信長公のお話しは、時期が来れば
いずれ全貌を明らかにしますね
何でこんなに繋がっているのか?
判りましたよ
あれはですね、
私と姉弟子と師の3人で確か…
とある山中の神さまに呼ばれて
出かけた時の事です。
夏の頃で、まだセミが鳴いています。
『とりあえず、誰も来ないか確認して!
いなかったら始めよか』
師の言葉に3人で見たところ特に誰もいません。
『もう一回、念の為に見て〇〇。
大丈夫か? 』
姉弟子『はい、大丈夫です』
『笑里は? そっちは大丈夫か?
さっきキョロキョロしとったけど
ほんまに大丈夫か?
異常はないな?』
『多分大丈夫だと思います。
私の氣のせいだと…』
『そうか、俺もな、
ちょっと何か違和感あったんやけど、
まあ、見た感じ誰もいないから…
始めるわ』
暑いようで、師は汗が滴り落ちています。
『ちょっと誰かいてるやろ〜
龍神、すまんが雨降らしてくれへんか』
すると、太陽がギラギラ出ているにも
関わらず、雨がパラパラと降ってきます。
ご神事を終え、師がまた話し始めました。
『しかし暑いな、そうは思わんか、
これは異常な暑さやな。
さっき祝詞あげてる時から
急に暑なったんや』
『それは、私達も思っていました。
2人で暑いよねって話していたところです。
こんな山の中なのに、暑いですね』
『ところで、さっきからな、
変な奴が俺達の上空を一定の距離を
保ちながら飛んでるねん。
向こうに飛んで行ったかと思ったら
また戻って来てな、あいつ…
バレて無いと思ってんのか?』
『どんなものなのですか?』
『最初、大きさから言うて飛行機かと
思ってんけど、何か飛び方が変やし
次は鳥か?と思ってんけど、それも
ちょっと違うねん…何やろな⁉︎』
不思議そうな顔をしながら
考えています。
降っていた雨が止み
少し気温が下がりました。
山の中なのですが、さっきと違い
遠くの方で、セミが鳴いています。
人は、私達3人だけです。
『それからな、ずっと俺達の事を
あの上から見とる奴がおるねん。
さっきから飛んでる奴や!
来た時はおらんかったのに。
行ったり来たり…何度もしとる。
向こうに飛んで行ったか思ったら
又戻って来てな。
旋回したりしてんねん。
バレてない思ってんのか、
ほんまおかしな奴やな』
余程気になるのでしょう…
ずっと見ていらっしゃいます。
続く▶︎