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豆料理食う

もう6日だというのに、まだ豆を食べていない。


バレンタインには興味が無いけれど、節分の豆を食べなければ私の二月は始まらない。

なぜかはわからない。しかし食べなければいけない気がする。

バレンタインがあるとチョコレート業界にとっては経済効果があっていいのだろうと思う。

まあ豆も同じだが。

ちなみにチョコレートはもらう分には歓迎。

チョコレートは好きだ。


巻き寿司は食べた。

3日だったか4日だったか、買ってきた巻き寿司がまるごと一本、パックに入ったままテーブルに並べられていて、朝ご飯にそれを丸かぶりしなさい。と母は言った。

まさか朝から一本は食べられないし、家族が食べることを考えると丸かぶりも気がひけたので普通に切って食べた。

節分に食べるお菓子(よくわからないけれど巻き寿司のように巻かれた和菓子、あんこが入っていた)も食べる。

恵方を向いて食べろと書いてあったがどの方向かわからなかったので、適当な方向を向いて食べた。

巻き寿司はあまり好きではない。

かといって特に憎んでいるわけでもない。

食べろと言われれば食べる。

だが自分から進んではあまり食べない。

巻き寿司に何ら特別な感情は抱いていない。

私の心の中に占める割合は限りなく小さい。


豆は好きだ。

特に乾いた豆が好きというわけではないけれども、ほぼ毎年、節分には食べる。

あまり消化によくないかもしれないが、律儀に歳の数食べる。

そういうどうでもいいことを守るのが好きなのだ(元々は意味があるのだろうけれど)。

私の弟ならそんなことは下らないと吐き捨てるだろうが。

80歳になっても歳の数豆を食べる人でありたい。


豆乳が好きだ。

飲みやすいように味を調整してあるものをよく飲む。

調整豆乳はなぜかマルサンのも紀文のも、緑のパックだ。

昔はマルサン派だったが今は紀文派だ。

私は牛の乳ではなく豆の乳を飲んで育ったのだという。

けれどもそんな事はまったく覚えていない。


豆まきは近年していない。

昔はきゃあきゃあ言いながら玄関に撒いたりしていたのに、いつからかやらなくなった。


まだ節分の豆の小さいパックがひとつ、残っているはずだ。

明日必ず食べよう。

歳の分だけ。

そして家族には散らかしたといって嫌がられるかもしれないけど、ちょっとだけ、撒こう。