四柱推命鑑定師の伊藤 恵利子です。
12ヶ月のうち3ヶ月、12年のうちで3年の天中殺と違い
20年続く天中殺を大運天中殺と言います。
※自分がいま大運天中殺の時期かどうかは
赤で囲まれている2箇所を見ます。
①の箇所の上段の漢字2文字（ここでは辰巳）が
②の赤枠内、黄色枠の漢字2文字の右側にあるか確認します。
この例であれば31歳から51歳が
大運に天中殺がきている時期＝大運天中殺の時期となります。
（ご自分の大運天中殺の時期を知りたい方は鑑定にお越しください）
天中殺というと悪い印象、怖い印象を抱く方が多いもの。
それが20年続くと聞いたら
怖いと思ったり、身構える人が
いらっしゃるのではないでしょうか。
この大運天中殺がどういう状態なのか
飛行機にたとえてみます。
飛行機に乗ったことのある方はご存知だと思うのですが
離着陸の際に飛行機は揺れます。
乗客もキャビンアテンダントさんたちも着席して
シートベルトを着用しなければなりません。
飛行が安定してはじめて、シートベルトサインが消えます。
普段の天中殺はその離着陸の際の揺れのようなものです。
シートベルトがあるから行動は制限されるし
揺れが怖いと感じる人もいる。
対して、大運天中殺は乱気流の中を行く飛行機に似ています。
気流が乱れているので、飛行中ずっとシートベルトをして
着席していなくてはならない。
自分の身体を自由に動かせないというのは
想像以上のストレスになります。
常に揺れる飛行機に、生きた心地がしないだろうし
機内で乗客の手助けしてくれる
キャビンアテンダントさんたちも動けない。
墜落したらどうしよう。
そんな思いが湧いてくるかもしれない。
自分の人生という飛行機の中で、
あなたはただの乗客ではありません。
あなたはパイロットで
キャビンアテンダントで
そして乗客です。
乱気流の中を行く飛行機の操縦桿を
握っているのは自分自身。
飛行機はそんな簡単に落ちたりはしない。
だって操縦桿を握っているのは、あなた自身なのですから。
もし墜落すると思っていたとしたら、
それは前提や思い込みといった
ネガティブな思考に囚われている証拠。
人の脳はネガティブな情報が残りやすい。
それは天敵が多かった人類にとっては
生存手段のひとつでした。
けれども天中殺は、生存を脅かすようなものではありません。
天中殺＝悪いことが起きる時期だと思って過ごしていたら
良いことも見逃してしまうし
悪いことすべてにサインを求めてしまったりする。
草履の鼻緒が切れたら悪いことが起きるって言うけど
そのおかげで誰かが助けてくれるかもしれない。
鼻緒のことばかり気にしていては
大切なことを見落としてしまいます。
大運天中殺の期間中は
乱気流の中を飛行しているようなものだから
常時揺れて不安がいっぱいかもしれない。
けれどその揺れさえも
新たな目的地に着くまでの大切な時間だ。
その渦中にいたらこんな状態がどれくらい続くのかと
思うかもしれないけれど
あなたが操縦桿を持つ飛行機は落ちたりしない。
行き先も見失うことはない。
飛行機の中にいるあなたは守られています。
飛行機というのは本当に細かい部分まで丁寧に整備されている。
飛行機に関わる人たちはそれだけプロ集団なのだ。
もしあなたが大運天中殺の期間に不安があるのだとしたら
それは自分のメンテナンス不足からくるものなのかもしれない。
自分の体力や気持ち、周囲に気兼ねしておざなりになっている
自分自身の心も身体もいたわってあげる時期
それも天中殺の期間の一側面です。
着陸したあとは新しい始まりの時。
大変だった飛行を終え、
新しい土地へやってきたあなたは
少し成長していることでしょう。
そして新しい旅路に、軽やかに出発できるのです。
自分の天中殺がいつなのか
天中殺の過ごし方について詳しく知りたい方は
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