こんにちは、笑里(エリ)です照れ
本編にはいります。

師匠は、逃げた者や関係した者を
連れて来いと命じました。
程なくして連行され、
事情聴取が始まりました。



どう言うことか説明しますと、
ある男性の眷属さんが
格上である師匠が出向いてくる。
それには失敗は許されない。
少しでも良いところを見せたい。
けれど、自分たちだけでは不安だ…と。



知り合いから、女の子の情報を
得ました。
こちらの部分に関しては見えないので
私の憶測になりますが、
師匠が来るまでに、何とかしようと考えた
苦肉の策なのでは?と思います。



何故ならいつもなら予定時間ぎりぎりか?
予定よりオーバーするのが
この日に限っては、40〜50分も早く現地
に到着しましたから。



そして、集合がかかった師匠の軍団の中
には、この女の子の狛犬さんも、
紛れていました。
一旦は逃げ切れたと思ったのですが、
使いの者に、『褒美を貰える』と聞き
群衆の中を掻き分け
跳ねる様に、喜んで帰ってきました。


(女の子の眷属ダルちゃん)
『ここで褒美を貰えると聞いたんですが
 どこですか〜?
 褒美っていったい何です?
 金銀財宝?音譜あれですか?これですか〜?音譜
 何なら自分はあれがいいなぁ(妄想中)


割とお調子者な感じです。


ただならぬ現場の空気を察しガーン
直ぐに平謝りアセアセアセアセ



師匠に事情を聞かれ
 【師匠】
どう言うことだ、俺のところの者
 皆が聞いている前で
 自分の口からきちんと説明しろ、
 やましい事が無ければな。



 事情は分かった。
 本来なら叱るべきところだが
 あの男の為と、お前の主の顔を立てた
 所は誉めてやる。
 本音は、違う所に合ったようだが、


師(ここで口に手を添えて
  視線はカメラ、口パクで
  こいつは自分の事しか考えてないねん。
  困ったやつ、若いし世間知らずやから
  しゃあないわまだまだ知らない事だらけ。
  憎めないやつ、可愛い所があって
  あまりよくは考えない奴だ爆笑
  


 今は細かい事は言うまい。
 ただスパイみたいな事は、
 許し難いがな。

 次は絶対に許さんぞ!
 どう言う意味か分かるな?



(ダルちゃん)
『おー怖っ
 どんな意味かって、そんな事分からないけど
 ここは一応謝っておくべきだよな
 後で面倒くさそうだしえー心の声)
 とりあえず謝るとする…を言う前に叱られます。



【狛犬軍団A】
おいっ、お前、ふざけてんのか!
 全部聞こえてんだよムカムカ



(ダルちゃん)
『ギクっガーンガーン
しまったアセアセ つい、いつものクセで…
  ※留守番をする事が多かったので
   独り言が多い。

 声に出てた?』



【狛犬軍団A】
舐めてんのか!
 何なら今、俺がお前をぶっ潰すぞムカムカ
 ボス自ら手を下す者でも、ねぇですで



【狛犬軍団B】
やっちまえーグー



【師匠】
黙れっ!  緊張感が漂います。
 よし、静まったな⁉︎
 俺がいい、今回だけは許すって
 言ってるのだから
 許してやれ、俺に免じてな



【狛犬軍団A】
それでは俺の気がおさまらねぇ
 謝るまで許しませんよ。



【師匠】
では、どうすればいい?
 俺が代わりに謝れば、お前の気は
 晴れるか?
 すまない、俺の監督不行届だ、
 忙しさにかまかけて
 目が行き届かなかった、
 頭として皆に謝る、許してくれ。
 お前からも、ちゃんと皆に謝りなさい
(ダルちゃんの事)



(ダルちゃん)
『申し訳ございませんでした。
 もう今後一切この様な事は致しません。
 こちらのボスへの寛大な措置に感謝します』



【狛犬A】
ボスは、一体いつからお前のボスに
 なったんだよ? あーんむかっ
 そう言うところなんだよな、坊ずは
             (若いって事)                   
 お前は自分の主から、
 ちゃんと躾られていないのか?
 
 この世界には、ちゃんとしたルールって
 ものがあって、礼儀を弁えるものさ。

 お前の主は、そういうのは
 知らないのか?
 それとも教えていないのか?
 



【狛犬C】
こいつのところは何でも、小娘が、
 おっとあせる口が滑った。
 女の子?少女が主らしいすよ。』



【狛犬A】
そうか、なら仕方ないなあせる
 お前がこうなっても…とは
 ならないぞ!
 ルールはルール。
 もっとしっかり勉強して、修行に励め。
 今回は、うちのボスに免じて
 許してやる。
 うちのボスに改めて感謝しろ。

 

(ダルちゃん)
『お許し頂き、有難う御座いました。
 

【師匠】
次は絶対に許さんぞ!



ダルちゃん)
『はい、もう致しません。
 今後は、交流も禁止でしょうか?』



【師匠】
いや、それは構わない
 


(ダルちゃん)
『その際には、貴方様を通してと
 そう言う事でしょうか?』



【師匠】
何や?様付けか?
 気持ち悪いな笑
 影では呼び捨てにしてるやろグラサン



(ダルちゃん)
そんな事は一度もありません。
 ちゃんと、さんは付けてます』
 


【狛犬B】
あいつ、また我等のボスを
 さん付けやて!ムキー
 分をわきまえろ物申す
 お前みたいな者がさん付け何てな…
 我等とて、そんな事は口にした事は
 無いぞ。
 こいつ、一回懲らしめましょうか



【師匠】
いい、いい、そんな事は。
 コイツはうちの者じゃないしな。
 うちの者でそんな事を言う奴は
 あれやで、勿論な
 分かっているだろうけどグラサン


 さっきの話やけど、俺も忙しいから
 そんな下々の事迄、聞いていられない。
 誰か担当の者はいるか?

はいパー

 あぁ、あいつを通すといい。
 

(ダルちゃん)
『有難うございます』



【師匠】
今日から、いや今から俺の知らぬ所で
 そんな勝手な事をする者は、追放だ!
 皆聞いているな!
 今からだぞ!



こうして、また新たなルールが
制定されましたニコニコ





まだ話は続きますが
先に後から知った裏話をひとつ。
実は、空からの見えない大きなカーテンを
かける際に、全く関係の無い龍が、
ヒマそうに泳いでいました



大丈夫だろうと思って掛けたのが
一緒に中に入っていた様でアセアセ
この龍が、逃げなかった。



コレがまた噂好きで、お喋りな龍です。
主もまた、そんな感じの方。
こういうのを見ると、つい誰かに
尾ひれを付け話してしまう様なアセアセ
そんな龍です。



そっくりそのままコピーすると
いいネタが出来たぞー
って、カーテンが開くと同時に
飛び出して、逃げて行きました。



一刻も早く誰かに話したい笑
そんな気持ちが強いみたい。
もし、何処で同じ話しを聞いたり
見たりした場合は、その龍の主?
若しくは、その龍と同じ様に噂話好きな
類は友を呼ぶネットワークから
情報を得たのでしょうニコニコ






続く