こんにちは、笑里(エリ)です照れ
忙しくて、空いてしまいましたが
前回の続きです。
神通力の中の一つ
読心術を知らなかった新米狛犬
ダルちゃん。




師匠の狛犬軍団Bさんに、

こう言われます。

お前はそう言う事も知らないんだな。

 主がお前に、教えていないと言う事は

 お前の主はまだ、読心術は使えねー

 様だな。

 主が使えねー様じゃ、教えようが

 ねーしな。



 また直ぐにでも、出来るもんでも

 ねーし。俺達だって、それなりに

 修行を積んできたんだ。

 勿論うちのボスだって出来るぜ。

 ここに居る者、皆んなな。

 人間だと尚更難しいだろうよ。




 それとな、さっきから気になってたんだ

 けど、お前のその呼び方、

 主に対してと、

 自分を呼ぶ時の言い方な、

 あれ、ボクじゃなく

 言い方が他に何かあるだろう。



 例えば俺みたいに、俺とかオイラとか

 私、何でもいいだろう。

 他の言い方に変えな!

 聞いてるだけで、小便臭いガキだぜニヤニヤ

 今直ぐやめな




(ダルちゃん)

『だって、今までボク、

 ボクしか使ったことない。

 それにKちゃんにも 

 一度も言われた事ないよ』




【師匠】

ちょっと待て




(狛犬軍団B)

パーあ、ボス、お言葉ですが

 ボスが直々に言われなくても

 俺から注意しますよ。

 そんな小僧に

 ボスから直接声を掛けるなんて…



(狛犬軍団衆)

『そうだ、そうだ〜グームカムカ

 この中には、まだ実際に

 顔を拝んだ事がねぇ奴も

 ー声も掛けてもらった事が無ぇ奴が

 ごまんといるぜ。

 俺だって、まだ、長い事いるが

 声掛けてもらった事ねーぞ!

 ずるいぜ、チビ…』

  


方々から聞こえてきます。ピリピリ




【師匠】

いや、いい、大丈夫だ。

 ここは俺から言う。

 さっきから聞いてれば

 お前は、自分の主の事を

 友達を呼ぶかの様に、名前で

 しかもよりによって、

 ちゃん付けをしているのか?


 


 幾らお前には、その子が小さく

 また頼りなく見えても

 向こうは主で、お前は仕える身だ。

 またお前の友達でもない。

 それは何でも、おかしいな。

 直ぐに改めなさい。いいな!

 そこは主と呼ぶものだ。

 けじめをつけなさい。

 ここは大事だぞ!

 俺に話す時でも、勿論そうだが

 また他の者に話す時もだ。


 あと自分の事だが、何でも好きな

 呼び方をすればいい。

 使ってみて、しっくり来るものにすれば

 いいな

 



(ダルちゃん)

 ショボーン はい。分かりました。

 俺、俺なんて…ボクには似合わないよ。

 私、しっくりこないけど…

 女の子みたい…』




(狛犬軍団A)

お前には、まだ俺は似合わね〜

 私、私でいいだろう。

 これもまた、知らないかも知れないが

 男でも女でも使うぞ。

 これからはそうしな。



 長年の習慣は中々に抜けないから

 まあ、俺もそうだがな。

 まっ、お前は長年という程じゃ

 無いけどな爆笑 

 鳥で言うなら、ひよこだな。

 まだひよこでもねーか。

 習慣は中々に抜けないから

 追々な、いいか、私だぞ。



 それと、まだちゃんと

 謝罪してないだろう。

 謝罪だ、しゃざい

 

 


(ダルちゃん)

『しゃざい?しゃざいって何?

 何をすればいいの?

 そんな言葉は、今まで聞いた事ない…

 何かの名前?(心の声)

 しゃざい、う〜ん…もやもや

 う〜ん

 考えたってわからないや、ボクの頭では』

 あ、またボクって言っちゃった。

 今言われた所なのにアセアセ(心の声)




(狛犬軍団B)

読心術の事も知らないお前だ。

 どうせ聞き慣れない言葉を使った所で

 わからねーだろ。

 謝罪とは謝る事だ。

 悪い事やいけない事をすれば

 謝るだろう。

 小僧、お前の事だ、主に叱られた事は

 一度や二度では無い筈、その度に謝って

 いるだろう。

 それでいいから謝れ




(狛犬軍団A)

悪い事をしたから、今皆の前で

 叱られてんだろう。

 お前そんな事すら、分からないのか?




(ダルちゃん)

『…。ボク、今まで叱られた事って

 無いからなぁ。

 いつもK…(Kちゃんと言いそうな所を言い直し)

 主は、ボクの事を、『ダルちゃんは可愛いね〜

 まだ子供だからダルちゃんはいいねん、

 そのうちなぁ…って言って、

 悪い事、あんな事、こんな事をしても

 ボクをキツく、叱った事は無い。

 



 抱っこしたり、撫でて

 ギュッと抱きしめてくれる事はあっても…

 けど、一度だけボクをキツく叱った事が

 あったな。

 ムキー 何だったかなもやもや

 ボクはあの時どうしたっけ?

 何て言って、謝って許してもらったっけ?

 あの時は本当に怖かったな〜ガーンガーン

 別人みたいに、ボクの事を怒ってたもやもやもやもや



 わかったハッ

  ごめんなさいだ!



【師匠】

そうだ、それだ。

 何でもいいから、自分の思う様に

 やってみなさい




(ダルちゃん)

『ごめんなさい』



(狛犬軍団B)

小僧、ごめんなさいは

 間違いではないが

 どうせならこう言えばどうだ。

 申し訳ございませんでした。

 もう今後一切この様な事は

 致しませんってな。


 それとあとあれだ、ボスに対してもだ。

 ボスへの寛大な措置に対しての

 感謝だな、言ってみな。

 自分の口でな

 


(ダルちゃん)

『長くて覚えられるかな…

 申し訳ございませんでした。

 今後一切この様な…』


 


 こちらのボスへの…感謝します』


 【師匠】

こうして謝っているし

 これでいいか、A?



(狛犬軍団A)

はい、ボスがいいなら

 何も言いません

 


【師匠】

Bは?


狛犬軍団Bさんは、ダルちゃんが

軍団の者でもないのに

ボスに対して

ボスと呼ぶ事に注意をします。



 

こうして、ダルちゃんは

自分の主に対しては、主と呼ぶ事

また謝罪の仕方を学んだわけですが

師匠の方から、ある提案がありました。




【師匠】

B、少々口は悪いが

 お前は下への面倒見もいいし

 何より、どんな相手に対しても

 同じ目線で話しを聞いてやる事が

 出来る。そこは、俺も見習わないと

 いけないな。

 



 また礼儀作法もちゃんとしている。

 教え方も分かりやすく、人望もある。

 お前さえよければでいいが…

 この者の面倒を少し、

 見てやってはどうだ?

 次の世代の育成という事で





(狛犬軍団B)

それはどう言う意味でしょうか?

 うちの者では無いですよ。

 それなのに

 こいつに教えるという事ですか?



【師匠】

それはあくまでも、礼儀作法という

 意味だ。何も俺達の戦術を教えろと

 言っているのではない。

 今は敵ではないが

 いつ、敵になるかもしれない奴に

 教える程、そんなお人好しはいない

 からな




(狛犬軍団B)

それなら分かりました。

 抜けた所もありますが、

 愛嬌のある奴です爆笑

 コイツならいいですよ




【師匠】

まあ、お前位になると

 そんな暇は無いかもしれないがな。

 忙しければ、他の者で構わない。

 誰かいるか?


 


(狛犬軍団B)

そんなに褒めて頂き光栄です照れ

 当たり前の事を皆に言っているだけです。

 仰る様に今忙しくて、その者の相手を

 している暇はありません。



 俺もよくは知りませんが、

 部下に面倒見のいい奴が居る様なので、

 そいつに任します。

 また俺が暇な時は、俺が直々にコイツに

 指導します。

 もし、次ボスに会った時は失礼の無い

 様に…俺がビシビシしごきますグラサン

 小僧いいな⁈

 


(ダルちゃん)

『断る事なんて、出来ないでしょう汗うさぎ

 今のこの空気で〜ぼけー

 よろしくお願いしま〜す』




こうして、ダルちゃんは師匠許可のもと

狛犬軍団との交流が許可され、

(事前に係の者を通す事)

狛犬軍団Bさんの配下の者に指導を受ける

事も、異例の指示を受けました。




まだまだ続きますが、年内はここまで。

早く書かないと忘れてしまいそうでは

ありますアセアセ (メモ書きはしてます)




今年は私にとっては、激動からの

反省、そして気づきの1年でした。





これを全部詳細に書くと、きっと

皆さまが知りたい答え(私も含めて)が

含まれています。

書いてはいけない事も含まれるので

調整しながらには成りますが、

私も思い出した以上

かつて師匠と、軍団さんと交わした約束を

果たしたいと思いますニコニコ







門松それでは皆さま良いお正月を門松

    絵馬お迎えください鏡餅


       龍龍龍