり、なんか…
騙された様な そんな気がして
「まぁ~ 騙されてやるよ!」
奴には そんな、ひねくれた事を書いて 送信した。
すると、また奴から返信が
「お前…おそらく 女だろ可愛くないな!!」
(何だよ!この馴れ馴れしいメールは!!)
「もともと 可愛くなんかねーよ!」
あたしは、そう呟くと
(パタンッ)
携帯を、閉じた。
「登ったよ!」
そう メールを打つと
送信ボタンを押し 美紀を
壁際に、座らせた。
すると、直ぐに!?
(…♪)
奴から…返信が 届いた。
「屋上から…夜の街を見渡して」
(……)
あたしは、奴のメールの指示に従い…
ビルの屋上から 一斉に
見渡せる限りの夜の街と ネオンを、見た。
そして…
「何も無いじゃん!!」
と 送信
すると!?
「夜の街は 夢の宝石箱見たいだと 思わない!?」
と 返信が、来た。
(騙したなぁ~!!)
あたしは、そう思いながらも、もう一度
目の前に、広がる夜景を見渡した
色とりどりのネオンが 街を華やかに飾り
遠くに 架かる橋には 青く光る点滅
その下を流れる川には
ネオンの光が 移り 光の帯を、作っている。
(わぁ~!!)
悔しいけど… 本当に 宝石箱見たい
そう思った。
「何…ここ!?」
「!?」
気が付くと そう言いながら あたしの横で 夜景を見渡す美紀が…いた。
「わぁ~凄い!!」
美紀は 瞳をキラキラ輝かせると
「まるで…宝石箱ひっくり返した見たいな、夜景だね!!」
そう言って (ニコリ)と 笑った。
「そうだね…」
あたしは、そう言って美紀には笑顔で答えたけど
やっぱり、なんか…
騙された様な そんな気がして
「まぁ~ 騙されてやるよ!」
奴には そんな、ひねくれた事を書いて 送信した。
すると、また奴から返信が
「お前…おそらく 女だろ可愛くないな!!」
(何だよ!この馴れ馴れしいメールは!!)
「もともと 可愛くなんかねーよ!」
あたしは、そう呟くと
(パタンッ)
携帯を、閉じた。
5話『間違いメール』
すると、ほんの少し時間を置いてから…
(…♪)
返信が 来た。
「もっと 夢見たいな 綺麗な所、知ってますよ!行って、見ませんか?」
(はぁ~!?何だ…これ!?)
少々…呆れながらも そのメールに、興味を持った、あたしは…
「そんな…所 何処にあるのさ!?」
そう書いて、送信した。
すると
「ありますよ…俺の指示にしたがって!」
そう 返信が 返ってきた。
(俺!? 男か!?)
あたしの 口角が 少し上がる
(なんか…良く分かんねーけど…面白そうじゃん!?)
あたしは…すくっと 立ち上がり
「いいよ…従ってやるよ どーすりゃいいの!?」
そう 送信した。
その時!?
「ちょっと君達 いいかな? まだ 未成年だよね!?」
背後から…そんな声が、聞こえた。
(やべー!!!! 警察(サツ)だ!)
あたしは…振り向かず、言葉の意味だけで そう判断し
慌てて、美紀の手を引くと
全速力で 走り出した!!
「おい!! 待て!!」
微かに…そんな声が 耳に届いたけど
あたしは、振り向かず
(捕まったら 不味い!!)
心で そう叫びながら…
夜の街を 一気に、駆け抜けた。
不思議と 父親の顔が 頭に浮かんぶ…
あたしは…走りながら…
その顔を 打ち消した。
(別に、あいつ(父親)の…めんつを 気にして逃げてる訳じゃない!!)
(あたしが、捕まりたく無いから、逃げてるんだ!!)
(ハァハァハァ)
繁華街を少し抜けた 雑居ビルに 身を隠すと…
あたしは…心の中で そう叫んだ!!
「ハァハァハァ…あたし…もうダメ!!佐奈!!」
手を離すと 同時に 美紀が倒れ込む…
こんなに走ったのは、いつ以来だろう!!
(ハァハァハァ…)
胸が 苦しい
あたしも そのまま壁に、もたれかかり…
ずるずると 座り込んだ。
そして
(カチャッ)
さっきの 間違いメールの奴との やり取りを、思い出し ディスプレイを、開いた。
メールが、一通入っている
見ると
「高い ビルの屋上に上がって!!」
そう返信が、来ていた。
(高い ビル!?)
あたしは、近くにあった
エレベーターの横にある
階表示で このビルの高さを確認した。
(12階、まである)
あたしは、ぐったりしている美紀の 片手を自分の肩に回し、 美紀を立たせると
エレベーターに、乗り込んだ。
そして
屋上の
(ギィ~ッ)
少し錆びた、重そうなドアを、開けた。
(…♪)
返信が 来た。
「もっと 夢見たいな 綺麗な所、知ってますよ!行って、見ませんか?」
(はぁ~!?何だ…これ!?)
少々…呆れながらも そのメールに、興味を持った、あたしは…
「そんな…所 何処にあるのさ!?」
そう書いて、送信した。
すると
「ありますよ…俺の指示にしたがって!」
そう 返信が 返ってきた。
(俺!? 男か!?)
あたしの 口角が 少し上がる
(なんか…良く分かんねーけど…面白そうじゃん!?)
あたしは…すくっと 立ち上がり
「いいよ…従ってやるよ どーすりゃいいの!?」
そう 送信した。
その時!?
「ちょっと君達 いいかな? まだ 未成年だよね!?」
背後から…そんな声が、聞こえた。
(やべー!!!! 警察(サツ)だ!)
あたしは…振り向かず、言葉の意味だけで そう判断し
慌てて、美紀の手を引くと
全速力で 走り出した!!
「おい!! 待て!!」
微かに…そんな声が 耳に届いたけど
あたしは、振り向かず
(捕まったら 不味い!!)
心で そう叫びながら…
夜の街を 一気に、駆け抜けた。
不思議と 父親の顔が 頭に浮かんぶ…
あたしは…走りながら…
その顔を 打ち消した。
(別に、あいつ(父親)の…めんつを 気にして逃げてる訳じゃない!!)
(あたしが、捕まりたく無いから、逃げてるんだ!!)
(ハァハァハァ)
繁華街を少し抜けた 雑居ビルに 身を隠すと…
あたしは…心の中で そう叫んだ!!
「ハァハァハァ…あたし…もうダメ!!佐奈!!」
手を離すと 同時に 美紀が倒れ込む…
こんなに走ったのは、いつ以来だろう!!
(ハァハァハァ…)
胸が 苦しい
あたしも そのまま壁に、もたれかかり…
ずるずると 座り込んだ。
そして
(カチャッ)
さっきの 間違いメールの奴との やり取りを、思い出し ディスプレイを、開いた。
メールが、一通入っている
見ると
「高い ビルの屋上に上がって!!」
そう返信が、来ていた。
(高い ビル!?)
あたしは、近くにあった
エレベーターの横にある
階表示で このビルの高さを確認した。
(12階、まである)
あたしは、ぐったりしている美紀の 片手を自分の肩に回し、 美紀を立たせると
エレベーターに、乗り込んだ。
そして
屋上の
(ギィ~ッ)
少し錆びた、重そうなドアを、開けた。
5話『間違いメール』
その時!?
(…♪)
革ジャンのポケットに入れた、 携帯から メールの受信音が、鳴り響いた。
(誰だろう!?)
あたしは、ビニール袋を 掴もうとした手を、一旦引っ込め ポケットから、携帯を取り出した。
ディスプレイを開き、メールを確認すると!?
「貴方は 今 幸せですか!?」
そう書いてある。
「何だ? これ!?」
見覚えの無いアドレスに
「間違いメールかよ…」
そう呟き…あたしは…
(パタンッ)
ディスプレイを閉じ
携帯をポケットに、戻した。
そして
また、美紀が 差し出したビニール袋に、手を伸ばす。
もう 何もかも 忘れたかった。
その時!?
また、 (…♪)
ポケットの中から メールの受信音が、 鳴った。
「チッ 何だよ!! ったく!!」
あたしは、舌打ちを打ちながら、再び 携帯を開いた。
「貴方は 今、幸せですか!?」
(何なんだよ!宗教の勧誘か!?)
「あははは…」
美紀が 訳も無いのに 笑い出す。
「おい…美紀 大丈夫かよ!?」
あたしは、そう言って
しゃがみ込んでる 美紀に合わせ…膝を落とした。
「幸せ~!!あたしぃ~!!」
美紀がそう叫んで 再び
「あははは…!!!!」
笑い転げた。
その時!? (…♪)
片手に持った、携帯から…また、受信音が 鳴った。
「貴方は 今、幸せですか!?」
また、同じ言葉が 書いてある。
(何なんだよ!しつけーなぁ~)
「ちょっと あんた 誰かと間違えてるよ!!」
あたしは、そう書き込むと
送信ボタンを、押した。
すると、直ぐにまた
(…♪)
受信音が、鳴った。
「すいません!友達に送ったつもりだったんですが…間違えました。」
(分かりゃいーんだよ…)
あたしは、頷きながら
携帯を、閉じた。
すると!?
(…♪)
また、受信音が鳴る
メールを開くと そこには
また
「貴方は 今、幸せですか!? 」
そう…書いてあった。
(何なんだ…こいつ!)
(さっき!間違いだって分かったんじゃねーのかよ!!)
それに、何だ!? この質問
「貴方は 今 幸せですか!?」
だとぉ~!?
バカにしやがって!!
(なんか…ムカつく!!)
あたしは、間違いメールの主に
「幸せですよぉ~ 夜の街と セッ○○と シンナーで 夢見心地でーす!!」
そう書いて、送信した!!
(…♪)
革ジャンのポケットに入れた、 携帯から メールの受信音が、鳴り響いた。
(誰だろう!?)
あたしは、ビニール袋を 掴もうとした手を、一旦引っ込め ポケットから、携帯を取り出した。
ディスプレイを開き、メールを確認すると!?
「貴方は 今 幸せですか!?」
そう書いてある。
「何だ? これ!?」
見覚えの無いアドレスに
「間違いメールかよ…」
そう呟き…あたしは…
(パタンッ)
ディスプレイを閉じ
携帯をポケットに、戻した。
そして
また、美紀が 差し出したビニール袋に、手を伸ばす。
もう 何もかも 忘れたかった。
その時!?
また、 (…♪)
ポケットの中から メールの受信音が、 鳴った。
「チッ 何だよ!! ったく!!」
あたしは、舌打ちを打ちながら、再び 携帯を開いた。
「貴方は 今、幸せですか!?」
(何なんだよ!宗教の勧誘か!?)
「あははは…」
美紀が 訳も無いのに 笑い出す。
「おい…美紀 大丈夫かよ!?」
あたしは、そう言って
しゃがみ込んでる 美紀に合わせ…膝を落とした。
「幸せ~!!あたしぃ~!!」
美紀がそう叫んで 再び
「あははは…!!!!」
笑い転げた。
その時!? (…♪)
片手に持った、携帯から…また、受信音が 鳴った。
「貴方は 今、幸せですか!?」
また、同じ言葉が 書いてある。
(何なんだよ!しつけーなぁ~)
「ちょっと あんた 誰かと間違えてるよ!!」
あたしは、そう書き込むと
送信ボタンを、押した。
すると、直ぐにまた
(…♪)
受信音が、鳴った。
「すいません!友達に送ったつもりだったんですが…間違えました。」
(分かりゃいーんだよ…)
あたしは、頷きながら
携帯を、閉じた。
すると!?
(…♪)
また、受信音が鳴る
メールを開くと そこには
また
「貴方は 今、幸せですか!? 」
そう…書いてあった。
(何なんだ…こいつ!)
(さっき!間違いだって分かったんじゃねーのかよ!!)
それに、何だ!? この質問
「貴方は 今 幸せですか!?」
だとぉ~!?
バカにしやがって!!
(なんか…ムカつく!!)
あたしは、間違いメールの主に
「幸せですよぉ~ 夜の街と セッ○○と シンナーで 夢見心地でーす!!」
そう書いて、送信した!!