セッションをしていて
「私、これ持ってないんですね・・・」
と嘆かれるお客様が多いのが
通変星の人脈の星(偏財・正財)と知性の星(偏印・印綬)です。
おそらく四柱推命における「人脈=金脈」というお話を
どこかで聞かれてのことではないかと思うのですが
「偏財・正財がある=お金が入る」ではありません。
「人脈=金脈」という考え方は
「人がお金を連れてくる」に基づく考え方です。
お金は自然発生するわけではありませんので
「誰か」がお金を運んできます。
そこから「偏財・正財がある=お金とご縁ができやすい」と言われます。
そんな偏財・正財には大きな弱点があります。
それは相手が自分と同じことを期待することです。
自分が気遣うように相手に気遣ってほしいと望みますし
自分が相手を喜ばせたように相手が喜ばせてくれることを期待しますし
自分が相手にしてきたことが相手から返ってくることを待ち続けます。
自分が相手にそれをし続けているからです。
そしてそれが自分と同レベルであることを
無意識に相手に要求してしまうのです。
それをはっきりと口に出さずに
察してほしいとも思います。
要するに相手を自分と同一視してしまうのです。
つまり「自分と同じ」であってほしいと願います。
偏財・正財はよく
なんで私は報われないんだろうと考えます。
それは自分が望むレベルに
相手が達していないと考えてしまうためです。
自分だったらこうするのにと考えてしまって
相手がしてくれたことに感謝することを忘れてしまうのです。
その結果、相手のことを雑に扱うので
自分も雑に扱われてしまいます。
私ひとり頑張ってるのに、全然報われない!と思うときは
偏財・正財がこじれているときかもしれません。
自分だったらこうするのにと思うことがあるのでしたら
まずは自分で自分にそう思うように接してみてください。
とはいえ、人脈の星(偏財・正財)が
お金を稼ぐのに向く星というのは間違いありません。
ただし、目に見える財よりも目に見えない財のほうが大きいのも
これらの星の特徴でもあります。
命式に偏財・正財を持つ方の稼ぎ方の詳しい方法や
偏財・正財がない場合の稼ぎ方については
個人セッションでお伝えしています。
偏財・正財がなくとも大きな金脈を得ることは可能です。
自分や周囲の方が持つ特徴を知ってもっと豊かになる方法については
四柱推命講座でお伝えしています。
<関連記事>