天中殺(空亡)はすべての暦に適用され、12のサイクルで巡ります。
ですので、どの方にも12年、12ヶ月(1年)12日ごとに巡ってきます。
天中殺の時期がない方はおられません。
なので、天中殺の年でなくても天中殺の月や日はありますし
天中殺の年に天中殺の月、日が重なることが出てきます。
先日、セッションのときにお客様に
「天中殺の年に天中殺の月が重なると悪いことが起きますか?」
とご質問いただきました。
そのときもご回答させていただいたのですが
天中殺に天中殺、もしくは他の悪い条件が重なると
「悪いことが起きることもあるし、むしろチャンスとなることもある」
となります。
今ちょうど私が天中殺の年の真ん中です。
(私の占いでは天中殺を3年、3ヶ月、3日で取ります)
天中殺の月が重なったのが2022年1〜3月。
何が起きたかというと、新型コロナにかかりました。
「病気にかかること」を「悪いこと」ととらえるなら
これは天中殺に天中殺が重なったことで悪いことが起きた例となります。
ですが、このときは
・かかったけれども重篤化しなかった
・家族がいたので飢えることもなかった
・家族の誰にもにうつらなかった
・ご予約いただいていたお客様がいらっしゃいましたが、オンラインで対応できた
・この月は推しのライブがあったが、自宅隔離期間が終わってからだった
とさほど悪い条件はなかったのです。
(夫と娘は濃厚接触者になったので出勤・通学できなかったのは申し訳なかったです)
この時期、自分の事業が順調だったのに
8月からダブルワークをしていました。
週2日の勤務とはいえ、携帯を職場に持ち込めなかったので
お客様にすぐの連絡ができなかったり
アイデアを思いついてもメモすることができず
それが結構なストレスになっていました。
また、天中殺の月の始まりであった1月に
派遣の人数を減らす、当初と違う曜日に勤務変更と言われたり
12月で期間満了にしておけばよかったなと思うことが出てきました。
たぶん、いろいろあって疲れてたんですね。
天中殺の時期に起こる悪いことは
「悪い顔をした良いこと」ということが意外とあります。
▶︎天中殺の活かし方
この時期があったことで、私は自分の仕事量を見直し
派遣は期間満了とすることを決めました。
(なかなか辞めさせてもらえず5月まで行きましたが)
これがなかったら、派遣の仕事を今でも続けていたかもしれません。
四柱推命では悪い条件のことを破壊条件と呼びます。
破壊条件は自分を破壊する条件ともなりますが
自分を変えるための原動力となります。
「名探偵コナン」をご存知の方には
この映画に天中殺の生かし方のヒントがあるとご紹介します。
ネタバレになるので詳しくは書きませんが
この映画のラストのクライマックスシーンが天中殺を生かすときのイメージです。
そして天中殺を爆発的なエネルギーとして最大限に生かすためには
自分が自分の命式の要素を生かしていること
つまり
自分が自分のやるべきことをやっていること
が条件となります。
たとえば羽生結弦選手がオリンピックで金メダルで連覇したときが
天中殺の年、天中殺の月のタイミングでした。
もしも羽生選手が自分の成すべきことをしていなければ
この連覇はなかったかもしれません。
普段だったらできないかもしれないことが
破壊という変わるための大きなエネルギーの後押しを得て成し遂げることができる。
それが天中殺が重なるときに起こり得ることなのです。
自分自身のタイミングが知りたい
いつが天中殺なのかを知りたいという方は
個人セッションでお伝えしています。
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