四柱推命鑑定士の伊藤恵利子です。
天中殺の話をするとお客様から否定的な感想が返ってくることが多いです。
今天中殺の時期ですねと申し上げると
だめな時期なんですよね?と心配されます。
天中殺は断捨離の時期
そうお伝えすることが多いのですが
先日、私の日常で起きたことが
天中殺の活かし方のヒントになるんじゃないかな?と思ったので
記事として書いてみます。
私は天中殺の月の真っ最中。
天中殺の時期というのは、大きなことは起きないのですが
小さなトラブルが続いたりします。
エレベーターが目の前で閉まったり、
肌荒れが治らなかったり、
電話とったら訳わからん電話で怒鳴りつけられたり(全部実体験です)
ついてないーと地団駄踏みたくなる感じです。
そんな先日、自転車をとられました(後から見つかりました)
なくなった当初は
不便!
とか
なんでとられてん!
という怒りの感情いっぱいだったのですが
日が経つにつれて違和感がぽつぽつと出てきました。
日々持つバッグを変えたので、自転車に乗るとき不便でした。
そもそも駅まで急ぐような出社時間ではなくなり
自転車が必要だった重いたくさんの荷物も
子供たちの成長につれて減っていきました。
ただ楽というだけで自転車を選んでいたんですね。
惰性で。
それに気づいていながら
ずっと見て見ぬ振りしていました。
天中殺はこういったことが起きやすくなる時期です。
一見不幸
でもあとから考えたら
あそこが転換点だったんだと気づくようなこと。
今回の私の例だと
自転車が自分の思考、生活習慣など
様々なことを考え直すきっかけとなりました。
四柱推命では運気は12のサイクルで一巡りします。
ですので12日に3日、12ヶ月に3ヶ月、12年に3年
天中殺が巡ってくるのですが
自分を見直すきっかけや整理する時期なんだと考えたら
必要以上に構えなくて良くなるかもしれません。
私たちの手はそれほど大きくはありません。
持てるものは有限だから
それでいいのかと常に自分に問い続けなければならないのですが
楽だからとか惰性でついそのままにしてしまいます。
それによって本来持てたかもしれない
もっと素晴らしいものを逃しているのかもしれない。
だから天中殺の時期は誰にも必要なのだと私は思っています。
そして、この12のサイクルの天中殺とは別に
20年続く天中殺があります。
それが大運天中殺です。
次はこの大運天中殺について解説します。