関係記事

 

‐マスコミは常に大企業の「支配下」である‐

 

‐強欲者が世界を滅ぼす‐

 

 

 

『バラク・オバマ アメリカ合衆国第44代大統領』 (Wikiより)

 

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%90%E3%83%A9%E3%82%AF%E3%83%BB%E3%82%AA%E3%83%90%E3%83%9E

 

 

マスコミに載らない海外記事 『ワシントン帝国主義の表看板オバマ』 2019年7月13日(土)

 

2019年7月6日
Paul Craig Roberts

 

クラリティー・プレスは、今時、官許言説でなく、本当の情報を提供するのをいとわない著者にとって良い出版社だ。最新の例は、ジェレミー・クズマロフのオバマ評価『Obama'S Unending War (オバマの果てしない戦争)』だ。第44代大統領は、大企業支配とワシントン帝国主義にとって、うってつけの傀儡だったように見える。https://www.claritypress.com/product/obamas-unending-wars-fronting-the-foreign-policy-of-the-permanent-warfare-state/

 

イスラム教七カ国に爆弾を投下したオバマは「無人機王」で、ホンジュラスで民主政治を覆し、カダフィを打倒し、殺害し、シリアでアサドに同じことをしようとし、ウクライナで民主的に選ばれた政府を転覆して、ロシアとロシア大統領を悪者にし、民主的に選ばれた中南米のモラレスやチャベスやオルテガ大統領を弱体化させたり、打倒したりし、しらじらしいうそをつき、軍安保複合体とグローバル資本主義者の支持を得ていた。これら犯罪的仕業の締めくくりで、オバマ政権は適法手続きなしで、嫌疑だけでアメリカ国民を殺害する政策を採用した。オバマと横に座るジョン・ブレナンCIA長官が、顔写真と、誰が作ったかわからない経歴からテロリストと推測される人物を選び、毎週火曜日に処刑命令が出された。「中には17歳にしか見えない十代の女性もいた。」

 

残虐行為を防ぐという名目で、オバマ政権は大量の残虐行為をした。その結果の一つが、彼らの家を破壊し、家族を殺し、体を不自由にした兵士と爆弾を送ったために、アメリカ人やヨーロッパ人やオーストラリア人やカナダ人を憎悪して当然の難民の、アメリカや、帝国の同盟諸国への大量流入だ。

 

オバマは残酷な帝国にとって完ぺきな表看板だった。黒人の血が入っているから、人道的で、ジョージ・W・ブッシュ政権が軍靴で踏みつぶした肌の黒い人々に思いやりがあると説明することができた。イリノイ選出の一期目上院議員には支持者も政治基盤もなく、組織化された強力な既得権益集団に立ち向かう能力はなかった。大統領の座に据えられると、独立した政府を破壊し、石油の流れを支配し、中東に対するワシントンとイスラエルの覇権を確立しようと努めて、巨大な政治力を持つひと握りの支配者集団が望む暴力と大混乱をひきおこした。

 

オバマに関するクズマロフの記事は、多くの人々が報じているワシントン介入モデルと合致している。たとえば、スメドリー・バトラー将軍: https://www.paulcraigroberts.org/2019/05/27/something-to-think-about-on-memorial-day/。(日本語訳は、こちら)ジョン・パーキンスの『エコノミック・ヒットマン』や、スティーブン・キンザーの『ダレス兄弟: 国務長官とCIA長官の秘密の戦争』。違いは、オバマは、自分が支配している企業の隠れみのになってるのを自覚していたのに対し、バトラー大将は、初めは、ニューヨークの銀行とユナイテッド・フルーツ社の権益ではなく、アメリカの権益を擁護していると思っていたことだ。パーキンスは、彼が働いていたプロジェクトの標的にされた国を助けていると思っていたし、ダレス兄弟は大統領と無関係に活動していた。オバマは自分が誰に仕えているか知っており、自己欺まんで苦しむことはなかった。

ドナルド・トランプは大統領職の自立を回復しようと試みて、ロシアゲートのぬれぎぬで、はめられた。大統領の権威を回復できるのか、それとも以後、大統領職は支配体制の傀儡となるのかどうか見るのは興味深い。

 

Paul Craig Robertsは元経済政策担当財務次官補で、ウオール・ストリート・ジャーナルの元共同編集者。ビジネス・ウィーク、スクリップス・ハワード・ニューズ・サービスとクリエーターズ・シンジケートの元コラムニスト。彼は多数の大学で教えた。彼のインターネット・コラムは世界中の支持者が読んでいる。彼の新刊、The Failure of Laissez Faire Capitalism and Economic Dissolution of the West、HOW AMERICA WAS LOST、The Neoconservative Threat to World Orderが購入可能。

 

ご寄付はここで。https://www.paulcraigroberts.org/pages/donate/

 

記事原文のurl:https://www.paulcraigroberts.org/2019/07/06/obama-front-man-for-washingtons-imperialism/

 

マスコミに載らない海外記事 『ワシントン帝国主義の表看板オバマ』

 

http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2019/07/post-eee8d1.html

 

 

・オバマが戦争狂!? リベラル大統領だったんじゃないの

 

既成マスコミでは「そのような評価」だったようで、日本語話者の間で左からは「人権大統領」ともてはやされ、右からは「極左大統領」という、とんでもない勘違いとデマが蔓延り、いずれも事実は真逆にあります。

 

 

‐れいわ新選組の「支持者」に苦言を申す‐

 

英語ブロガーMichikoさんとのディスカッションでも、オバマ氏の「行動」について、人類で初めて中東でドローン虐殺をおこない、オスプレイのような超危険なヘリを、日本の地で飛ばしたのは彼が下した「決定」です。

 

こうした事実を知ったとき、私は怒りと戦慄が入り混じった感情を覚えた。

 

 

・貶められたトランプ 血も涙もない侵略主義者オバマ

 

以下の記事をご覧ください。

 

"Exceptionalism" and "America first"

 

今回の『マスコミに載らない海外記事』さんと同様、Michikoさんもポール・クレイグ・ロバーツ氏の翻訳を重ねて発表されています。

 

そこでの内容は、一昨年の『シャーロッツビル事件』をきっかけに、NPRを初めとした米マスコミは、事実とは異なる形でトランプ氏「差別主義者」と罵り、アイデンティティ・ポリティクス(似非人権政治)を仕掛けたこと、もはやそれはプロパガンダのレベルにまで陥り、彼に投票した有権者たちは分かっていたであろう、本来の『アメリカ・ファースト』という意味も、恣意的に歪められ、白人至上主義者やナチを煽動するためだけの道具だと攻撃した。

 

もともと、トランプ氏が選挙公約(2016)に用いた『アメリカ・ファースト』は、グローバル大企業を搾取され尽くした貧しいアメリカ人たちの利益を復活する意味で用いられ、それは今回の日本の参院選で、『れいわ新選組』山本太郎代表がおっしゃられた『ジャパン・ファースト』と同じ意味だったのだ。

 

トランプ大統領に至っては、冷静に考えて、一代で財を成すほど卓越した経営者がゆえ、人並み外れた頭脳の持ち主なのは明らかです。

 

しかし、喋る内容は絶望に「言葉足らず」だった。

 

日本では報道されない「このごろのドナルド・トランプ」

 

そこにマスコミは付け込んだのです。

 

『アメリカ・ファースト』は、まさにその典型。他にもブロマンス(金正恩氏と恋に落ちた)だとか、イランロウハーニ氏「間違いなくラブリーな男」と表現して、とことん既成権力から悪人に仕立て上げられた。

 

そしてここからが重要です。

 

散々、トランプ氏を差別主義者だと罵るNPRやその太鼓持ちメディアたちが無視している点がある。それは、かつてブッシュ氏チェイニー氏、そしてオバマ氏ネオコンらが掲げた「アメリカ人は(他国人と比べ)例外なのである」だとか「アメリカだけが、使い捨てぬ国である」とか、それが世界の戦争経済で成り立つアメリカの本質として語った『アメリカ・ファースト』を、当時の米国リベラルや左翼・進歩派知識人たちは、何一つ文句を言わなかった。

 

これって、おかしくないですか?

 

貧しい人たちを助けるために、トランプ氏は『アメリカ・ファースト』を掲げ、そうした正しいことは叩かれ、一方では、アメリカの戦争(干渉)政策を肯定し、そのために他国を蔑ろにしても良いという発想を全面展開したオバマ氏や他の軍産複合体ヒモ付きの政治家たちは、堂々とのさばる現実。

 

さらに、2016年の大統領選挙のとき、米民主党のヒラリー氏が「気の毒な人たち」と蔑んだアメリカの貧しい低所得者層、主に2つの沿岸地域であるアメリカ北東部とウエストコートに住む人たちが、まさに「革命」を起こし、米民主党をはじめとする大企業やエスタブリッシュメントたちをバックにする連中から、政治権力を奪って、トランプ氏を当選させたのです。

 

 

・そうした背景からきた『ロシアゲート』問題

 

こうしたバリバリの既成エリートたちが「敗北した」こと日々生きる価値もないと見下していた「貧乏人たち」に負けたことが、権力側にとって最大の屈辱であり、断じて認めることのできない失態だとして、トランプ氏がロシアのプーチン氏と「手を組んで」、オルタナ右翼などという造語を作ってまで、フェイクニュースによって当選したのだと「難癖」を付けた。

 

トランプ大統領は、公約として『ロシアとの講和』を掲げており、合わせて中東の米軍撤退駐留米軍の削減等々、アメリカが自国の言うことを聞かない国を爆撃して石器時代に叩き込むことをしていた人たちにとって、「ほとほと困る政権」であったのは、疑いようのない事実でした。

 

 

・物事の本質

 

結局のところ、彼が大統領選挙に当選してからというもの、一度は狼狽したお偉方たちによる「トランプ追い出し作戦」現在も進行中であり、時にはアイデンティティ・ポリティクスを強いたり、陰謀論の濡れ衣を着せたりして追い込み、徐々にトランプ氏を「タカ派」させることに成功している。

 

日本の人たちに述べたいことは、アメリカのリベラルは決して「私たちの味方」ではなく、彼らも『アメリカ例外主義』に突き動かされ、トランプ氏を攻撃し(アンティファの蛮行など)、ロシアとの緊張を低下させ、米国を「戦争国家」から卒業させようとする氏の行動を邪魔し、無論その背後には、軍産複合体をはじめとする大企業群やネオコン、構築される利権に群がるイデオロギーやマスコミによって、絶えず「主流言説」なるものが構築され、スケープゴートにされる国や人が今も量産中なのです。

 

‐『良心』だけでは生きていけない世界‐

 

ソーシャル・メディアを利用するのはゲシュタポ警察国家を支援するのと同じ

 

最大のアサンジ擁護アカウントをツイッターが削除

 

 

<参考資料>

 

・マスコミに載らない海外記事 『ワシントン帝国主義の表看板オバマ』

 

http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2019/07/post-eee8d1.html

 

・Cluttered talk blab blab blab 『"Exceptionalism" and "America first"』記事

 

https://ameblo.jp/cluttered-talk/entry-12302042798.html

 

・同 『日本では報道されない「このごろのドナルド・トランプ」』記事

 

https://ameblo.jp/cluttered-talk/entry-12409400425.html

 

 

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